ボイスチャットにヘッドセットマイクを薦めるワケ | マーダーミステリー・オンラインセッション!

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 最近流行り始めている『マーダーミステリー』をDiscordを使ってオンラインで遊ぶやり方などについて紹介しています。
「マーダーミステリーってなに?」「Discordってなに?」「イケメンさんすてき抱いて!」などの疑問にお答えできるようがんばります

 こんにちはこんばんは子猫ちゃんたちー! イケメンだよー!!
 世の中あいかわらず緊急事態で嫌になっちゃうよね! でもそんな世界に適応した楽しみ方ってのもずんどこ出て来るモンで、巷ではclubhouseが流行ってみたり、早くも疲れられてみたりw、Twitterでもボイスコミュニケーション機能が始まってみたり、離れたところにいても寂しくならないように色んなツールが出始めています。もちろんマーダーミステリーのオンラインセッションもそのひとつ! 最近では専門店によるオンライン有償セッションも増えつつあって、ますます盛り上がるオンセ界隈ですよー!

 そこでイケメン、今日はどうしていつも「イヤフォンマイクやヘッドセットマイクを用意してね」って言ってるのかについて改めて説明しようと思うよ! マーダーミステリーのオンセだけじゃなく、いろんなところでボイスによるグループ通話の機会も増えてきていることだし、ここらでボイスチャットにいちばん大事な機材についてちゃんと目を向けてみよう! もちろんclubhouseでもAmongUsでも有効になるお話だよー!

 

まず大前提として!!

 マーダーミステリーのオンラインセッションであれ、ほかのボイスチャットであれ、結局のところ一番オススメできるのはヘッドセットマイクになります。ヘッドフォンにマイクがついてるアレですね。じゃあ何故それを一番オススメするのかと言うと、理由はごくごくシンプルで、「いちばん楽だから」という事になります。声を安定して入力するのにも適していて、また入力した声をわざわざ加工することを考えなくても済む、というとこが非常~に優れてます。特に何かを意識したり、改めてツールを導入したり、設定を覚えたりする必要はありません。スマホのphone端子に接続するだけで(最近のは変換いるけどね)、あるいはPCのUSB端子に差し込むだけでいきなり使えて、何も考えずに問題なく使い始めることが出来ます。
 逆に言うと、他のマイクは何かしら調整したり覚えたりする必要があります。なので、迷ったらまずヘッドセットマイクを用意するといいよ、といつも言っています。長時間ヘッドセットを装着してるのがしんどいという問題点だけはありますが、まあこれについては「向いてる形を自分で見つけてね」「そのためにも最初は安いのから使い始めるといいよ」っていうお話をしてます。

 

 さて、もうひとつお話しなくてはいけない大前提がありまして。

 それは「自分の話している声が、相手にどう聞こえているのか、正確に把握する手段は少ない」ということです。

 イケメンはオンセ募集鯖で募集をする時、必ず「イヤフォンマイクかヘッドセットマイクを用意してね」って一文を応募条件に付けています。別にこれは絶対なきゃダメって事ではないんだけど、やっぱりボイスチャットのしづらさ、聞き取りづらさみたいな問題は抱えがちなので、事情があって用意できない時は相談してねって感じです。

 でもやっぱり用意してくれないまま普通に当日現れる人は、います。で、やっぱりハウリングを起こしてる事は少なくありません。使ってないよね? って聞くと、たいがい「今まで支障がなかったので」と返って来ます。

 

 違うんだよ、聞いて。

 今まで支障がなかったのは多分君だけで、それを周りの人が指摘してなかっただけなんだよ。周りの人に支障が出てなかったのかどうかを確かめるすべはないんだよ。そして、現に支障が出てるから指摘してるんだよw

 自分の声が他人にどう聞こえてるのかを確かめる手段は、少ないです。なので事前の準備で少しでもトラブルの可能性を減らすために、イケメンはいつも「イヤフォンマイクかヘッドセットマイクを用意してね」って募集のたびに言い続けてます。無しでも問題ないかを自分で判断しないで、まず聞いておくれ。時間取って確認するからー。

 

 多人数で同時にボイス通話を行う環境では、声の聞き取りやすさがストレスに直結します。それがTRPGやマーダーミステリーみたいに声だけ・会話だけで進んでいくゲームならなおさら。でもやっぱり、自分の声が相手にどう聞こえているのか、リアルタイムで判断することは難しいです。

