本日は、年一回の稲沢市文化財公開デーです。今回は、禅源寺にある木造阿弥陀如来座像。
禅源寺(ぜんげんじ)
・本尊:十一面観世音菩薩
脇侍として、雨宝童子、(難陀?)龍王が祀られています。この組み合わせは、観音信仰の本山ともいう奈良の長谷寺の御本尊とその脇侍と同じです。こちらのお寺は、1634年、砂が噴出して殿堂が破損、やや南の現在の地に移転したそうです。水害の一種と思われますが、これを治めるために、水に関する仏像を本尊としたのでしょうか?
・木造阿弥陀如来座像
本堂の中、ご本尊の右側の部屋に祀られています。普段でも事前に予約すれば、見せて頂けるようです。鎌倉時代の作。高さ137センチの半丈六座像。仏像の大きさの基準のひとつとして「丈六」というものがあります。坐像の場合は、約2.5メートル。平成16年から1年かけて修復されたそうで、解説の方によると1千万かかったそうです。こちらの仏像の他に、もう一体の木造阿弥陀如来座像(57.5センタチ)、木造釈迦如来坐像(59.7センタ)を見ることができます。
・葵の紋