龍福寺、清水寺、禅徳寺、吉祥寺、日龍峯寺 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

前回に続き、美濃西国三十三観音霊場めぐり。

【龍福寺】(りゅうふくじ)
岐阜県加茂郡富加町にあります。臨済宗妙心寺派のお寺。美濃西国三十三観音第28番札所。

龍福寺山門

・本尊:聖観世音菩薩
・雲板(重要文化財)
本堂前に重要文化財「雲板」の案内板があります。実物は見れるのか?とお聞きしたら、住職のお母さんが、宝物殿に案内してくれました。(法事でお忙しい所ありがとうございました)1443年景就という人の作。銅製で、禅寺で使われる合図のために打ち鳴らす楽器の一種です。宝物殿には、他に、重文の槍とか円空仏・地蔵菩薩や不動明王などがあります。

案内

龍福寺

【清水寺】(きよみずでら)
加茂郡富加町にあります。臨済宗妙心寺派のお寺。龍福寺の住職が兼務されているそうです。美濃西国三十三観音第26番札所。坂上田村麻呂開基・僧延鎮開山で、京都の清水寺を開いた人と同じ。京都の後、美濃の地に来たそうです。境内には、ちょっとした滝もあります。

清水寺

・本尊:十一面観世音菩薩坐像(国重要文化財)
秘仏。4年毎の美濃西国三十三観音霊場の総開帳にあわせて御開帳されますが、今回特別に本堂後ろにある宝物殿を開けて拝ませていただきました。観音像としては珍しい「座像」です。等身大で、平安時代の作。宝物殿には、他に県重文の地蔵菩薩像、町重文の毘沙門天像が祀られています。(毎月11日には檀家の方々がお寺の掃除などで人がおり、お願いすれば宝物殿を開いて頂けるそうです)
・本堂裏の窓
本堂には本尊のお前立ちが祀られています。その背後には、窓があり、ご開帳の時に開けられます。そして、その後ろには宝物殿があり、扉が開けられます。すると、本堂の正面からお前立ちを拝むと、その直線上に、本尊が見えるそうです。

窓

・二天門(重要文化財)
四天王の内、増長天と持国天が安置されているので「二天門」と呼ばれています。

清水寺二天門

清水寺

【禅徳寺】(ぜんとくじ)
美濃加茂市にあります。臨済宗妙心寺派のお寺。美濃西国三十三観音第12番札所。

禅徳寺山門

・本尊:聖観世音菩薩坐像
こちらも座像です。
・ピーちゃん
ヒヨドリの子供。雛の時に、お寺で保護しています。怪我をしているようで、飛べないそうです。住職自ら水やエサをあげています。

ひよどり

禅徳寺


【吉祥寺】(きちじょうじ)
関市にあります。臨済宗妙心寺派のお寺。美濃西国三十三観音第23番札所。

吉祥寺山門

・本尊:釈迦牟尼仏
・聖観世音菩薩
本尊の左となり、厨子の中に安置されています。秘仏。4年毎の美濃西国三十三観音霊場の総開帳にあわせて御開帳されます。

本尊

吉祥寺


【日龍峯寺】(にちりゅうぶじ)
関市にあります。高野山真言宗のお寺。美濃西国三十三観音第1番札所。岐阜県下最古のお寺。

日龍峯寺本堂

・本尊:千手千眼観世音菩薩
秘仏。
・両面宿儺
このお寺の開基は両面宿儺とされています。両面宿儺は、5世紀の頃、飛騨の国の豪族です。本堂に両面宿儺像が安置され、毎年10月17日の宿儺祭りの時に開帳されるようです。

両面宿儺

・招福ねこ「まろん」
お寺の看板ニャンコ。寺務所の門の所で寝そべっており、参拝客を出迎えてくれます。

マロン

日龍峯寺