 なので、そういった場で大切なのは、聞き取りづらい声の人に、その場できちんと指摘し合うことだと思ってます。聞き取りづらいことを指摘するのは失礼でも何でも無い、逆にその場で指摘してあげない事の方が失礼だよ、っていう風潮にしていきたいよね。別に悪口言ってるんでも言われてるんでもないんだからさ。

 そして、言われた側もその聞き取りづらさ・トラブルの種類に応じて、さっと設定なりを変更して「これでどうですかー?」って復帰できるよう、ツールの使い方を把握しておくのって大事だと思います。

 でも、機材とかの物理的な話になってくると、「じゃあ今からコンビニ行って買ってきます!」ってわけにもいかないよね。だからちゃんと機材については一度まとめとかなきゃ、って思った次第です。

 

ここでもう一度ハウリングについておさらい

 ヘッドセットマイクやイヤフォンマイクを用意してね! という理由については、前に一度プレイヤー参加、しよう!(II) ~準備編~で触れました。あらためて、イヤフォンマイク/ヘッドセットマイクがない場合に起こりがちな一番ヤバい音声トラブル、ハウリングについておさらいしておきましょう。

 マイクをスピーカーに向けると、「キ―――ン」ってスゲー音が鳴りますよね。正確に言うとあれがハウリングです。マイク→アンプ→スピーカーと出力された音が、もう一度マイクに入り、それを合わせ鏡みたいに短い周期で繰り返すとあの「キ――――ン」が鳴ります。エレキギターをアンプ下のキャビンに向けて鳴らすことで、キャビンのスピーカーから出る音の振動を弦に拾わせて、それをピックアップに返すという、わざとハウリングを起こすテクもあります。フィードバック奏法ってやつですね。

 だけど、ボイスチャットやっててそんな「キ――――ン」なんてハウリングは聞いたことないと思います。ボイスチャット環境で起こりがちなのは、「誰かが喋った音やユドナ・ココフォリアのBGMが遅れて別の人から聞こえてくる」という現象。実はこれは正確にはハウリングではなく、フィードバックと呼びます。が、面倒なのでハウリングで統一します。「フィードバック返っちゃってます―」って言っても通じないからね。

 

 で、イヤフォンマイクやヘッドセットマイクを用意してねって言ってるのは、出力される音をイヤフォンやヘッドフォンで聞いててもらうので、マイクが出力される音を拾う可能性を物理的に無くす事ができるからです。ボイスチャットに慣れていないとその部分に気付けなかったりするので、あらかじめ回避するためのお願いというわけ。

 だから、ぶっちゃけて言えば、ハウリング(フィードバック)さえ起きなければ、別にイヤフォンマイクやヘッドセットマイクじゃなくても構いません。なので、事情があってそれらを使用できない場合には、ハウリングが起きないか確認しようね、起きるなら起きない環境をセットアップしようね、そのお手伝いはするから事前に言ってね、というお話です。

 

 ちなみに、このハウリング(フィードバック)については、物理的な原因だけでなく、ソフトウェアや回線の問題でも起きることがあります。Discordの場合は、一度ボイスチャンネルへの接続を切ってもらい、もう一度入り直すことでなおることもあります。そうでなければ端末の再起動とかでいけたりします。

 

 じゃあハウリングさえ起きなければ何でもいいんじゃん? というとまあ、ハイってなるわけですが、今日お話するのは実はその先。マイクの向き不向きの部分のお話です。ボイスチャットによるグループ通話にどんなマイクが向いているのか、向いていないとしたらどんな部分に気を配らなくてはいけないのか、というお話をイケメンの独断と偏見で語っていこうと思います。チェケラ。

 

◎:ヘッドセットマイク

 まずは大本命のヘッドセットマイクから。

 これがボイスチャットにおいての限りなく正解に近い機材である、と断言する最大のポイント、それは「口とマイクの距離を常に一定にできる」というところです。これが、果てしなくデカい

 あったりまえの話ですが、ボイスチャットに入力できる音の大きさは、声の大きさによって変化します。大きい声で話せば大きく、小さな声で話せば小さく、マイクに入力されます。って事はですね、マイクから離れると声は小さく、マイクに近づくと声は大きくなります。遠くの話し声は聞こえづらく、耳元で話されたらうるさいに決まってますよね。ここまでは良いと思います。

