知多四国八十八箇所霊場めぐり第八弾です。前回に続き、常滑市です。
【野間大坊】
3回目の参拝です。先日、行ったばかりですが、3つほど用があったので、美浜町まで足を伸ばしました。
・ご朱印帳
・血の池
これまで2回参拝して、「血の池」も見たのですが、パンフレットの地図を見ていたら、どうも別の池を見ていたことに気付きました。勘違いして見ていたのは「弁天池」で、「血の池」は、それよりさらに東の端にありました。思ったよりかなり小さく、また、おどろおどろしい雰囲気を連想していたのですが、道路沿いにあり、明るい場所でした。「弁天池」の方は、木に囲まれた薄暗い沼という雰囲気で、こっちの方がちょっと怖い感じです。
・ご住職
先日、83歳になる伯父から「名古屋の学校(今の高校)で、2歳年上の同級生だったのが野間大坊で住職をやっとる。今はどうしとるかわからん」という話を聞きました。どうなっているのか気になったので、お寺の方に、ご住職の事を訪ねてみました。お聞きした方は、偶然にも息子さんで、「今は引退して、体を悪くして療養している」との事でした。85歳でご存命ということでまずは朗報といえるでしょう。
【大善院】(だいぜんいん)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第63番札所。真言宗豊山派のお寺。
・本尊:木像十一面観世音菩薩立像
秘仏。毎年3月第2日曜日開帳。
・元観音
本尊のお前立ちだった観音様。数年前に修復した所、ご本尊より古く、1000年はたっていると言われたそうです。現在は、本堂の中、ご本尊の右横の厨子の中に安置されています。ご住職の奥さんに特別に見せていただきました。50センチくらいの一本彫りの十一面観音菩薩立像です。小さいながら、結構、彫が細かく、観音様の柔らかな表情が伺えます。
・花井探嶺の平和観音
本堂の左側に観音堂があり、その中に安置されています。こちらも中に入って見せていただきました。花井探嶺は、明治に生まれ大正・昭和に活躍した彫刻家です。こちらの観音様は、昭和19年(1944)に作成されたコンクリート製、およそ2メートルの観音立像です。平成23年(2008)までは、本堂の横、台座に乗って外に安置されていましたが、観音堂が落成して移されました。台座だけば、大きく重すぎて移せず、そのまま外に残っています。コンクリート製と聞きましたが、造詣は細かく、柔らかい感じです。コンクリート製なのは戦時中だったためとの事です。長年外にあったため、あちこち痛んでいたそうですが、ご住職が彫刻の経験もあり、ご自分で修復されたそうです。尚、境内の庭石などもご住職が造り、庭木や花などは奥さんがされたそうです。
・橋本関雪
【相持院】(そうじいん)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第65番札所。曹洞宗のお寺。
・本尊:木像延命地蔵大菩薩坐像
・大梵鐘
・狛犬
時々、お寺にも狛犬がありますが、こちらにもありました。さらに、本堂の中、ご本尊の前にも狛犬らしき像が安置されていました。何かいわれがあるのかと、訪ねてみようとしたのですが、別の参拝者とずっと話をされていて断念。
・にゃんこ
【中之坊寺】(なかのぼうじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第66番札所。真言宗智山派のお寺。
・本尊:十一面観世音菩薩
秘仏。お寺の方に聞きましたが開帳はわからないとの事でした。
・黒弘法
【三光院】(さんこういん)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第67番札所。時宗のお寺。
・本尊:聖観世音菩薩
秘仏。開帳は50年に1度。前回は、平成20年だったそうです。次回は、かなりきびしい・・・お前立ちの観音様も結構古そうです。
【宝蔵寺】(ほうぞうじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第68番札所。真言宗智山派のお寺。
・本尊:千手観世音菩薩
・火防(ひぶせ)弘法
防火・雷除けにご利益があるそうです。
【慈光寺】(じこうじ)
知多市にあります。知多四国八十八箇所第69番札所。臨済宗妙心寺派のお寺。
・本尊:厄除聖観世音菩薩
秘仏。開帳は未定との事です。
・穴から弘法像を覗く
弘法堂の前には、縦に穴が開いた意思が置かれています。この穴を覗くと、正面に弘法堂の中に安置されている弘法像を見ることができます。穴から覗きながら願い事を言うとご利益があるそうです。カメラの焦点が合っていませんが、中央に弘法像が見えました。