京王百貨店の「駅弁大会」は終了してしまったが、あと数回は続ける。
早速前回の続き。
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1/15(土)のこと。
後半がスタートした。
例によってチラシの画像を公式サイトより借用。
この日もインターネット予約を控えている。
欲張って8個も予約してしまったので、現地であまり追加はできないが、それでも
このイベントに来るとあれこれ足したくなってしまう。
しかも後半はこの日1日しか来ることができない。
そんなわけでこの日も開店少し前に着き、まずは4階「輸送駅弁」。その後7階へ回り、2階で予約品を受取るところまでは前の週と同じ。
今回はその後、できれば後半のみ来る大阪・玉出木村家のパンを求め、甘いものを追加するが、手荷物の加減次第になろう。
この日は「輸送駅弁」は数を思いきり絞り、3個のみ買おうと計画していたが、折角行列に耐えたのだから…という気持ちも手伝い、リピートしたものも含め、結局8個も購入してしまった。
もうこうなると大した量を追加することはできない。
その後7階で2品のみ弁当を買い、場内をざっと見回った後、10時半には早々と2階の引き取り列に並ぶ。
流石に30分も前だと、列は長くはなく、更に嬉しいことに11時よりも前に引き渡しが始まった。
先ほど7階から降りてくる時、例年なら11時半頃迄はじっと並ばされる玉出木村家が早くも販売を始めていたのに気づいたので、折返し2階から階段を上り、最後尾を探す。列は4階上まで伸びていた。
既に両手はマチの大きな紙袋いっぱいの弁当で塞がっている。
この状態で、果たしてトレーを受け取って、パンを乗せていくことができるのか?
いざとなったら店屋に頼んでその都度乗せてもらうしかない。
そう思っていたが、いざ自分の番が近づくと、到底そのようなことが頼める雰囲気ではないことに気がついた。
そこで、床がつるっとしているのを幸い、右手で提げていた紙袋を床に置き、右足でスルスルと動かしながら、パンをトレーに乗せていく。
例年、一番好きで楽しみにしている、“玉出木村家版シュトーレン”ともいうべき「雪山パン」が3人ほど前で完売してしまった。残念だが仕方がない。
高価なのでさほど売れないと思っていたが、美味さが浸透したのだろうか。
今回、珍しくピザパンが2種類出ている。
大荷物への更なる上乗せを極力避けようと、最初はスルーしようかとも思ったが、やはり試してみたくなって、大将に頼んでレジの番の寸前で取ってもらった。
2年ぶりで、マスクだが、顔を覚えられている。
大将からすれば、私でも「兄ちゃん」である。
玉出の列から漸く解放され、2度目の清泉寮ソフトクリーム。
それで漸く人心地がつき、向かいの今回初出店・笹屋昌園のわらび餅に並ぶ。
後半については碌に予習してこなかったが、先ほどパンに並んでいた時、向こう側
に宮崎・味のくらやのからいも団子の売店が見え、それで初めて出店を知った。
前半、同じ場所で実演販売していたあわまんじゅうを逃してしまったが、今回は見過ごせない。ほの甘い餡の味は同様だろうが、芋入り餅、きな粉と来れば、こちらのほうが好みなのは間違いない。
紙袋の取手がいつ千切れるか…という状況下でこれ以上持ち帰り品を増やすわけにはいかない。
パンに並んだ分、余計に時間を割いたと思ったが、前回同様、家に着いたのは昼の1時にもならない時間であった。
丁度お昼時である。
一仕事を終え、大荷物から漸く解放されたら、急に腹が減った。
以下は実食レポートである。
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・海の彩り弁当 (旭川駅) (2,160円)
ご覧の通りの豪華海鮮弁当。
蟹のほぐし身をメインに、サーモン刺身、生ホタテ、イクラ、ウニ。
ウニが申し訳程度の2切れのみと淋しく、蟹のほぐし身だけだと地味な味だが、生ホタテとサーモン刺身がそれを補って余りある。
今回は特に肉系弁当で2,000円を平気で超えるものが続出している中、相対的に割安に感じられる辺り、金銭感覚の麻痺を寧ろ感じる。
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・佐賀牛ランプとイチボの2種のステーキとすき焼き弁当 (武雄温泉駅) (1,998円)
毎回、カイロ堂の佐賀牛駅弁を食べている。
手を変え品を変え、毎度間違い探しのように、どこかしら内容を変え、それでも2,000円の大台を突破しないという意地を感じる。
ところが今回、この佐賀牛駅弁の世界にも、高級化、高額化の波が一挙に押し寄せた。
チラシ表にドーンと載せているのは、「佐賀牛サーロインのみで作った極みステーキ&すき焼き弁当」のほうで、こちらは何と3,780円。
美味いのは間違いないとは思うが、流石に弁当に4,000円近いカネを出すのは憚られる。出せない額ではないが、仕出し弁当でもないものにそれだけの額をはたくことに己の相場観がどうしてもGOサインを出さない。
さてこちらは例年同様の、庶民がちょっと奮発すれば買えないこともなく、又罪悪感を感じることもない、今回でいえば“並”のほうの駅弁である。
持ち帰りゆえすっかり冷めてしまったが、この弁当もまた、決してレンジで温めてはいけない弁当である。
温存した赤身牛肉は、冷めても十分に美味く、厚さも十分で食べ応えがある。
付け合わせのソースはおろし醤油味で、すき焼き肉の甘辛さと好対照をなす。
やはりステーキ肉が主役の、上で“並”と書いたが、こちらも十分上等の牛肉弁当である。
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・飛騨牛ステーキ弁当 (高山駅) (2,160円)
飛騨高山も又、飛騨牛というブランド牛を擁する牛肉の名産地である。
上の佐賀牛よりもレア加減が強いステーキがびっしりと並び、下の白米には血が滴るほどだ。肉の厚さは佐賀牛よりも薄く、そのまま握り寿司のネタにしても通用しそうなくらい柔らかい。
付け合わせはいずれも煮野菜。椎茸、筍。それに山クラゲ漬。
山クラゲ漬は、前に別の肉系駅弁の付け合わせで食べた記憶があるが、それが何だったか思い出せない。
この駅弁は、竹久夢二調のハイカラ女性と汽車をあしらった素晴らしいデザインの掛け紙なので、特に写真を掲載したい。
但し、描かれているアメリカンなSLは、明治期に北海道で使用された7100形と思われ、実際米国産の輸入蒸機だが、高山へ来たわけではなさそうである。
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・松阪牛三種盛り弁当 (名古屋駅) (2,484円)
現地で買い足した駅弁の一つ。
ご覧の通り、トレー中央に付け合わせの玉子焼と野菜を置き、左右にハンバーグ、ローストビーフを配した構成。
それぞれぽん酢とローストビーフソースが付いているが、ソースの量が多く、特にローストビーフの側は汁かけご飯になってしまった。
ローストビーフの側にはバランで仕切られた向こうに、玉ねぎと薄い牛肉を薄い甘辛味で煮たものが載っているが、これもなかなか美味かった。
とはいえこの弁当の主役はやはり圧倒的存在感を示すハンバーグ。
肉厚で身が詰まった厚手のハンバーグは食べ応え十分で、高値ゆえかさほど売れているようには見えなかったが、それだけのことはある。
しかしながら、上の2つがこれより安い値段で買えることを思うと、売れ行きが悪そうなのも仕方ないかな…という気にもなる。
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次回へ続く。


















































