
前回は、FMみっきぃで番組を持たせていただけるきっかけとなったお話や、その時の番組である「Wave Junction」というタイトル秘話などのお話でしたが、今回はその番組についてをもう少し振り替えっておくことにしましょう。
「Wave Junction」は、当時リッチーが住んでいる神戸と、私が住んでいた滋賀との自宅兼プライベートスタジオを行き来しての、いわゆる「宅録り」で制作していた番組で、基本的に2週録りをしていたと思います。
番組の内容はというと、実はお互いがミニFMでやっていた時のコーナーをそのままもってきたコーナー、例えば私のスタジオで録る週は、新譜を紹介する「New Disc Junction」のコーナー、リッチーのスタジオで録る週は、あるテーマに沿った曲をノンストップでお送りする「JUST FIT SONGS」のコーナー、といった具合に、ミニFMでやっていた内容の延長線上、って感じの内容でした。
そのほかは二人のフリートークや、お便りがあればお便りを紹介する、という、ある意味二人がいままでミニFMで培ってきた内容の集大成、みたいな感じの番組だったと言えるのではないかと思います。
そんな二人のいままでの集大成なだけあって、やりたいことの基本的な部分が違っていたりと、実は意見の食い違いで侃々諤々としていた時もありました。
リッチーの中のラジオのベースはやはり、AMっぽいところにあって、私のベースは、オールナイトニッポンとかの深夜放送や、MBSさんやABCさん、KBS京都さんといった子どもから学生の頃に聴いていたAM放送がベースになっていたとは言うものの、やはりFM的な番組をすることしか考えていなかった、ということもあり、すこし向かう方向性が違っていたのかもしれません。
そんなこともあったのと、私の結婚という人生の節目が迫っていたこともあって、始めた年の12月にひとまず私は番組の活動を休止しようと決めました。
最後の番組となったのは、その年の年越し特番。
Wave JunctionからはリッチーがミニFM時代からやっていた企画「ディスク音楽祭」を、年越し特番でやることになりました。
勝手に音楽賞をアーティストに与えよう、という、よくありそうな企画ながら、なかなか面白い番組でした。たしかその時の大賞は、GLAYだったと記憶してます。
そして、そのまま年越しカウントダウン番組へ。
そのあたりの内容は、当時みっきぃで番組制作されていた、今は亡きNさんの配慮と企画で実現したもので、たぶんNさんがおられなかったら出来ていなかったのかも、と今では思っています。
そんな大いに盛り上がった貴重な体験を携えて、一旦番組制作は休止に入った1998:年の暮れなのでした。
・・なかなかTinyPocketsの番組誕生まで来ないですね。
いよいよ次回が番組誕生のお話になるのでしょうか?
次回も是非お付き合いのほどを 笑