天中殺期間の対策*④「人間関係編」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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天中殺の対応策

④「人間関係編」

天中殺期間中ではなくとも、いつの世も人様と良好にお付き合いすることは難しいものです。
親子や兄弟だってケンカするんだから、他人様だったらなおさらのこと、と思われるかも知れませんね。

しかし、上手に付き合えないとしても、相手を認めることは出来るはずです。

この世では、大きく分けて2つのグループがあります。
半分は自分を理解してくれる味方とすれば、半分は全く理解されない敵方の人なのです。

算命学風に考えて見ますと、
横軸は「三合会局」です。
子 申 辰 / 午 寅 戌
丑 巳 酉 / 未 亥 卯

では、縦の関係はどうでしょうか?
それぞれが「支合」の組合せになっています。
子-丑 申-巳 辰-酉
午-未 寅-亥 戌-卯

さらに面白いことに、反対側の人との関係は
子-午 申-寅 辰-戌
丑-未 巳-亥 酉-卯
これは見事な「対冲」ですよね。

自分と真逆の位置にいる関係ですね。
真逆は「破壊」とか「停止」そのものですから、お互いに融合していくのは難しい関係です。

だからといって、世の中が「二分」されていると言う訳ではなく、必ず中間の人たちも存在しますから、お互いに「まあまあ」と言いながら、調和を保っているのです。

上記は天中殺期間とは関係なく、普段の状態ですから、これだけでも融合できない要素が存在しているのです。

それでは天中殺期間の人間関係です。
①精神の不安定要素とは
②目標と結果が欠如
③言動に一貫性がもてない

①精神の不安定要素とは
仕事でもプライベートでも「精神が不安定」になると、心は大まかになるどころか、逆に神経質に転じます。
普段は、ほんの些細なことと気にも止めなかったことでも、天中殺期間中はぐずぐずと気になるものです。

仕事でも恋愛でも、また配偶者や子供との関係でもイライラしたり、言わなくて良いことでも言ってみたくなってしまいます。

このように「つい発した」言葉が後々大きな問題に発展し、取り返しのつかない事態に追い込まれてしまうというところが、天中殺の作用なのです。

人間関係では、相手と直接の場合と間接的に接する場合がありますが、間違った発言をした場合に直接の場合は即座に訂正することができますが、間接的に接した場合は訂正が効きません。

実はこうした「間接的」な部分で問題が発生しやすいのです。
「言った」、「言わない」、「やった」、「やってない」といくら後で真相を弁明しても、既に相手は聞く耳はありません。

このように「理不尽」なことが生じやすいのが、人間関係の難しい所なのです。
そのために、ペナルティや始末書などの反省文などを書かされたら、あなたはどう対応しますか?

責任感の強い人であれば、弁解もせず必死に耐えるかも知れませんが、いや、最初だったら先ず耐えられます。
しかし、2度、3度重なると、限界に達してしまいます。

当然、このような事態になれば「責任問題」に発展し、もはや自分の手の届かない方向へと流されてしまいます。

「謹慎処分」、「減俸」、程度で済めば一時的ですが、最悪は「クビ」です。
それまで会社に貢献した実績など一切関係なく、処分が下されるのが「世の中」とも言って良いでしょう。

サラリーマンであろうが、自営業者であろうが、関係した人間関係では、多くの事例があるのです。

*「誤解」も発生しやすい
精神不安定時に一番注意しなければならないのは「誤解」です。

天中殺期間中は「勉強しましょう」とか「遊びや習い事をしましょう」と、鑑定師の方々は伝えています。

確かに対応策としては間違いではありませんが、仮に教室などで勉強しているときに、同じ事を伝えたとしても、受け取る方は色々ですからここに「誤解」が生じるのです。

仮に「あなたは頭がいいですね・・・」と言われたとすればAさんは、素直に「私は頭がいいんだ」と受け取り、Bさんは、もっと「勉強しなければ」と受け取り、Cさんは、私のどこが「頭がいいというのだろう?」と、このように精神的な分野ではあまり支障はありませんが、問題は「行動面」です。

仮に上司から、
「ありがとう、後は私がやりますから」と言われたら

Aさんは、さっさと仕事を終了し帰路に就く。
Bさんは、何となく終われなくて「何かお手伝いを?」と、
Cさんは、私、力不足で「不満足だったかしら?」と、
Dさんは、同僚に「私何か失敗でもしたかしら」と、

大体、天中殺期間はナーバスに物事を処理しますから、CさんやDさんの症状に似た受け取り方になるでしょう。
当然仕事が終わり帰路に就く過程で、あれこれと悩み事が多くなるものです。

当然翌日は「物事を完璧に」という意識が働きますから、そこでつい「余計なこと」に手を出してしまうのです。
これが最も最悪の状態を招く原因になります。

上司は、「ご苦労様」と言ってる訳ですから、素直に仕事を終了すればいいのです。
こんな事が度々重なると、仕事の自信も喪失し、迷いから予期せぬ方向へと進展していきます。

②目標と結果が欠如
何度も記していますが、天中殺期間中は「目標と結果」が欠如している状態です。

目標が明確でない、そして結果も出せない状態は人間関係のコミュニケーションだって、スムーズに運ばなくて当然という意識が必要でしょう。

仕事以外のプライベートでは、「受け身」でいることはできますが、仕事関係では如何なるビジネスでも、基本的に「積極性」が要求されます。

動けば動くほど泥沼に・・・となると、
一体どうすれば良いのでしょうか??
正直なところ、天中殺期間では、結果に結びつく特効薬はありません。

敢えて言えば、「目標も結果も運次第」として、淡々と業務に専念することしかありません。
その上で、結果が出ますから、それが天中殺期間の成果なのだと思えば、いくらか気が楽になります。

仮にノルマがあったとしても、一応目標としても達成できない場合もあれば、達成できる場合もあります。
このように「不安定要素」も天中殺期間ですから、この「不安定」を逆に利用して見れば良いのです。

ノルマの上下は天中殺期間でなくても存在しますから、先ず「結果を意識しない」、「結果にこだわらない」、「ケセラセラ」の心境が必要でしょう。

③言動に一貫性がもてない
人間関係で一番難しいのが「言動の不一致」です。
昨日と今日とのコメントが違えば、誰だって「えっ?」となるのは当然でしょう。

相手があなたの天中殺と知っていたとしても、昨日と今日の違いは、一体どっちが本当ですか?

特に気の変わりやすい人は要注意ですね。
普段でも「気が変わりやすい」のに、天中殺期間はさらに不安定になりますから、自分の言動すら意識していない人もいるのです。

「朝令暮改」という言葉がありますが、朝夕の時間差でもなく、朝と昼と夜に変化がある人も、たまに見受けることもありますが、これは例外ですね。

例え相手と夕方会う約束をしたとしても、それまでに事情が発生し、予定通り事が進まずドタキャンしたり、うっかり約束をキャンセルする場合もこの種の出来事です。

「精神の欠落状態」での言動の不一致は当然ですから、天中殺でなくても、普段でもなかなか難しいことです。

 

このような状態は、殆ど人間性として見られますが、精神不安定下の期間では、意識していても難しいですから、結果を意識しないで、自分の与えられた役目に専念すべきでしょう。


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