願成就寺、太郎坊宮、木之本地蔵院、神照寺 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

毎年9月23日、願成就寺の木ノ中地蔵尊がご開帳されます。

【願成就寺】(がんじょうじゅうじ)
滋賀県近江八幡市にあります。天台宗のお寺。びわ湖108霊場第74番札所。聖徳太子が48才になった時、近江国に48の寺院を建立、その最後に建てられたお寺で、願いが成就したという名前だそうです。

門前

・本尊:木造十一面観音立像(重文)
秘仏。聖徳太子作とされています。49年に一度の御開帳、25年で中開帳があるようです。次回は平成29年に中開帳の予定。
・木ノ中地蔵尊(重文)
毎年9月23日に御開帳されます。朝9時半くらいに到着。境内では、檀家の方々が大護摩供の準備中。10時から地蔵堂にて住職の法要が始まります。参拝客は、他に1組のみで一緒にお堂に上がり、法要に参加。いくつかのお経の後、住職が扉を開けます。等身大よりやや大きめの木造立像でした。小一時間で法要が終わり、住職から木ノ中地蔵尊と御前立の地蔵尊の謂れの説明がありました。平安後期の作で、1本の木から3体の地蔵尊を切り出し彫り上げられ、こちらの地蔵尊は中間のものだったため「木ノ中地蔵尊」と呼ばれているそうです。他の2体は、「木之本地蔵」「木ノ末地蔵」と呼ばれ、滋賀と三重にあるそうです。

地蔵堂

・満願寺地蔵(県指定文化財)
御前立のお地蔵様。満願寺(現在は無い)というお寺にあったもので、縁あってこちらのお寺でお祀りしているそうです。どこかの大学の先生が拝観された時、「文化財としてはこちらの方が貴重」と言われたそうです。姿形は木ノ中地蔵とそっくり。大きさは、一回り小さい。

願成就寺

【太郎坊宮】(たろうぼうぐう)
滋賀県東近江市、赤神山(通称、太郎坊山)にあります。名神高速八幡ICを降りると、道路標識としてよく見かけます。正式名は、太郎坊・阿賀神社。

駐車場

・祭神:正哉吾勝勝速日天忍穂耳命(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)
覚えられそうもない長い名前です。天照大御神の第一皇子神。「勝」という字が二つもあり、「勝運授福」(勝利と幸福を授ける)の御神徳があります。

本殿

・太郎坊
神社の守護神とされている天狗です。古くから、この山で修行する修験者が多く、その姿を天狗として伝えられているそうです。

天狗

・夫婦岩
本殿の手前に、二つに割れた大岩があります。人一人通れるくらいの割れ目で、ここを通って参拝すると病苦を除き所願が成就するそうです。ただし、悪心を持った人は、岩に挟まれると言われています。

夫婦岩

太郎坊宮

【木之本地蔵院】(きのもとじぞういん)
滋賀県長浜市木之本町にあります。時宗のお寺。正式名は、長祈山浄信寺。木ノ中地蔵の兄弟(?)と言う事で、予定を変更して来てみました。

門前

・本尊:木之本地蔵(重文)
特に眼の仏様と呼ばれています。秘仏。開帳は特に決まっておらず、前回は平成18年8月22日~25日に御開帳がありました。次のような由来があります。「昔(7世紀後半)、難波の海(大阪)に流れ着いたお地蔵様を祀る為、各地を旅し、この地で休んだ所、お地蔵様が動かなくなった」休んだ場所が柳の木の下だった事から「木之本地蔵」と呼ばれるようになったとの事です。「1本の木から3体切り出した・・・」という話は出てきません??? まあ、どちらもよくありそうな言い伝えですからねぇ。尚、「木ノ末地蔵」について調べてみましたが、存在不明でした。

本堂

・地蔵大銅像
本堂の隣に立っています。本尊を写した約6メートル(本尊の約3倍)の銅像。明治27年に建立され、日本一大きな地蔵菩薩の銅像とされています。

大地蔵

・身代わり蛙
境内には蛙の像があちこちにあります。実際に、このお寺に生息している蛙は、片方の目をつむっているそうで、これは「眼の病がなくなりますように」とお地蔵様に願をかけているのだそうです。こちらでは、片目の蛙の像を奉納し、眼病封じの願をかけるようです。

蛙

・戒壇巡り
本堂の横手に入口があります。6回目の角を曲がると、本尊の足元辺りになり、縁を結んだ錠前を手探りで触ります。中は完全に真っ暗でしたが、無事、錠前を触ることができました。

戒壇巡り

木之本地蔵院

【神照寺】(しんしょうじ)
滋賀県長浜市にあります。真言宗智山派のお寺。ちょっと時間があったので、最寄のお寺に参拝。「萩の寺」として有名です。9月7日~25日まで萩の祭り。宝物の特別公開もあるとの事で寄ってみましたが、残念なことに今年は公開していないそうです。

神照寺

・本尊:金剛界大日如来像
鎌倉時代、性海上人作とされています。

萩

本日は休日だったようで、拝観はできませんでした。

神照寺