こんにちはこんばんは、あなたのイケメンです。
この記事を書いている現在、首都近郊三県では週末の外出自粛要請が出ました。イベントの開催にも自粛要請が出ています。「自粛」なのに「要請」て。我々イベント関係者は干上がりそうです。
そんな状況下だからこそ、おうちで遊べることをしなくては! マーダーミステリーのオンラインセッション需要は高まるばかりです。たぶん。
イケメンも草の根的に普及活動をして、どうにか自分が遊びやすいための場作りをと思ってます。いまのところは開幕早々酷使される先発エースみたいにGMしてますがw
さて、そんなところで今日はマーダーミステリーにおける「ロールプレイって何?」っていう所を書いていきたいと思います。主に初心者というか、「ロールプレイって言われましても!」「演技なんかやったこと無いよ!」「キャーイケメンさんすてき抱いて!」という方向けに、募集サーバーの方で書いておいた記事の転載と加筆修正をしていきます。
特に、配信から入った人は、実際にプレイしている人々を見て、すっごくちゃんと良い演技をしなきゃいけない--そんなの私に出来るわけないよ! ってなってる人、すごく多いんじゃないかと思います。
でも大丈夫! 実際やってる時は誰もそんなに気にしてないよ!w と、ハードルを下げに行く方向で書きましたので読んで下さいね!
"ロールプレイ"ってなんだ?
マーダーミステリーは「ロールプレイング要素を含む」と説明される事があります。だからこそ「面白そう!」と思った人もいれば、逆に「ナニソレ?」「難しいの?」「出来なそう…」と思った人もいると思います。 ここでは「ロールプレイングってなんじゃい?」という事を、回り道しながらイケメンなりの理解で書いていきたいと思います。
😃ロールプレイングとは?
ロールプレイング=role playingとは、そのまま「role=役割」を「playする」という意味です。
一般的には「役割を演じる事」と訳されることが多いでしょう。それは勿論正しいんですが、ただこの「play」をどう訳すかでも意味合いは変わってきますね。playは「遊ぶ」だったり「ゲームをプレイする」だったり「演奏する」だったり「上演する」だったり「参加する」だったり、単に「振る舞う」という意味だったりもします。
何故ここから入るのかと言うと、役を演じる=「act」という表現ではない事に留意してほしいからです。
単に「役割を演じる事」だよって言ってしまうと、「演技をしなきゃいけない!」と思い込んでしまって、その印象から敷居を高くしてしまったり、または演技に熱中するあまりゲームを台無しにしてしまったりする事を肯定しかねず、それは僕の望むところではないからです。 「演じる」けれど「演技は(必ずしも)必要ない」、というラインを何となくわかってほしいなと思い、本項を書いています。
😃ロールプレイングゲーム(RPG)ってあるよね
ロールプレイングゲーム=RPGを知らないという人はいないと思います。例えばドラクエやFFのような、昨今ではスマホゲーム等でもRPGはゲームの一大ジャンルとして認識されていると思います。
では、RPGってどんなものでしょう? 何となく、キャラクターを育てて、強くして、世界を救ったりするゲーム、と言えば概ね認識として間違っていないでしょうか。
しかし歴史をたどると、もともとはロールプレイング=役割を演じるゲーム、としてスタートしたジャンルです。
1974年にアメリカで発売された『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』の流行を発端に、テーブルトークRPG(TRPG)というジャンルのゲームが発展。これをコンピューターゲームで遊べるようにした様々なゲーム…『Ultima』や『Wizardly』からRPG文化は更に発展しました。
日本でもD&Dのプレイを紹介する『ロードス島戦記』から火がつき、ファンタジーのブームを起こし、現在ではいわゆるラノベ文化にまで繋がっています。
歴史の話はどうでもいいとして(なら書くなよw)、このマーダーミステリーもいわゆるTRPGの一ジャンルとして分類しても差し支えないかと思います。
