笠寺観音②、西方院、福王神社② | 池爺のブログ

池爺のブログ

最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

今回は、三箇所で御開帳です。

【笠寺観音】(かさでらかんのん)
名古屋市南区笠寺町にあります。正式名は、笠覆寺。尾張四観音の一つ。尾張三十三観音第三番霊場。今回は八年に一度の御開帳です。今年は、4月11日(土)~18日(土)。期間中は駐車場が使えないそうで電車での移動です。名鉄本笠寺駅から徒歩5分くらい。
・本尊:十一面観世音菩薩
初日で10時頃まで法要があり、その後に御開帳です。普段は入れない本堂の内陣に入り、さらに正面の奥の狭い通路の中央に、ご本尊がおりました。割と平坦なお顔のように見えます。事前のお話通り笠をかぶっておられました。

内陣

・本堂の仏像群
内陣の正面、お前立ち観音の後ろに、無数の仏像が立っていました。暗くて、はっきりと見えませんが、30体くらいいるでしょうか。ご本尊以外は撮影OKだったので、撮ってみましたが、やっぱり暗い。

仏像群

・かんのんカフェ
境内にカフェが開かれており、ライブもやってました。毎月、「六の市」露店があったり、フリーマーケットが開かれたりと、地元密着型のお寺です。ライブで歌っているのはsaraさんでしょうか。

かんのんカフェライブ

ライブ

笠寺観音(御開帳)

【西方院】(さいほういん)
笠覆寺の向かいにあります。笠覆寺の御開帳に合わせて、8年ぶりのご本尊の御開帳が行われていました。

西方院

・本尊:烏枢沙摩明王(うすさまみゅうおう)
笠寺明王とも呼ばれています。撮影はOK頂きました。50~70センチくらいの象で、なんだか笑っているように見えました。八百年ほど前、木曽義仲公の母君が日頃持仏として信仰され、母君が亡くなった後、侍女やら家来らによって受け継がれ、現在に至っているそうです。毎月28日がご縁日です。

笠寺明王

西方院

【福王神社】(ふくおうじんじゃ)
三重県菰野町の福王山にあります。4月11日と12日の二日間、年に一度の春の大祭が行われ、祭神である毘沙門天の御開扉(ごかいひ)があります。

本殿.

・祭神:毘沙門天
聖徳太子が1200年前に奉じたと伝えられます。春の大祭では、普段のご祈祷に加えて、ご神像の御開扉が行われます。ご祈祷を受けなければ、拝観することができません。ご祈祷を申し込み、十数名が本殿に上がります。神主さんが祝詞を唱えられ、お祓いが行われます。最後に、正面の幕が開かれ、毘沙門天が現れます。狭いお堂の中なので、ほとんど間近に見ることができます。立像で1メートルぐらいでしょうか。割と最近お色直しをされたのか、青っぽく塗装されていました。ものの数分で幕が閉じられ、ご祈祷終了。福引券を頂き、三角くじを引いたら、ご祈祷で頂いた「福王山御神酒」がもう一本。

御神酒

・夫婦の狛犬
本殿前にいる狛犬。左側の狛犬には小さな子供がいます。左右の狛犬は夫婦なのだそうです。言われてみれば、左のはやさしいお母さんの顔をしているような。

狛犬左

狛犬右

・奥の院
神社は福王山の中腹にあり、頂上付近に奥の院があります。前回来た時は、雨が降っており、「足場が悪いし、ヒルがいるから」と断念しましたが、今回は天気もよく、行ってみることに。本殿の右側に、聖徳太子が祀られたお堂があり、その裏から奥の院への参道となります。奥の院まで650メートル。はっきり言って「道」はありません。基本的に、ほぼ直線で上に向かって進みます。所々に看板があり、最初の看板は「ヒルに注意」・・・。転んだらヤバイ、立ち止まったら足にヒルがとりつく・・・とかビビリながら、休憩なしで登りきります。頂上の奥の院には、ちょっと広くなった場所(天狗の踊り場と呼ばれます)に、小さな祠があるのみ。境内に戻ったら、ズボンと靴をチェック。幸い、ヒルには遭遇しませんでした。

奥の院参道

ヒルに注意

参道2

奥の院

・福もちつきと天狗の厄払い
春の大祭のイベントとして行われています。役員の方が天狗に扮して、子供達の頭をなでて厄払い。福王山には天狗伝説があります。ついたもちは、その場で参拝者に振舞われます。

福もち

天狗の厄払い

【追記】
御神酒を頂きました。箱から出したら、蓋が王冠・・・。多分、十年以上振りに、栓抜きを使いました。

栓抜き