算命学の大運*「大運天中殺の陽転と陰転」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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算命学の大運*

「大運天中殺の陽転と陰転」

 

大運天中殺が厄介なのは、様々な条件にヒットしないとなかなか「陽転現象」は掴めないものです。

 

この「様々な条件」とは、通常大運天中殺の場合は「突入する5年前から突入時までの状態」、変剋律大運天中殺は、「突入してから5年間の動向」などがあります。

 

さらに大運天中殺に突入する際の「突入時の周囲の環境」も見逃すことはできません。

 

20歳代から30歳代に突入する大運天中殺は、人生で最も働き盛りで、肉体的にも無理の利く年齢ですから「陽転しやすい大運天中殺」になりますが、高齢になって大運天中殺に突入する場合は大きく異なります。

 

 

大運天中殺は、あなたの「月干支」から発生しているため、先ずこの「月干支」が何を意味しているかを知らなければなりません。

 

 南の無=精神目標・夢などの欠落

 中央の無=自分・現在(現実行動)・お金がない・不安定

 

上記の2つの箇所が欠落した状態から、大運天中殺がスタートするのです。

 

 

*「陽転の条件」

主に若い世代で3旬から5旬に巡る大運天中殺。

 

 

*中央の現実が稼働する場合

①大運天中殺に突入する5年前から「現実苦」を味わっている場合。

②何事にも自信をなくし、心を支えるものもなく、特に夢もない場合。

③大運天中殺突入の2~3年前から心が不安定となり「目上との争い」、「目上との離反」などの場合。

 

ここで言う「目上」とは、北方との離別であり、両親や師と仰ぐ人との離別を指します。

この場合は、自分一人だけが彗星の如く発展していく形です。

 

陽転する場合は、「現実有形の世界」での発展となり、地位や名誉、財力を手にすることができますが、同時に危険も伴います。

このように北方が変化して大運天中殺が「陽転」した場合は、大運天中殺が終了するまで変化させないことが最も重要です。

 

大運天中殺期間中は「目上を持ち替える」と、その時点から運命は混沌とし、自身の精神が大混乱を来します。

 

*南方の精神が稼働する場合

①精神的なショックにより現れる。

大運天中殺突入前の5年前から精神苦があり、生き甲斐をなくしたり、両親、兄弟を亡くす、世の中が嫌になるなど。

 

②出発時に高次元の自尊心がありながら劣等感をもち、作品などに形を変えて現れる。

 

③精神の稼働が大きくなり神経の消耗度が激しく、肉体的な弱さが生まれる。

 

精神の未来である「南方」に気が集中し、そこを出発点として精神的な拡がりがあり、学問、芸術、あるいは宗教的な分野で見事な才能を発揮することができる。

 

南方稼働の場合は、精神の無を補うために、集中的に「南方」に気が集中し、天才的な能力が身につき、学問、芸術など稼働中に作り出されたものは、長く歴史に残るものが生まれやすい。

 

本人は現実の中央に気が集中していないために、地位や名誉を与えられても喜びは少なく孤独となる。

 

常に肉体的な弱さと戦いながら大運天中殺に突入後10年目辺りから現象が大きくなり、才能だけが増大されるのです。

大運中盤から終盤にかけて、中央の現実を求め始めると、「運命の漂流者」となり、人生の放浪者となる恐れもあります。

 

*南方稼働の大運天中殺は女性に多いパターン。

この「南方稼働」、いわゆる精神が稼働する大運天中殺は女性に多く見られ、しかも単身より平凡な主婦がこの形になりやすいのです。

 

妻が「南方稼働」の大運天中殺に突入すると、突入すると同時に配偶者の運気を持ち上げる状態になります。

この現象を「反衝移動」と呼びますが、夫婦、親子、兄弟、姉妹などの関係に現れやすいのです。

 

ある種の「一心同体」的で、「身代わり天中殺」とも言われています。

 

妻が南方稼働の大運天中殺に突入すると、夫は「大運天中殺陽転現象」となり、妻が「精神の無」であり、夫は「現実の無」に変化し、一家のあり方が現実稼働の「陽転現象」となるのです。

 

大運が陽転すると、それこそ「休む暇がない」状態となりますから、期間中に夫の身体を休ませようと思えば、夫ではなく妻側でコントロールしなければなりません。

 

*「陰転の条件」

①両親や回りの人たちの恩恵により、「現実が有」になっている状態の時に「大運天中殺」に突入する場合。

 

②中央が「有」の場合は、運気が中途半端になり、中央や南方に気が流れ、1ヶ所に集中しなくなる。

 

③人生のあり方も「変転変化」の連続で、定まった目的のない運命となりやすい。

 

 

「陰転」すると、大運に入る以前に築き上げた形が崩れ始め、社会的地位や経済力が低下する。

そのため、自己の精神世界に自信がなくなり、精神不安から「ふらつき現象」が現れる。

 

現実性も精神性も完全に崩壊するのが大運天中殺終了時の20年目となり、南方と中央が完全な「無」の状態となり、自己本来の「運命の枠」に戻る。

 

一家の長が「大運天中殺陰転」すると、家族は苦しみの20年となりますが、その20年間に「何を学んだか」が問われる運命の型となります。この場合精神力が弱いとふらつきも大きくなる恐れがあります。

 

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