 ここで問題になるのは、発話する声の大きさは意識して変えられるけど、マイクとの距離はふつううっかり変わってしまいがちという点です。とかく長時間になりがちなマーダーミステリーやTRPGのボイスセッションで、姿勢を常に一定にしてマイクとの距離を不変にするのは意外と大変です。もちろんコンプレッサー等を使ってある程度声量を一定にする事はできますが、事前のセッティングが必要であり、結構大変だったりします。これがヘッドセットマイクなら自分で変えない限り常に口からマイクの距離は一定に出来ます。

椅子に寄りかかっても、画面に向かって乗り出しても、距離は変わりません。当たり前ですね。でも、この当たり前のことが最大のメリットです。ついうっかり体勢を変えたことで、聞いてる人にとってイキナリ大声になっちゃったりということがありません。えらい。

 

 逆にデメリットとしては、マイクと口の距離が近いことが多いため、腹式呼吸で大きな声を出すと音が割れるというのがあります。自宅でボイスチャットを楽しんでいる中であまり無い事態だとは思いますが。これ自体は純粋にマイクの性能にもよるので、一般的にお高いヘッドセットマイクの方が起こりづらい問題です。また、マイクの距離を大きな声を出す時だけ口から遠ざけることでも回避できます。お試しあれ。

 

 もっと多いデメリットとしては、マイクと言うよりも純粋に「ヘッドフォンが身体に合わない」という問題じゃないかと思います。常に頭が締め付けられて頭痛がしたり、耳が痛くなったり。眼鏡とかしてると特にそうですよね。これについては、自分にとって長時間つけててもしんどくない形のものを探すしか無かったりします。大手家電量販店のPCコーナーに行くと、今の御時世ならどこもヘッドセットマイクには力を入れているはずです。いろんなヘッドフォンやヘッドセットマイクを試用して、自分の耳や頭に合うものが見つかるといいですね!

 

 ヘッドセットマイクの選び方みたいな話になっちゃったのでもう二、三。

 ボイスチャットのやりやすいヘッドセットマイクは、ヘッドフォンの形状もそうですが、マイクの位置が動かせる物を選ぶのがオススメです。上でも触れたように、自分の発話する声量に応じてマイクと口の位置を調整できるものが良いでしょう。もっとも、完全に固定された物の方が少ないとは思いますが…。

 また、逆に「声がどう調整しても小さくて聞こえづらい」なんて言われてしまった場合には、物理的にマイクと口の距離を近づける事で解決できます。ただし、ブレス音(呼吸音)もマイクが拾いやすくなるため、Krispを使用するなりしてそこは気を付けましょう。「バフー、バフー」なんて鼻息が入り続けてる人、たまにいますよw そんな時、マイクは基本的には指向性マイクが付いているはずなので、回転ができるならほんの少し下に向けてあげるだけで鼻息は入りづらくなります。試してみて下さい。そんなふうにマイクを回転できるかどうかもチェックポイントですね!

 

 もうひとつ。端末への接続端子は、フォンジャックとUSB両対応のものがオススメです。

 PCで使用する場合にはUSBで接続すると、何も考えなくてもドライバがインストールされたりします。(このへんは説明書で確認してね!) また、タブレットやスマホで使いたくなったら、USBコネクタ部分からフォンジャックを引っこ抜いて刺し直すだけで、同じヘッドセットを使えて意外と便利です。自分に合う形状のヘッドセットを見付けられたなら、この点にも留意してみるといいかも知れません。

 なお、いまどきスマホにはフォンジャック端子が付いていないことのほうが多いです。が、Bluetooth接続などのワイヤレスのものは電池の持ちの問題があってオススメが出来ません。LightningやUSB-C端子からフォンジャック端子に変換できるアダプタを買っておいたほうが良いでしょう。その時には、多少値ははりますが、フォンジャックを使いながらでも充電ができるタイプを選ぶのをお勧めします!

 

 

 一般的にヘッドセットは安いものよりも高いもののほうが、ヘッドフォンもマイクも性能が高くてオススメしやすいんですが、とは言え高いものはそのぶん作りがしっかりしているため重くなりがちです。もちろんその方が長持ちはするんですが、どうせ永遠に使えるものではないんですから、ある程度の周期で買い換えるつもりで安いものを渡り歩くのも良いでしょう。

 ちなみにイケメンが使ってるのはこれです。ババーン。高すぎず安すぎず。

 

