石薬師寺、江西禅寺、荒神山観音寺 | 池爺のブログ

池爺のブログ

最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

三重のお寺で年一回のご開帳です。

【石薬師寺】(いしやくしじ)
三重県鈴鹿市石薬師町にあります。真言宗東寺派のお寺。西国薬師第三十三番霊場。延暦年間には高富山西福寺瑠璃光院と呼ばれていましたが、東海道五十三次で石薬師駅と呼んだので寺名も改称されたそうです。現代の東海道である国道1号もすぐ横を通っています。

1-1山門
・本尊:薬師如来

毎年12月20日は、御本尊開扉おすす取りが行われます。本堂の中、正面仏壇の裏に、ご本尊が祀られています。ご本尊は石仏です。高さ約2メートル、幅約1メートル、奥行きも50センチ以上はあるでしようか。直方体の石に、仏の立像が彫られています。伝説では、「弘法大師が一夜のうちに爪で彫った」と言われているそうですが、実物見る限り、かなり無理がありますね。ご本尊の前で、ご住職自ら色々と説明して頂きました。一般的に薬師如来像は薬壷を持っていますが、こちらの石仏は持っていません。ご住職曰く「如来像であることはわかるようだが、釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来の区別がつかない。西福寺と呼ばれた時は、阿弥陀如来として拝まれていたのかも(西にある極楽浄土にいる如来なので)」との事でした。現在は、薬師如来として、その脇侍仏として日光・月光菩薩像が配置されています。秘仏ですが、本堂の横に、写真付きの看板があり、ご本尊の姿を見ることができます。帰りにはお餅とみかんを頂きました。

1-2本堂

1-3おすす払い

1-4お餅

石薬師寺

【江西禅寺】(こうさいぜんじ)
三重県鈴鹿市深溝町にあります。臨済宗妙心寺派のお寺。「祈願だるま」発祥の古刹として、だるま寺と呼ばれています。「日本達磨会」なる団体の総本部にもなっているようです。

2-1本堂

・本尊:釈迦如来
ご本尊は、禅寺として釈迦如来ですが、本堂の中は、だるまでいっぱいです。毎年2月11日には「祈願だるま入精大祈祷」が、10月5日の達磨大師の命日には「満願の火まつり」が行われます。

2-2だるま

・鬼瓦?
本堂に隣接した建物の屋根を見ると、ちょっと変わった鬼瓦が・・・。これも、だるまさんでしょうか?

2-3鬼瓦

・放生宿
山門の前にある放生宿。中には、ニワトリがいっぱい。よく見ると、ひよこもいます。以前は、ウサギも一緒に飼われていたようですが、今では一匹(一羽か)もおらず、みんな里親に貰われていったようです。

2-4放生宿

2-5ニワトリ

2-6ひよこ

江西禅寺

【荒神山観音寺】(こうじんやまかんのんじ)
三重県鈴鹿市高塚町にあります。真言宗御室派のお寺。伊勢西国三十三観音霊場第24番札所。鈴鹿市で「観音寺」で検索すると3箇所出てきます。山号は「高神山」なのですが、慶応2年(1866年)、寺の裏山で起こった神戸長吉と安濃徳との縄張り争いが「血煙荒神山」として講談や浪曲で有名になり、別称として「荒神山」と呼ばれています。

3-1本堂前

・本尊:十一面観世音菩薩
秘仏。50年に一度の開帳。お寺の方に伺いましたが、次回は20~30年先・・・との事でした。

3-3本堂

3-2本堂山号

・奥の院
本堂より、ちょっと奥にあります。春日局が寄進したという三宝荒神と九面観世音が祀られています。

3-4奥の院

・にゃんこ
ご朱印を書いて頂いている時、足元にすり寄ってきました。お寺の飼い猫です。参拝者が来ると誰にでも寄ってくるそうです。ちょっと口が引きつっていますが、昔、交通事故でアゴの骨が折れ、4回も手術をしたそうです。食べるのに難儀しているようですが、元気そうです。

3-5にゃんこ

荒神山観音寺