報恩寺、曹源寺、来応寺、玉泉寺、安楽寺、高讃寺、洞雲寺、宝全寺 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

知多四国八十八箇所霊場めぐり第七弾です。知多半島は、美浜町から常滑市に移ります。

【報恩寺】(ほうおんじ)
美浜町にあります。知多四国八十八箇所第57番札所。曹洞宗のお寺。
・本尊:木像西方如来立像
・一夜彫観世音菩薩
弘法堂の中に安置されています。入り口からではよく見えませんが、上がって、近くで見ることができました。弘法大師が一夜で彫ったと言われる、石に刻まれた観音様です。

一夜彫観音

・弘法の水
昔は水の便が悪く雨水を貯めて飲み水としていた所、弘法大師が訪れ、金剛杖を突いて湧いた霊水。お寺の裏に水源があるそうです。小さな湧き水ですが、これまで枯れたことはないとの事です。愛知用水ができる前は貯めて飲み水として使用していたそうです。現在は、パイプを通して貯水し、お墓の水として利用しています。春に訪れれば、この霊水を頂けるそうです。

弘法の水

・カニ
お寺の駐車場の側溝に、カニがいました。

カニ

報恩寺

【曹源寺】(そうげんじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所番外。知多直伝弘法第63番札所。曹洞宗のお寺。
・本尊:木像阿弥陀如来坐像
・いざり車奉納
こちらの大師様は厄除大師とよばれています。本堂の中の左手に弘法様が安置され、その横には大正時代に奉納された「いざり車」が置いてあります。「いざり車」とは、現在の車椅子にあたるものです。当時、足が不自由で、犬にひかれたいざり車で巡礼していた人が、弘法さまの夢を見て、「番外の寺に寄れば足が治る」とお告げを受けた。そしてこのお寺に来た時に、自力で立つことができたとの事です。

いざり車

・常滑市山車祭り
明日(10月12日)は、10年に1度の常滑市の山車祭りがあります。常滑市の各地区から、それぞれの山車が出て、市内を練り歩くようなお祭りで、このお寺にも山車の一つが保管されており、この日は、町内の方たちでしょうか、山車を境内に出して、掃除とか手入れをされていました。

曹源寺山車

曹源寺

【来応寺】(らいおうじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第58番札所。曹洞宗のお寺。
・本尊:木像如意輪観世音菩薩坐像
・ぽっくり地蔵
境内の片隅にあります。「ぽっくり往生」するよう祈りをこめた霊験あらたかなお地蔵様。

ぽっくり地蔵

・野菜販売
境内に入った横に野菜が販売されていました。お寺で作った作物を置いてあるかと思ったら、向かいの八百屋さんの商品との事でした。よく見ると微妙な値段・・・。

野菜販売

来応寺

【玉泉寺】(ぎょくせんじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第59番札所。曹洞宗のお寺。
・本尊:木像阿弥陀如来立像
・延命地蔵尊
聖徳太子作と云われている秘仏。12年毎、子の年に開帳で、次回は2020年。日程は、その年が来たら決めているそうです。だいたい、秋が多いとか。
・山車
こちらのお寺でも山車の整備がされていました。

山車

玉泉寺

【安楽寺】(あんらくじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第60番札所。曹洞宗のお寺。阿久比町の13番札所も同じ名前でしたが、こちらは常滑市です。
・本尊:木像阿弥陀如来坐像
・本四国お砂踏み霊場
境内の真ん中にあります、ミニミニ四国霊場。

お砂踏み霊場

安楽寺(常滑市)

【高讃寺】(こうさんじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第61番札所。天台宗のお寺。行基菩薩開基。
・本尊:木像聖観世音菩薩立像(県指定文化財)
行基菩薩作で秘仏。開帳はないそうです。県指定文化財になっているので、絶対秘仏ではないようですね。
・ツバキ(市指定天然記念物)
樹齢350年。境内にあるツバキの古木。花は、紅色・八重(18弁前後)で春咲き。

ツバキ

・ぎんなん
仁王門から本堂に至る途中にイチョウの木があり、辺り一面にぎんなんが落ちていました。誰も拾わないのかな?もったいない・・・

ぎんなん

・木造仁王像(県指定文化財)
仁王門にそれぞれ安置されています。金剛力士・密迹力士(みっしゃくりきし)、木造で約3メートル。知多半島内では最大。この仁王像には昔ばなしがあります。「昔、池から仁王像が引き上げられ、最初は近くの洞雲寺に運ぼうとしたが、ビクとも動かず。これは高讃寺の仁王様だと、そちらに向かおうとしたら、足が生えたように軽く動いた」との事です。池の中にあったのは、戦国時代、戦火を逃れるため隠されたもので、当時の村人から忘れられていたようです。

仁王2

仁王1

高讃寺

【洞雲寺】(とううんじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第62番札所。西山浄土宗のお寺。
・本尊:木像阿弥陀如来坐像(市指定文化財)
こちらも行基菩薩作。高讃寺の仁王像と同じく、池から引き上げられ、こちらのお寺のご本尊となる。
・御嶽三百坊
白鳳年間、聖武天皇の勅願を受けた行基菩薩が、この辺りに七堂伽藍、三百の坊を有した知多半島第一の巨刹が築かれました。しかし、戦国時代、織田・今川の戦いに巻き込まれ、伽藍坊舎はことごとく焼き払われたそうです。この時、仏像だけは戦火を逃れるため、池の中や田畑に隠されたとの事。
・むねなで大師
昭和の初期、重い胸の病気にかかった木村さんという方が、夢で「吾は62番の大師なり」とおっしゃられる方に納経帳で胸を撫でられた。家族が62番の洞雲寺にお参りすると、病気が治ったとの事です。弘法様のお寺は近くに88もあるのに、番号指定というのが・・・
・木造聖観世音菩薩立像
秘仏。33年毎に開帳。次回は、平成31年、知多西国観音霊場の記念の年として、特別開帳を予定しているそうです。
・寧護大師(ねこたいし)
ネコのお姿をした大師さま。造形作家、小澤康麿という方が奉納されたそうです。これまで色々な大師さまがいましたが、ついに人外の大師さまがいた。鰹節をお供えするとご利益があるそうです。

ねこ大師

・巡礼者
丁度、50~60名くらいの巡礼の団体さんと遭いました。ここでは、お昼ごはんをとっていたようです。歩いて巡礼しているそうです。

巡礼集団

洞雲寺

【宝全寺】(ほうぜんじ)
常滑市にあります。知多四国八十八箇所第○番札所。曹洞宗のお寺。
・本尊:木像十一面観世音菩薩立像
・巡礼者
お寺が表通りから入った所にあり、車で入る道がわからず、うろうろしてやっとたどり着いたら、さっきの巡礼集団が追いついて来た。せっかくだから、一緒に般若心経を唱える。

巡礼集団2

・天狗と獅子
本堂の左隣にある金比羅堂の屋根に、天狗と獅子がいます。

天狗と獅子

宝善寺