社長の考えが伝わらない。なぜ? 〜ZARAに学ぶ経営者の姿勢〜 | 組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

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池本克之です。


あなたは、
ZARAというブランドを
ご存知だろうか?


スペイン・ガリシア州の
アパレルメーカーである
インディテックスが展開する
ファッションブランドである。


ZARAをつくった創業者の
アマンシオ・オルテガ氏は、
いつも控えめでマスコミにも
ほとんど出ない人だそうだ。


だが、唯一
あるインタビューで答えたことが
ある。


それは、、、


“私の会社と私のことを書くのに、
会社は私がつくったとは
書かないで下さい。
会社には80,000人が働いていて、
彼らも会社に貢献しているのですから”


と、答えたそうだ。
(なんとも素晴らしい)


経営者であれば、
会社をつくったのは自分だ、と
言いたくなるだろう。


事実、そうである。


だが、アマンシオ・オルテガ氏は
そうではなかった。


会社で働いているスタッフと
一緒に会社をつくっているのだと
感じているのだろう。


また、本人の言葉からも
スタッフのことを
大切に考えていることが伝わってくる。


それに、アマンシオ・オルテガ氏は
ランチは従業員と一緒に
会社のカフェテリアで食べるそうだ。


従業員と同じ目線で食べて話す。


そのようなところから
ビジネスのヒントだったり、
スタッフの考えを理解しようと
しているのかもしれない。


スタッフは社長と接する機会が
増えれば増えるほど
社長の考えや思いを理解しやすくなる。


そうなると、
社長が何かを始めようと言ったときにも
すぐに賛同を得られたり、
受け入れてもらいやすい。


しかし、反対に
社長の考えがわからなければ
何かを言ったときにも


「社長は何を考えているのか
わからない…」
「社長はいつもコロコロ変わるから
ついていけない…」
というふうになる。


これでは、実現したいことがあっても
実現するのには長い時間が必要に
なるだろう。


組織もまとまりがなくなってしまう。


このような状態にならないためには、
やはり社長の考えや価値観を伝えるのが
とても大切だと考えている。


それには、社長自身がスタッフと
接する時間を増やしたり、
どうしても難しい場合は
月に1回でもそれぞれとじっくり時間を
取って面談をするなど
スタッフと過ごす時間を確保するのが
大事なのではないか。


同じ時間を過ごせれば
スタッフが考えていることも
理解しやすくなるし、
問題があればすぐに見つけることだってできる。


また、社長のあなた自身の思いや考えを
理解してもらうきっかけにもなる。


会社を作ったのは
社長であるあなたかもしれない。


だが、会社を今よりも
伸ばしていくためには
必ず今いるスタッフの力が必要に
なってくる。


今まであまり自分の考えをスタッフに
伝えてこなかった…


あまりスタッフとの時間を
確保できていなかったな…


そう思う人は、
今からでもスケジュールを確保し、
スタッフと話す時間と取ってみては
どうだろうか。


それは、あなたの会社が
これからも良い方向へ進んでいくことに
繋がっていくのだから。

 

 

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