マーダーミステリーの下敷きとなっている人狼ゲームもまたTRPGの一種で、役割カードに則ったロールプレイが必須となるルールのプレイも行われてきました。
よって、マーダーミステリーにおけるロールプレイングについての考え方は、TRPGで言われているそれと同一のもので問題ないかと思います。
マーダーミステリーにおけるロールプレイング
改めて見返すとイケメン、わりとどうでもいいことを長々と枕に書いてますね…w
ただ「role」「playing」それぞれの解釈についてはこの先も出てくるかと思います。今回はおもに「playing」の解釈のお話。
😃マダミにおけるロールプレイング
では、マーダーミステリーにおけるロールプレイングについて改めて考えていきましょう。
マーダーミステリーの特色として、自分が演じるべきキャラクターが、必ず予め用意されているという部分にあります。
ですので、本来の自分とは、性格も、年齢も、性別すらかけ離れたキャラクターを「演じ」なければならない事も多々あるでしょう。そしてもちろん、これ自体もRPGの大きな楽しみの一つではあるのです。
ですが、この「演じ」なければいけないという部分に頭のリソースを割いてしまって、タイムラインの把握に問題が出たり、重要な情報を見落としたり、推理の部分が疎かになってしまっては、残念ながら本末転倒と言わざるを得ません。
また、(TRPGでもありがちな事ですが、)役に入り込みすぎてしまうあまり、我が身(キャラクターのです)可愛さにプレイを壊してしまったり、設定や勝利条件を無視したりしてしまうような事があると、他のプレイヤーにまで迷惑をかけてしまいます。
…かと言って、ロールプレイング要素を疎かにしすぎてしまえば、シナリオで用意されたドラマに乗っかれず、感情移入も仕切れずに終わってしまい、心底楽しめた! みたいなところまで辿り着けないかも知れません。
では、マダミにおけるロールプレイングの、「ちょうどいいところ」ってどのへんなんでしょう?
😃『ト書き』を使えば怖くない
皆さんは「ト書き」って言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「ト書き」とは、台本などでキャラクターのセリフ以外を記した部分です。 例えばこんな感じでしょうか?
イケメン
「(慌てた様子で) べっ、別にアンタの事心配してこんなの書いてるんじゃないんだからねっ!?」(--と言って目を逸らす)
この場合、カギカッコの中がセリフ、カッコの中がト書き、という事になります。
一般的に、TRPGなどでも、この「ト書き」部分を含め口頭で伝えることで、演技のかわりとすることが多いです。
考えてもみて下さい。とても可憐なお姫様が、いじらしく泣きながら窮状を訴えるさまを、むさくるしいオッサンが演じきったとして、「ああっ可愛いッ力になりたいッ!!」と思えるでしょうか?w
でも、セリフを読み上げてから、「と可愛らしく泣き崩れ…」と伝えられたら、伝えるのがオッサンでも、可愛らしい姫君が泣き崩れる様子がちゃんとイメージできるんではないでしょうか。何より、演じるオッサン側も、照れたり申し訳ない気持ちになったりしないで済みますね。
マーダーミステリーにおけるロールプレイングも、こういった「ト書き」を多用していくことで、誰でも敷居を感じずに楽しんでいけるんではないかと思っています。
さあ、レッツトガキ・エブリワンヌ!
そうは言っても気を付けたい点
さてエブリワンヌはいいんですけど、実際マーダーミステリーをプレイしている時って、序盤こそ「ロールプレイしなきゃー」って性格だの語調だの考えながらやりますけど、中盤以降ってそんな余裕なくないですか?w これを読んで「難しそう!」って思ってる人たちの心のハードルがだいーぶ下がってたらいいなーと思うイケメンです。
なので、このタイミングで書くのは気が引けるんですが…「ロールプレイを曲解して言い訳にする困ったちゃん」なプレイヤーというのはどこにでも発生しがちです。実際、店舗公演で遊んでるプレイヤーさんからもちょこちょこ話を聞くことありますし、幸いボイセではまだ見たことないですが、これから人が増えるにつれて問題が起こるかもしれませんので、一応書いておくことにします。
そうは言っても気をつけたい点。
😃気をつけるべき点は?
