ミスを報告しない若者の心理 | 組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

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ドクター・シーラボとネットプライスの2社を上場させた池本克之がビジネス哲学やライフスタイルを発信するブログです。

池本克之です。


もしも、ミスをしてしまったら…


いまどきの若者は、
すぐに報告してくるだろうか?


もしかしたら、
すぐに報告してくる人もいるかも
しれない。


しかし、いまどきの若者は、
人の目を気にしすぎる傾向があり、
ミスした自分を見られたくないという
強い思いがある。


そんな若者の中には、
1人でご飯を食べている姿を
見られたくないからという理由で、
トイレでランチを食べている人も
いるようだ。


これを聞いてもわかるように、
今の若者は、周りの目を必要以上に
気にしているのがよくわかる。


このような人に、
「悪い情報ほど早く報告するように!」
と言っても、
なかなか行動には移せないだろう。


ミスしたことがバレたくないので、
必死に隠そうとしたり、
ミスがバレるまでは何も言わない人も
いる。


こうなってしまうと、
ミスの報告が遅れてしまうので、
対応が遅れるようになる。


お客様へ迷惑をかける原因にも
なるだろう。


「あんたのところは
一体どうなっているんだ!」
と、クレームに繋がる場合だって
あるのだ。


それ以外にも、
上司のストレスは半端ないのでは
ないか。


「どうして、もっと早く
言わなかったんだ!」
と、怒りたくなる人もいるだろう。


だが、いまどきの若者は、
人の目を気にしすぎる傾向が
あるということを、
僕らは充分に理解する必要があり
そうだ。


「そこまでしないといけないのか、
大変だな…」
と思う人もいるかもしれないが、
それだけ僕らと今の若者たちの価値観は
違うのだ。


では、そのような若者たちに、
ミスやトラブルが発生したとき、
できるだけ早く報告してもらうには
どうしたらいいのだろうか?


それは、
ミスやトラブルが起きたときに
すぐに上司に報告できるような仕組みを
社内に作っておく、
ということが大切だ。


例えば、
メールやSNSなどでの報告もありと
する、などだ。


なぜ、メールやSNSなのかというと、
今の若者は、周りの目が気になって
なかなか言えない人が多いからだ。


「ミスやトラブルが発生したら、
すぐに報告するように!」と言っても、
周りの目を気にしてなかなか言えない
だろう。


そうならないためにも、
今の若者が報告しやすい環境を
整える方が、
ミスやトラブルの報告が遅くなって
しまうよりも、断然いい。


ミスやトラブルが起きたときに
すぐに報告するようになれば、
その後の対応がより早くできるように
なる。


これを読んでいる人の中には、
「SNSでミスやトラブルを報告する
なんてありえない!」
「おかしいだろう」と思う人も
いるかもしれない。


もちろん、僕もその気持ちは
よくわかる。


僕らの世代では、
そのようなことは考えられなかった
からだ。


だが、悪い情報ほど早く報告してもらう
ためには、
報告しやすい環境作りをするのが
欠かせないと感じている。


小さなミスが大きなトラブルに
発展しないためにも、


今の若者に合わせた報告の仕方を
社内の仕組みとして持っておくことが、
今後、会社を伸ばし続けていく上で
必要になってくるだろう。


PS
人材採用で失敗すると、
いいことはなに1つない。


会社の売上も上がらなければ、
利益も上がらない。


会社にいる他のスタッフへの
パフォーマンスにも影響する。


そんな最悪の状況を回避するのが、
これだ。

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