算命学の占技*「西天運の才能と稼働」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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算命学の占技

「西天運の才能と稼働」

 

才能の稼働を順当に燃焼させるためには、「環境と星(才能)」を重視しなければなりませんが、実社会は「現実(行動中心)世界」ですから、自己の持つ才能が、精神分野か現実分野かを先ず判断しなければなりません。

 

精神的な才能に恵まれている人は、そのまま精神界に在籍すれば無理なく成果が期待できますが、燃焼順位の低い現実界に位置すれば才能が燃焼するどころか、根腐れを起こしてしまいます。

 

星の燃焼順位には、4つの領域がありますが、その特徴は、

北天運=精神界における精神領域

西天運=精神界における行動領域

東天運=現実界における精神領域

南天運=現実界における行動領域

 

上記の通り、4領域が存在しますが、その振り分け方は、「十大主星の精神の星」が東・西・南・北・中央のどの位置に発生しているかにより判別しなければなりません。

 

精神の星=龍高星、玉堂星、鳳閣星、調舒星

現実の星=貫索星、石門星、禄存星、司禄星、車騎星、牽牛星

 

*西天運の条件:精神の星の発生位置

①=縦線(北・南のどちらか)に発生

 

 

*「西天運」の星の燃焼順位

第一位=龍高星、鳳閣星

第二位=玉堂星、調舒星

第三位=禄存星、車騎星、貫索星

第四位=司禄星、牽牛星、石門星

 

第一位の才能(星)が、その領域において最も発揮しやすく、また完全な燃焼をしていく才能になるのです。

そのために世の中に対する才能発揮の順位は第一位となり、その場合十大主星の本質が歪められることなく現れます。

 

続いて第二位の燃焼順位ですが、順位が2位、3位、4位となると「十大主星の本質」がそのまま発揮されるのではなく、やや屈折したような姿で燃焼されていきます。

 

特に第四位になると、十大主星の本質は相当に変化して現れますので、星の意味合いをストレートに解釈することが難しくなります。

しかし十大主星の意味合いと、その働きが変化すると言うことは、変化したために、良好さも存在することもあるのです。

 

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*西天運の特徴

北天運よりやや現実寄りに位置している領域が、この「西天運」です。

この領域をさらにアンバランスなものとするものは、陰星よりも「陽星」になるのです。

 

十大主星の順位は陽星を優先して、最も現実の社会に近い形は東天運ですから、現実社会とある種の理想郷との中間に位置している領域でもあるのです。

 

ここに位置する星々は、たとえ精神的な本質を所有していても、才能の発揮は「現実性」が表に現れると同時に、「集団的」な行動の中で発揮されることになります。

 

ある意味では、理解しにくい領域ですが、人間としては理想的な領域となっているのです。つまり精神世界を重んじる現実人間となるのです。

 

*西天運の十大主星の燃焼順位

①龍高星

玉堂星と同じような創造性と学問のエネルギーですが、現実性が強くなるために、人間の生活に直接影響する創造性が生まれます。

中でも立体世界を持っているのが龍高星の特色です。

工業デザイン、エンジニアに近い分野の創造性が生まれ、また建築、造船、諸々の重工業などの技師は、現実社会との接点です。また、絵画、彫刻の才能や、デザインなどにも生かされます。

 

②鳳閣星

西天運の鳳閣星は、日常生活に密着した伝達力が中庸を保っており、新聞やテレビなどマスコミの世界が才能発揮の場となります。

しかし主に報道界であり、商品宣伝とはやや異なります。角度を変えて言えば、映画、演劇などをあげることもできます。

 

③玉堂星

玉堂星は創造、学術のエネルギーですが、西天運では学問よりも現実的な知恵と創造性が強くなります。

創造性の中では発明、発見に始まり芸術の中でも脚色、脚本、演出など夢と現実を結ぶ線上で才能発揮となり、また出版関係の制作部門をあげることができます。同時に企画、計画などもこの形の中に含まれています。

 

④調舒星

調舒星は大衆と共に歩む芸術や、大衆外の助言者となる場合が殆どですが、現実界との接点は大衆音楽、諸々の分野におけるアドバイザーなど、調査の業務にも才能発揮が現れる場合もあります。

また統計、分析など現実界に密着した総合状況の把握と言ったものにも、その才能の発揮が見られます。

 

⑤禄存星

西天運で燃焼させる場合、多岐にわたるために方向が一定しない傾向があります。政治的、経済的才能となり、奉仕的な才能が現実に近づくと政治性を帯びてきます。

政治の表舞台より裏側での才能が強く現れ、、経済の仲介者的存在になる可能性があります。現実界との接点では、金融界が能力発揮の場所となるでしょう。

 

⑥車騎星

西天運の車騎星は机上の闘争にはなりません。常に現実界に立脚したところの闘争、つまり戦略家、軍略家であり、現場に立つ闘争の指導、誘導の分野です。

この才能は指揮者としてのもので、企業などでも先頭に立って社員を指揮、あるいは誘導という範囲の能力になります。

 

⑦貫索星

貫索星は単独による守りのエネルギーを持ちますが、西天運では薄れ、集団的守備力が濃くなります。そのために守りの内側に攻撃性を備え、放出、散逸する状態を防ぐ才能となります。

警察官など公的な立場で、かつ内側に攻撃性を秘めている守りの分野で才能発揮となります。また秘密保持に関する働きも同様です。

 

⑧司禄星

蓄積、収集の才能がやや小さくなり、物事のまとめや整理にその才能が発揮されます。現実界に置き換えると税務関係の仕事(会計士、税理士を含み、鳳閣星があればさらに良好)や、総体的な事務関係の才能となって現れます。女性では母親としての才能のみでなく、知的な主婦としての才能に恵まれます。

 

⑨牽牛星

名誉、名声のエネルギーが現実に近づくと、他力ではなく自力的になりますが、ある特定の身分保障の中での才能発揮となり、弁護士をはじめ国家の保護の下で、あるいは資格の範囲で働ける分野に才能が現れます。体制側に立つのではなく、庶民側の分野で才能を伸ばすことになるでしょう。

 

⑩石門星

石門星は、本質である和合性が最大に発揮しにくいところですが、諸々の集団、組織の相談相手で才能発揮の場が存在します。集団の中でも個の範囲の活動となるでしょう。

おもに裏方的な働きの中に才能を発揮し、人と人をつなぐ、物事の下準備などですが、プロモーターなどが相当します。

 

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