 ババーン言っといてアレなんですが、これヘッドフォン性能が良すぎて、イヤーパッドの遮音性がめたくそ高いです。その結果何が起こるかと言うと、外に音漏れがないのはいいんですが、自分の喋っている声も聞き取りづらくなるため、結果気付かずにめちゃめちゃ声を張ってしまいがちです。のどがしんどいので付属のスポンジ型パッドに交換しましたが、交換のやり方が特に書いてなくて、壊さないかドキドキしましたw

 

 安いのから行ってみよーと思うなら、チョイスするのはこのへんですかねー

 

 マイク可動、USB+フォンジャックと、使いやすい条件は揃ってます。あとはヘッドフォン形状が自分に合うかどうか。

 

 とにかくヘッドフォン部分が自分に合うものが探せるかどうか! この一点だけクリアできるなら、ボイスチャットに一番オススメしやすいのがこれです。いろいろ探してみてね!

 

○:イヤフォンマイク

 ヘッドセットの次に推しやすいのがこのイヤフォンマイク。持ち歩きもしやすくてべんりですよねー。

 こちらもヘッドセット同様、ワイヤレスより有線のものの方がオススメです。通信が切れる、バッテリーが切れるなどのストレスから解放されます。3.5mm三軸フォンジャックのものを選びましょう。スマホの場合は上記の変換コネクタを使うと良いですね。

 

 ヘッドセットマイクに比べた時のイヤフォンマイクの難点は、まずマイク自体が小型である=性能があまり高くないという点もあるんですが、ほとんどがマイクの位置を調整しづらいという点にあります。特にiPhone純正みたいなタイプだと、マイク部分が胸元に来ることも少なくなく、動くたびに服に擦れてガサガサとノイズがが入り続けることもあります。

 また、「声が聞き取りづらいのでマイクを近づけてみて」と言われた時、鼻息が入りやすいのもこのタイプですね。持ち歩きのしやすさとマイク性能はやはりトレード・オフの関係になってしまいます。

 

 そのへんの問題を解決するのに、こういったタイプはどうでしょう。
 

 

 最近はこうしたイヤフォンからマイクがみょーんと伸びてるタイプのものも増えてきました。更に、3.5mmマイク端子でマイクを交換できるタイプのものも存在します。ヘッドフォンはどうにも合わんという方は試してみるといいかも知れませんね。

 

△:コンデンサマイク

 結論から先に言ってしまうと、あまりオススメできません

 

 YouTuberなどの配信者さんがよく使っているタイプのマイクなので、見た事のある方も多いんじゃないでしょうか。もちろん、録音スタジオ等で使われるのもこういった指向性マイクです。歌手の歌の収録も、アニメの声優さんの収録も、みーんなこのタイプのマイクを使って収録しています。後述のダイナミックマイクと比べて、拾える音のレンジがすっごく広いのがその理由です。

 最近は安価なものも増えて来ましたが、一般的に高額なものが多く、その分マイク自体の性能も非常に高いです。(個人的には安物使うならコンデンサマイクじゃなくても良いじゃんとは思いますが)

 ちなみに普通のコンデンサマイクはファンタム電源といってミキサー側から給電してあげる必要がありますが、このへんUSBタイプだったら何も考えなくても給電してくれるので便利ですね。
 

 

 なのにどうしてオススメしないの? と言われれば、「高性能過ぎて使いこなすのに知識と技術と環境が必要」な事と、「一人で使うから」という返答になります。

 

 じつは一番の難点は、「あなたの部屋がスタジオではない」という点です。

 一般的にはPCの前にマイクを置き、スピーカーに背を向けた状態でコンデンサマイクを設置しますね。マイクそのものは単一指向性なので、背後からの音は基本的には拾いません(音がでかくてマイク自体が振動したら別ですが)。この点、つまりハウリング(フィードバック)の問題がクリアされたとして、次に問題になってくるのが反響音なんです。

 あなたの部屋はスタジオではないため、吸音性がありません。よって、あなたの声はあなたの部屋の壁や天井や床や家具、いろいろな所に反射して返ってきます。そしてなまじマイクの性能が良いため、その音を全部拾ってしまうのです。

 例えば、電話中の相手がトイレや風呂場に移動して話しているあの感じ。めっちゃエコーがかかって聞こえますよね。狭い部屋で声があちこちに反射するためそう聞こえます。これと同じことが起こってしまうわけです。

 これに対する対処は、一番は「マイクとの物理的距離を近づける」こと。人体や衣服は吸音性がありますので、あちこちから跳ね返ってくる声はガードすることが出来、マイクには発話した声のみ入れることが出来るようになります。…これってつまり、ヘッドセットタイプをオススメしてる理由と同じなんですけどね。

