霊山寺、極楽寺、金泉寺、大日寺、地蔵寺、安楽寺、十楽寺、熊谷寺、法輪寺四国八十八ケ所霊場。今回は、徳島県のお寺23か所を、四泊五日、車での巡礼です。 徳島県1日目。 【霊山寺】(りょうぜんじ) 鳴門市大麻町にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八ケ所第1番札所。早速、御朱印帳を購入。「初めての歩き遍路」などの小冊子も頂けます。 ・本尊:釈迦如来 本堂の奥殿に祀られています。空海作と伝えられる秘仏。 ・多宝塔 応永年間の建物。 ・コイ 境内に池があり、たくさんの錦鯉がいます。コイのエサ(100円)があり参拝者が与えていますが、このコイやたら大きく、中には80か90センチくらいあるものも。 御朱印に日付を入れてとお願いしたら、こちら(四国八十八)では、御朱印には日付を入れず、八十八ケ所全部廻った時に入れるのだそうです。 【極楽寺】(ごくらくじ) 霊山寺より1.2Km。鳴門市大麻町にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八ケ所第2番札所。 ・本尊:阿弥陀如来 本尊は秘仏で、本堂の裏にある収蔵庫に祀られています。 ・長命杉 空海が植えたとされる杉。紅白のヒモに触れて冷気を感じるのだそうです。 ・安産大師 本堂の右手、大師堂の左手にあります。 ・サル被害 昔から野生のサルはいるそうですが、最近は、堂々と里に降りてくるそうです。 【金泉寺】(こんせんじ) 極楽寺より2.7Km。板野郡板野町にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八ケ所第3番札所。 ・本尊:釈迦如来 秘仏でしたが、2014年から開帳されているそうです。 ・弁慶の力石 納経所の手前にあります。弁慶が力試しに持ち上げた石。 ・黄金の井戸 この井戸に自分の顔が映れば長寿との事です。なんとか写ったようです。 【大日寺】(だいにちじ) 金泉寺より6.5Km。板野郡板野町にあります。東寺真言宗のお寺。四国八十八ケ所第4番札所。 ・本尊:大日如来 秘仏で住職交代の時のみ開帳でしたが、2017年3月から12月まで、毎月28日に開帳しているようです。 ・蛤水 白く濁った湧き水で、飲むと体にいいとされてきました。現在は、衛生上の問題で上水を流しているそうで、普通の水です。 【地蔵寺】(じぞうじ) 大日寺より2Km。板野郡板野町にあります。真言宗御室派のお寺。四国八十八ケ所第5番札所。 ・本尊:延命地蔵・勝軍地蔵菩薩(胎内仏) 勝軍地蔵菩薩は空海作で、甲冑を身にまとい軍馬に跨った珍しいお地蔵様と云われています。 ・大銀杏 境内にあります。樹齢800年と云われる大銀杏。よく見ると、青い銀杏の実がいっぱいです。お寺の方に聞くと、秋になると、境内が銀杏の実で敷き詰められ、掃除が大変との事。 ・五百羅漢 奥の院になります。こちらには、等身大の羅漢像が並んでいます。 【安楽寺】(あんらくじ) 地蔵寺より5Km。板野郡上板町にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八ケ所第6番札所。 ・本尊:薬師如来 昭和38年、愛知県西尾市の方から「難病平癒」として奉納されたもの。9尺5寸(約3メートル)の座像で、元来の1尺3寸(43センチ)の本尊を胎内仏としています。 ・さかまつ 空海42歳の時、お薬師様を拝んでいた所、猟師が誤って放った矢が飛んできて、あわやという所で一本の松の枝に当たり、難を逃れます。空海曰く「この松をさかさに植えて栄えるなら、この地をふむことにより厄災を逃れるだろう」この松がみごとに栄え、「大師身代わりのさかまつ」となったそうです。これより、厄除けのお寺としても有名です。 【十楽寺】(じゅうらくじ) 安楽寺より1Km。阿波市土成町にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八ケ所第7番札所。 ・本尊:阿弥陀如来 秘仏。2014年に本尊と脇仏が開帳されたとの事。 ・治眼疾目救済地蔵尊 眼病平癒に御利益があるとされています。 【熊谷寺】(くまだにじ) 十楽寺より4.2Km。阿波市土成町にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八ケ所第8番札所。 ・本尊:千手観世音菩薩 毎月18日に開帳。 ・山門と中門 山門は、公道の手前にあります。境内に入ると中門があり、持国天と多門天が両脇に立っています。 【法輪寺】(ほうりんじ) 熊谷寺より2.5Km。阿波市土成町にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八ケ所第9番札所。 ・本尊:涅槃釈迦如来 2014年に一年間だけ開帳された。 ・健脚祈願 健脚祈願として、たくさんの草鞋が奉納されています。 ・にゃんこ 住職がご飯をあげて、お寺に住み着いているそうです。写真は親子で、他にも2匹確認。