暮らしと算命学*「③精神界の行動領域」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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暮らしと算命学*

「③精神界の行動領域」

「精神界の行動領域」と言っても、イメージが難しいかも知れませんが、「山の上から街を眺める」状態と言えば、理解しやすいと思われますが、リーダーシップの眼差しや思考性とは、そのようなイメージです。

 

常に自分の心は山頂にいて、ぐるりと360度の山の稜線を見渡しながら、孤独で物思いにふける感じですが、街中は現実界そのものですから、高い次元で現実界を見下ろしている状態です。

 

対象となる人物像は、会社の社長、会長、理事長、大学教授、機長や船長、経営者などが挙げられますが、宿命的には社会におけるリーダーの役目を与えられているわけです。

 

ピラミッドで例えれば「三角形の頂点」に位置しており、常に傘下の現実界を眺めながら、的確な指示を出さなければならない立場です。

 

社長の立場であれば、当然のように会社の従業員やその家族、関係業者も含めたファミリーは、大企業であれば何万、何十万の人たちの生命が掛かっているわけで責任重大です。

 

中小企業の社長さんは更に大変かも知れません。大企業では経営スタッフと合議制ですから、全て社長の独断ではありませんが、中小企業の社長さんは全て独断で決断しなければなりません。

 

社会的なリーダーの条件とは、先見性、決断力、責任感、将来性、成長性、安全性、実現性など、多くの条件が伴いますが、仮にこれらの条件を備えていたとしても、安易にリーダーが務まるとは限りません。

 

何代も続いている一子相伝の企業では、奇数代では陽の舵取りを、偶数代であれば陰の舵取りと、相場は決まっていますが、自分は何代目か、どのように舵取りし、そして次代に繋がなければなりません。

 

 1代目=創業社長は、陽・陰のどちらか

 2代目=創業社長が陰の場合は陽の経営、陽の場合は陰の経営

 3代目=外国へと目を向ける(外国は初代となり5代目で自国へ)

 

企業と言えども順当に「代」を継承する場合、必ず「陽」~「陰」~「陽」~「陰」と連続させなければなりませんが、先代が陰の場合は自己は陽の会社運営をすれば良いわけです。

 

経営者となれば最低でもこのような「運気の流れ」は、参考にして頂きたいと思いますが、順当に代が継続している企業は、必然的に陰陽を繰り返し、クラッシュするような企業は、陽~陽、陰~陰と連続する場合です。

 

 

*精神界の行動領域にヒットする人

①命式内に「寅」を所有している人

命式に「寅」を所有する人は、運勢的には経営者の質を備えていますが、仮に経営者でなくても、精神界の行動領域には変わりはなく、思考の目線は必然的に上から目線になるでしょう。

 

基本的に「受け身のビジネス」ですから、「商品を並べて来客を待つ」イメージの会社経営を主体に進めていきます。

 

衣・食・住全てに関係したビジネスが展開されますが、製造、生産、加工、販売、畜産、農業、漁業、林業など幅広い業種がひしめいています。

 

また流通業では主に販売を主とし、コンビニやスーパー、デパートなどでの販売ですが、昨今ではネットショップや新鮮さを提供する、産地直送型のビジネスが主流を占めるようになりました。

 

従来の流通部門は「申」のエリアでしたが、通販が手軽に利用できるようになり、生産者と消費者の垣根が取り払われ、益々便利に利用され今後もこのような便利さは、引き継がれていくことになるでしょう。

 

「受け身の商売」といえば、販売拠点をもち、そこで客を待つという手法でしたが、チェーン店スタイルで広範囲のお客を各地で取り込むビジネスも、コンビニでは地元に密着した商品もアイテムに加えるなど、時代の変化も見られるようになりました。

 

②命式内に「戌」を所有している人

命式に「戌」を所有している人の思考性は、「人々を楽しませる」、「人を相手にしたビジネス」が主体で、ある意味では「心を満たす」ビジネスと言ったイメージです。

 

旅行業、斡旋業、紹介業、ゲームセンター、テーマパーク、スタジアム、学習塾、金融、保険、不動産、観光業、ホテル・旅館、映画館、コンサートホールなど、人々の心を満たすサービスは限りなくありますが、コロナ禍で一番に影響を受けた業種ですから、現在は冬の時代です。

 

しかしいつまでもコロナ禍に振り回されるわけでもなく、近い将来には正常に戻ると思われますが、「心を満たす」ビジネスは、いつの世も人間にとっては欠かすことは出来ません。

 

人々の心を癒やすビジネスとは、「ああ、疲れた」、「ああ、楽しかった」、「ああ、旨かった」、「ああ、面白かった」、「ああ、綺麗だった」など心を満たすものを取り上げれば、人の数だけ存在するかも知れませんが、これらもビジネスの一翼を担っているのです。

 

昨今では「旅行と○○」と言った、新ビジネスが登場してきたようですが、旅行と学び、旅行とバイト、旅行と仕事など、地方には地元民が参加して、新しい旅行とミックスした取り組みを主体とした、新種のビジネスが産声を上げているようです。

 

さらに現地での長期滞在型も、ちらほら見られるようになりましたが、山や湖、海、温泉、湯治場、○○体験、採り入れなどのレジャーを長期滞在して満喫するなども、今後は増えてくる気配です。

 

③命式内に「申」を所有している人

命式に「申」を所有している人は単純に「攻撃性」を秘めています。

攻撃と言えば、恐ろしい人と捉えやすい感じですが、攻撃とは前進力であり、積極性と言った方が分かりやすいと思われます。

 

「積極的なビジネス」と言えば、早い話が「売り歩く」とか、最近は少なくなりましたが「訪問販売」とか、自動車メーカーが新車のカタログ持参で、ユーザーを訪問して販売契約を締結するのも、訪販の一部です。

 

昭和の時代には「百科事典」などの訪販も見受けられましたが、現在では殆ど見られなくなり、時代の変化と共に様変わりしています。

 

この「攻撃性」とは、「動く物」が主体ですから、建築機材や港湾の荷下ろし、自動車や電車の製造、物流・倉庫、人を運んだり荷物を梱包して配送する業務など、また航空機や機械整備、エンジン整備などもこのエリアの主役業務です。

 

基本的に「身体を動かす」ことが主体ですから、男性的な建設業や道路工事、保守点検、機材のオペレーター、操縦、整備、車体製造、各パーツ製造に至るまで精密さが要求される世界です。

 

またスポーツ界では、オフェンスとディフェンスがありますが、「申」はオフェンスで、「寅」はディフェンスの領域ですから、スポーツ界では「寅」と「申」の両方を所有していると、ポジションが広がります。

 

この精神界の現実領域では、基本的に「山の頂上から見下ろす」のが原則ですから、下界に位置する人たちは、言動に注意しないと、予期せぬ出来事に遭遇することもありますから要注意です。

 

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