 

 せっかく良いマイクを買ったんですから、イコライザやコンプレッサの設定を覚えて、収録したい声だけ入力されるようにチューンしていきたいところ。上記の反響音のことも考えると、リフレクションフィルターも設置したいですね。また、聞き手側のことも考えて、一定のトーンや声量で聞こえるような発話の仕方も練習していきたいところです。これが歌やラジオの収録であれば、ミキサーに付いたPAさんが良い感じに調整し続けてくれるんですが、いかんせん自力では無理ですから。

 

 …逆に言うと、物理的にマイクと口の距離を近距離にして間に何も入れず、かつ一定にし続ける事ができるヘッドセットマイク/イヤフォンマイクであれば、そういった努力も調整も勉強も無しにベターな入力ができる。だからボイスチャットにオススメしてるわけなんです。

 

 もちろん、あなたが歌や弾き語りの収録をしたいのであれば、ストレートにオススメします。ポップガードの類は忘れずに!

 

✕:ダイナミックマイク

 コンデンサマイクとは違い、こちらは全くオススメできませんw

 

 ダイナミックマイクがどういうものかと言うと、カラオケで使うようなマイクを思い出してもらえれば、まさにそれです。ある程度の指向性はあるものの、基本的には360°に近い全周囲からの音を拾ってくれるタイプのマイクです。ヴォーカルマイクなんて呼ぶ人もいます。

 イケメンも仕事柄一番お世話になるタイプのマイクです。特にSHUREのSM58は自分でも何本か持ってますし、何本持ってても足りないやつです。ください。手元スイッチ付きのがいいです。

 

 

 さて、これをボイスチャットで運用することを考えると、普通に考えてイヤフォン/ヘッドフォンが必須になります。最も音を拾うマイク正面を自分側に向けた所で、スピーカーからの音は全部拾っちゃいますからね。相手の声を聞かずにひたすら自分の声だけを収録し続ける用途でもない限り向いていません。

 また、そんな用途で使うにしたって、向こう側からの反響音を、マイクの背後で全部拾ってくれちゃうため、やはりリフレクションフィルターのたぐいは設置しないといけません。正直言って、VCのためにそこまでしてこれを選択する理由がわかりませんね!w 宅録だったらやっぱりコンデンサマイクをPCに直結するのが一番だと思います。
 

 

 あ、リフレクションフィルターってこんなのです。前が見えません。

 

✕:ノートPC本体マイク

 聞こえやすさで言えば論外なやつです。

 いえね、無いなら無いでしゃーないんですけど、しゃーないからそのままやりますけど、かなり聞こえづらいので次からちゃんと何か用意してねっていう感じです。そもそもそのノートPC、ホントに三軸フォンジャック刺さんないです? 普通にスマホ用のイヤフォンマイク使えますよね? 最近は小型ノートPCだとUSB端子もCしかなかったりしますけど、変換かましても良いんだし、フォン端子も付いてますよね…?

 

 さて、聞こえづらさの原因としては、もちろんノートPC本体付属のマイクがそんなに性能良くないって事がまず挙げられます。マイクパーツそのものもそうですが、構造的にも効率的に音を拾うようには出来ていない。声がPC自体を振動させた音がノイズとして一緒に入力されるため、けっこうくぐもった聞こえ方にもなります。

 更に言うと、そもそもスピーカーとの距離が離れていないため、やっぱりイヤフォン/ヘッドフォンとの併用は必須になります。じゃあそれにマイクつけようよw

 

 で決定的にダメな点が、PCを操作する音がダイレクトにマイクに入ることです。つまり、キーボードを叩く音が、ずっとゴトゴトダカダカけっこうな音量のノイズとして入り続けます。声を拾う能力自体そんなに高くないため、声を聞こうとすればするほどノイズも一緒に聞く羽目になります。Krispなどのノイズ抑制で消そうとしても、そもそも声自体がうまく入らないため…みたいな話になってきます。

 

 ボイスチャット、やってできないってこたーないです。が、他プレイヤーの快適さはかなり落とすことになります。ヘッドセットマイクやイヤフォンマイクの導入、ぜひ検討してみてね。

 

