愛知県豊田市小原地区の四季桜と紅葉を観てきました。今回は、小原地区の北、川見薬師寺周辺の山で、約1200本の四季桜が植栽されています。所々に紅葉があり、紅葉と桜のコラボレーションという絶景ポイント。
【川見薬師寺】(せんみやくしじ)
豊田市川見町、国道419号沿いにあります。「川見の薬師さん」と呼ばれる真言宗高野山派のお寺。正式名は、瑠璃光山薬師寺。
・本尊:木造薬師如来坐像(市指定有形文化財)
秘仏のようです。本堂の中を覗くと、金ピカの御前立がおられました。本堂横の説明版では、日光・月光初め十三体の仏像があると書かれていました。本道の中、本尊を囲むように小さな仏像が並んでいましたが、これがそうなのかな?
・石段
・山門
・蝦虹梁(えびこうりょう)
・四季桜
【泥打観音】(どろぶちかんのん)
豊田市小原町の中央、交差点の横にお堂が建っています。こちらに祀られているのが「泥打観音」。説明版には、次のようなで伝説が書かれています。
「仏像は田んぼの中に埋まっていた。近くのお百姓さんがきれいに洗って安置したが、次の日、また泥の中深く埋まっていた。また洗って元の位置に戻すと、次の日もまた泥の中に埋まっていたという。」
「旅人がこのお堂で一夜の宿を借りたとき、本尊や堂を拭き清め休んでいると急に体が痛み出し、その夜のうちに死んでしまった。」
観音様に泥をぶつけると願いがかなうと云われています。お堂の中は、泥まみれで、観音様も泥で埋まっていました。(数年に一度、たまった泥を取り除くそうです)泥の中の観音様は、青銅仏だったそうですが、昭和22年盗難にあい、現在は篤志家の寄贈による木造の観音様との事です。