まずは将来のエネルギー資源を確保していくカギとなる「もんじゅ」現場レポートです!
そもそも私いき愛子、福井県に今回初上陸でした!
秋晴れの最高の快晴日にまずは「もんじゅ」へ!!
日本のエネルギー自給率はわずか4%!世界先進国の中でも最低レベルですが、このエネルギーを自国で賄える可能性を秘めているのが高速増殖炉「もんじゅ」。
「もんじゅ」について原子力専門の大学教授の方と、現地の職員の方に今回様々なお話しが聞けました。
原子力発電は燃料としてウランを使いますが、ウランには燃料となるウラン235が0.7%。燃料とならないウラン238が99.3%含まれています。
ウラン238は中性子を吸収すると燃えるプルトニウムに変わり新たな燃料をすることができます。
高速増殖炉は、プルトニウムを燃料として利用しながらウラン238をプルトニウムに変えていく原子炉です。
原発から出る使用済燃料の再利用が可能となり、核燃料を限りなく生み出せる「もんじゅは」は「夢の原子炉」と言われております。
「もんじゅ」の特徴として、通常の軽水炉の原発では冷却に水を利用しますが、ナトリウムを使います。
見学では実際に固体のナトリウムを包丁できったり、液化したナトリウムをみせてもらいました!!(写真は福井県で活動している幸福実現党福井県本部の白川康之さんです。)
福島の原発事故で何があったかも含めて、わかりやすく、丁寧に解説してくださりました。
95年ナトリウム漏えい事故、10年の設備点検漏れ発覚など組織体制が長年指摘され続け、2015年現在も稼働停止状態のままです。「いつまでも稼働できないものをどうして国策として推進しようとしているか?」理解に悩む方も少なからずいるのが現状です。
しかし、現状の原子力規制員会の規制は、過去4、50年に渡る軽水炉の実用経験に基づいた規制であり、新たにはじめる高速増殖炉にそれを当てはめていくことは、今の「原型炉」の段階としてかなりハードルが高いようです。
今回私は「もんじゅ」を見学し、高速増速炉の核燃料サイクルの確立は日本だけでなく世界中が注目している技術であることが分かりました。
日本の原子力技術は世界でトップクラスですが中国、ロシアがそれに追いつけ、追い越せと高速増速炉の研究開発も急ピッチで進めております。
こうした技術力を高めていくことは日本を守る抑止力に繋がります。
自国のエネルギーを自国で賄える可能性をもつ「もんじゅ」を日本のエネルギー計画から外すことはあってはなりません。
「もんじゅ」で働いている人達を知れたことにより、さらに可能性をもつ「もんじゅ」の実用に受けて、政府は方針をしっかり打ち出してほしいと強く感じました。