天中殺期間の対策*②「結婚編」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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天中殺の対応策

②「結婚編」

結婚とは、男女にとって一生の重大なイベントです。
その結婚を天中殺期間中に行なうと言うことは、「嵐の時に筏で荒海に船出」するようなもので、当然目的地どころか、何時沈むか分からない状態で船出しているのです。

航行中も荒波と戦いながら、一生懸命筏が沈まないように舵を切らなければなりません。

一般の方々は、この天中殺に気付いていないため、殆どのカップルが、自分たちの都合を優先させ、入籍や結婚式を挙げています。

それでも二人が仲良く過ごしている間は、天中殺は関係ありませんから、重要な意味があることは知っていても殆ど気にもとめないでしょう。

天中殺期間と言っても、大運の10年単位の天中殺もあれば、2年間の年運天中殺もあり、その下に月運天中殺も存在します。

できれば、大運、年運、月運の天中殺の期間は、結婚は避けた方が良しとされています。
がしかし、大運天中殺のように10年、20年単位で天中殺期間があると、避けようがありません。

それでは、結婚に関連した事象の解説に移ります。

*結婚とは
算命学上では、男女が同じ屋根の下で同居し、生活の営みをしている状態を指します。

そして生活する上で子供が出来、家族が形成され、夫の役目や妻の役目を果たさなければなりません。

基本的には、結婚とは「夫の人生を妻が支えていく」と言うスタイルが定義となっていますが、昨今では夫婦の形は様々ですから、なかなか定義通りにはことは運びません。

しかし、女性が子供をもうける年齢的な条件もありますから、ただ結婚すれば子供ができると言う単純なものではありません。

女性の中には働き盛りに仕事に追われ結婚できず、ついつい30代後半から40代になって、やっと結婚相手に巡り会えた、というカップルも最近は多くなりました。

やっと見つけた伴侶でありながら、二人のどちらかが天中殺期間だとすれば、皮肉にも期間中の結婚は諦めるか、嵐に向かって漕ぎ出すかの選択をしなければなりません。

この場合、まだ妊娠が可能だから早く子供が欲しいなど、と言った状態では、天中殺が明けるまで待ちましょう、とは、なかなか言いにくいものです。

では、何故もっと早く結婚を決断しなかったのですか?
と言いたいところですが、そこが現実の厳しさなのです。

私は、このような事例では、天中殺期間であっても「嵐を覚悟で船出しましょう」と答えます。
もう、一種の賭けに過ぎないかも知れませんね。

そうなんです、結婚とは「賭け」みたいな部分もあります。
二人で生活してみなければ分かりません。

 

天中殺期間中の結婚を、算命学上では「不自然結婚」と読んでいます。不自然な状態で結婚に漕ぎつけている関係上、結婚自体も不自然な状態をキープしていれば、基本的に何ら問題はありません。

 

結婚当初のいわゆる子供のいない状態であれば、不自然結婚になりますが、子供が欲しいとか、妻が仕事がしたいなど、当初と変化させると、たちまち天中殺の災厄がやってきます。

しかし結果を怖がっていては何もできないでしょう。
女性は35歳を過ぎたら天中殺期間と言えども、「チャレンジ精神で結婚に賭けてみて下さい」と。

①天中殺の結婚について
20代や30代前半の女性であれば、天中殺期間中の結婚は避けましょう。と言うことになりますが、万が一「天中殺で結婚してしまった」と、後で気付いた場合は、素直に「壊れてもともと」の精神で乗り切って下さい。

すでに夫婦生活の営みは始まっていますから、いまさら後戻りはできません。
子供がいたとしても、「五体満足な子供」であれば、上出来と考えるべきでしょう。

しかし、二人の間に子供が出来なかったり、年の差も10歳以上だとか、夫が別居や単身赴任の場合には、災厄はある程度免れることができます。

また国際結婚など、通常の結婚スタイルと違う場合も災厄から免れる場合もあります。

ちょうど「日座天中殺」の症状に似ていますが、外国生活も同類です。

②天中殺の同棲について
恋愛期間中のカップルが天中殺期間に同棲を始めた場合も、長続きはしないかも知れません。
この場合は天中殺期間が明ける頃には、二人の中は嫌でも精算されることになるでしょう。

この場合、結婚の条件では「立派な夫婦生活」なのです。
ただ入籍がされてないだけで、共同生活事態が夫婦生活なのですから。

仮に男女の関係はなくとも、同じ屋根の下で暮らすこと事態が、結婚の対象になっているのです。

「どうしても結婚したい」と言うことであれば、なるべく早く共同生活を精算し、一旦別々に暮らし、天中殺が明けて6ヶ月以上経過した後に改めて再スタートしてみましょう。

③離婚と再婚について
天中殺中の離婚については、特別な条件を付けなければ、比較的スムーズに離婚は成立します。

何しろ、「精神不安定」の期間ですから、物事を冷静に判断できない時ですから、以外に簡単に離婚の目的を達成できる下地があるのです。

ただ、子供の養育費や慰謝料を請求するなど、弁護士や仲介者が必要とする離婚を選択すると、スムーズな離婚から遠ざかり長引く恐れがあります。

離婚を簡単に成立させるには、離婚の条件を付けず、裸一貫で「ゼロからスタートする意識」の離婚をお薦めします。
なぜなら、結婚生活を振り返ることもなく、真っ直ぐ前を向いて前進できるからです。

また、このようなケースは立ち直りも早く、新しい生活スタイルにも、無理なく突入していく強さも兼ね備えているのです。

*再婚について
お互いに「離婚経験」がある場合は、天中殺期間であっても問題なく再婚することができます。この場合、どちらかに子供がいても同様です。


ただ、どちらかが「初婚」の場合は、天中殺期間の再婚は避けるべきでしょう。

また再婚の場合に、子供がいない状態で、夫婦生活が維持できれば、災厄の心配はありません。

*再婚より恋愛を
お互いに一度は結婚して、離婚経験のある人同士であれば、再婚より「恋愛」を楽しむことも可能です。

若いときのように、結婚して子供を育てる必要がなければ、「結婚」という形にこだわらなくても、男女間さえ維持出来れば立派に目的は達成できると思いますが如何でしょうか??

お互いに離婚経験となると、40代中頃から50代にかけてのカップルでしょうから、子供がいたとしても、年齢も高く親と別居も可能な年齢でしょうから。

この場合、母親と娘の同居に対して、母親が恋人と一緒に住む場合は、少々厄介になります。
男性にとっては、母親も娘さんも他人同士ですから、その辺りは私が述べなくても察知して下さい。

こうしたケースでは、むしろ母親は恋愛をすべきで、恋人と共に住むことは避けるべきと考えます。

④結婚の定義
最後になりましたが、それでは「結婚の定義」とはあなたはご存じでしょうか??

算命学での「結婚の定義」は
①婚姻届を提出したとき
②男女が同じ屋根の下で共同生活を始めたとき
③男女が初めて結ばれたとき
上記が結婚の定義です。

一般には①が結婚の定義と思われますが、②も③も立派な定義なのです。
しかし「結婚式」は結婚の定義にはなく、あくまで結婚のイベントに過ぎないと言うことです。

従って「結婚式」は結婚ではありませんから、入籍は天中殺期間外に提出し、結婚式は万が一天中殺期間中であっても問題ありません。

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