前述の通り、マーダーミステリーのプレイにおいて演技というのは欠かせない調味料になります。シナリオへの没入感、感情移入はロールプレイングにかかっていると言っても過言ではなく、さりながら「プレイそのものではない」、という事も同時に言えます。
個人的には、過度なロールプレイでゲームを壊してはならないと思いますし、逆に役割を無視することもあってはならないとも思います。
では、どんな時に気を付けなければならないでしょうか? 例を考えてみます。
😃過度なロールプレイでゲームを壊す例
このゲームのキャラクターは大抵何かしらの秘密を抱えており、その秘密が公になってしまうと勝利条件を満たせなくなってしまいます。ですから、理屈に合わないことを言わなければならないこともたびたびあるでしょう。
そんな時、キャラクターならどうするか? 泣いて誤魔化す? 逆ギレして激昂で誤魔化すこともあるかも知れません。
ですが、実際に激昂する演技で大声を張り上げてしまうと、キャラクターではなく他の「プレイヤー」自身が引いてしまったり、ゲーム自体を楽しめなくなってしまいます。
そのために「演技」をしない、というのは正解だと思います。「~~と言って怒鳴り散らして、そのまま黙り込みます」みたいなト書きを伝えることで、そのような問題は回避できるでしょう。
😃役割を無視してゲームを壊す例
貴方に与えられたキャラクターのハンドアウトを見てみると、「実は〇〇と付き合っている」なんて具合に他のプレイヤーとの関係を設定されていることがあります。(私感ですが、これは決して珍しくない例ですw)
ですが、その相手のプレイヤーが例えば「嫌いな人」だったり「正直生理的に無理!」だったり「そもそも双方おっさん」であったとして。その設定を無視したり、そのまま口に出すことは、やはりゲームの崩壊に繋がります。(前者はゲーム的に、後者は人間的に)
ある程度は自身とキャラクターを切り離さないとゲームが成り立ちませんし、そのために「役に入り込みすぎること」は回避する必要があります。
極論ですが、貴方のキャラクターが自死を選択することで美しいドラマの終了となるのなら、貴方は「やだよー死ぬのやだー」と泣くべきではなく、より泣けるエンディングにするためにこそ「演技」を使うべきでしょう。
ま、もうちょい気楽に考えよう
以上がイケメンの考える「マーダーミステリーにおけるロールプレイングの指針」です。
もっともイケメン自身、べつにマダミのベテランではありませんし、これが正解! と熱弁するつもりもありません。卓が立つごとにそれぞれ異なる指針があっても良いですし、そうであるべきだとも考えます。
各GMは、その指針を示すとともに、どちらかにはみ出そうになったプレイヤーを、雰囲気を壊さないよう上手に誘導してあげたいものですね。
マーダーミステリーの元になった一つ、TRPGはよく「ルールのあるごっこ遊び」と表現されました。これはマダミについても同じことが言えると思います。 大人として、全員が楽しめるよう留意しつつ、「ルールのあるごっこ遊び」を楽しみましょう😃
イケメンからは以上です。
そして次回は!
以上、ここまで募集サーバーの方で書いておいた記事の転載をして来ました。
「マーダーミステリーって、演技するものだよ?」みたいに広まってしまうとハードルが爆上がりしてしまったり、そもそも演技に注力するあまりゲームとして成り立たなくなってしまう恐れがありますので、まずは気楽に捉えようよ、という主張が分かって頂ければ。
今回はロールプレイングの「play」の部分について掘り下げて考えましたので、次は「role」の部分の方も考えていきたいと思ってます。劇団員でござい、役者でございという人ですら、ここを勘違いしてる人がわりといますw
要するに「ロールプレイエンジョイ勢」と「推理ゲームガチ勢」、みたいな話になるかと。
こんな話をしたり、単にvcで雑談しながらゲーム実況してたりする募集サーバーでは、あなたの参加をいつでも待ってます! 下記リンクからDiscordのアカウントを持っていれば登録が、持っていなければ作成ができるはずです。悩む暇があったらポチっちゃえ!
さあ、今夜も一緒に、レッツ・マーダー!
イケメンでした。