(…とも言い切れない?):スマホのスピーカーフォン

 これ上のノートPCをの本体マイクと同じじゃね? と思われるかも知れませんが、実は意外とそうでもないんですよ。

 というのは、スマートフォンってやっぱり携帯電話なわけで、やっぱり電話としての使用を前提に作られてるんです。なので、スピーカーフォン状態にしても、スピーカーの音をマイクが拾わないよう、実に様々な処理がされてるんです。けっこうえらいんですよ。機種によってこのへんの処理能力は変わっちゃうので一概には言えないんですけど。

 どっちにせよ、スピーカーから出力した音を直接拾わないまでも、反響で返って来る分についてはノーガードになっちゃいはするんですけど。

 

 ただし、スマホをスピーカーフォン状態で置きっぱなしにして、他ツールの使用をPCや他タブレットでやっている状態なら問題ないんですが(いや無くはないのでユドナやココフォリアのBGMはミュートしてね)、スマホ一台で全部やろうとしている環境だと、前述のノートPCと同じ問題が発生します。

 実は、あなたがスマホを操作するたびに、タッチパネルをタップする音がボスボス入り続けます。文字入力とか始めるともう、会話にならんレベルでけっこうなアレになりますw

 

 マーダーミステリーにもスマートフォンのみで参加できるオンラインシナリオはわりとあります。ぜひヘッドセットマイクやイヤフォンマイクの導入を検討してみて!

 

総論として

 イケメンが普段GMとして募集する際、また有償GM依頼をお受けする際、必ず「イヤフォンマイクやヘッドセットマイクを用意して下さい」ってお願いしているのは、こういった理由です。用意できないことが問題だと言いたいわけじゃなく、用意してくれない人って無いことによる弊害を想像できてない事が多いからなんです。

 別に最上の声じゃないとボイスチャットしちゃいけないなんて言いたいわけじゃ―ありません。聞こえづらいよりは聞こえやすいほうが絶対いいじゃん? ぐらいのアレですよ。

 

 特にマーダーミステリーの場合、基本的には会話で情報を集めるゲームです。視覚情報についても、主に会話の内容から想像しながら楽しむゲームです。そして、めっちゃ頭を使いながら会話します。

 そんな時、自分の声の聞こえづらさで周囲にストレス与え続けるのって、嫌じゃないです? たかだか1000円かそこらから用意できるアイテムだけで回避できるなら、それにこしたこたーないじゃないですか。

 それに、いざ集まってみたらまともに会話できない! みたいな事になった時、ソフトウェア上の話や回線の問題であれば、その場で何とかできるかも知れません。でも、機材がないのが問題だった場合はそうもいかないですからね。「じゃあ○○さん抜きで始めましょうか―」ってできるジャンルのゲームですらないわけですからね。

 

 とりあえず、安いのでいいからイヤフォンマイクやヘッドセットマイクは用意してね! と今回はそういうお話でしたとさ!

 

OK用意した!

 なるほどつまりこれを用意すれば良いんだな!
 おしヘッドセットマイクはポチッた! これでいつでもオンセデビューできるぜ!!

 …だけどちょっと待ってくれ。一緒にオンセできる友達はどこでポチれば良いんだ???

 

 そんな根源的な問題に行き当たっちまった子猫ちゃん!

 ひょっとして、まだあそこに行ってないのかい?

 ホラ、アレだよアレ! 噂の、マダミの募集が毎日10卓以上立っているっていう、界隈じゃ話題のあそこだよ!!!

 何だって、知らない? じゃあ子猫ちゃん、よく見てな!


▼マーダーミステリーオンラインセッション募集用サーバー▼

 

 ここをポチればすぐ参加!

 オンラインマーダーミステリーの卓を、草の根で集めたり集まったりしているDiscordサーバーがここさ!

 現在2200人くらいのマダミストたちが日夜しのぎを削ったり、情緒を殺し合ったりしているぜ!

 さあ、今夜から一緒に、殺したり殺されたりしようぜ! 情緒とかを!!

 そして共に叫ぼう!

 レッツ・マーダー!!!

 今日はひさしぶりにためになる事を書いたつもりになってる、イケメンでした!!

 

『マーダーミステリープレイヤー勝利の五箇条』

 

 意外とまだ誰も語っていなかったマーダーミステリーにおけるプレイヤーの考え方・立ち回り方をまとめた怒涛の12000字!

 勝利を呼ぶ五箇条があなたを後悔から救います!

 お値段なんとたったの¥300!! ハーゲンダッツひとつ分くらいの値段で今日から君も強者になろう!

 

 そして叫ぼう心から、レッツ・マーダー!!

 

 

 

今回も写真はphoto-ac様よりお借りしました。