大宮浅間神社、愛万博寺 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

今月末に御嶽山に登ることになりました。一応、山頂にある御岳神社に参拝してご朱印を頂く事が目的だが、行程は、まるっきりの登山です。生半可な格好では、たどり着けないという事で、登山靴やらリュックやら登山用装備を購入。今回は、靴に慣れるための練習です。

【大宮浅間神社】(おおみやせんげんじんじゃ)
近場で手軽な所ということで、愛知県犬山市にあります「尾張富士」にやってきました。標高275メートル。その登り口に、大宮浅間神社があります。山頂にも奥宮があり、尾張富士大宮浅間神社とも呼ばれています。
・主祭神:木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、天照大神
創建は、天平元年(729)と言われる古い神社です。木花開耶姫命は、子供の守護神とも言われ、虫封じ、安産、子授けなどのご利益があるとされます。5月5日には「預け子祭」が行われるそうです。登る前に登山の安全を祈願。
・石上げ祭
こちらは8月の第一日曜日、今年は、8月3日に行われます。昔、ある行者がこの山で祈願をした所、夢に木花開耶姫命が現れ「この山は、隣の本宮山よりやや低く・・・」と嘆いたそうです。行者は「それならば・・・」と、山の山頂に大きな石を積み上げた所、行者の願いがかなった。この話が伝わり、「石上げ祭」が行われるようになったとの事です。丁度、地元の人たちが集まって、なにやら準備をしていました。神社の前にある広場には、こぶし台の石が山積みされており、これを山頂まで持っていって、積み上げるのでしょうか。また、真新しい「献石」も置かれていました。尾張三大奇祭の一つと、ガイドマップに載っています。ネットで検索してみると、熱田神宮の「歩射神事」、尾張大国霊神社の「はだか祭」、七所社の「きねこさ祭」が尾張三大奇祭として出てきます。まあ、決まりがあるわけではないだろうし、「奇祭」には違いないですね。
・献石群
献石とは、字のごとく奉納された石碑です。石上げ祭のたびに、献石が増えるようですね。神社の本殿から尾張富士山頂に向かう登山道があります。ほとんど岩だらけのがけを登るような道ですが、この道の両脇に、大小様々な献石が並んでいます。登り口から献石群の道を登り、30分くらいで山頂に到着。登山靴はなかなかイイ感じにフィット。しかし、体力の方が心細く、息が上がって、汗だく。

献石

・八尾比丘尼の岩
山道の途中にあります。昔、山の近くの村(五郎丸)に、人魚の肉を食べて800年生きているという尼さんが住んでいた。女人禁制だったこの山に入ろうとした時、岩に手をついた所で、手が離れなくなったとの事。岩には、その時の手形が残っているそうです。白い絵の具で、手形が書いてありました。八尾比丘尼は、神様に許しを請い、代わりに本宮山より高くなるように石を積めといわれ、これが石上げ祭の起源ともいわれているそうです。とにかく、ここの神様は、隣の本宮山より高くしたかったようですね。

八尾比丘尼の岩

・奥宮
尾張富士の山頂に建てられています。一角には、三角点もありました。奥宮のまわりにも献石がいっぱいで、また、積み上げられた石の山もあります。奥宮の裏にまわると、眼下に入鹿池を望むことができます。

尾張富士大宮浅間神社

この後は下山ですが、練習としては物足りないので、このまま、反対側に下りて、お隣の白山・本宮山をまわるコースに。尾張富士登り口→尾張富士→白山→本宮山→尾張富士登り口で、距離は約13km、標高は、尾張富士275.0m、白山223.5m、本宮山292.8m。約5~6時間だそうです。

・にゃんこがいる山道
尾張富士山頂より反対側(入鹿池側)に降ります。こちらは、石段になっています。数分で舗装道路に出ます。しばらく行くと野良猫2匹発見。さらにもう1匹。なんか人に慣れているようで、2メートルくらいの距離でじっとこちらを見ており、逃げません。通りかかった地元の方に聞いた所、以前は神社のほうにいて参拝客や登山者から貰っていたそうですが、神社の方で、「猫にエサをやらないで」と張り紙した所、こちっちの方に降りてきたとの事でした。張り紙のない所で、エサを貰っているようです。

尾張富士のにゃんこ

・白山への山道
一旦、入鹿池の前にある明治村に出ます。明治村の前の通りを南下、民家が立ち並ぶ集落に入っていきます。この途中、小雨が降ってきて、ちょっと雨宿り。10分くらいで、雨が上がり、再出発。集落に入ったが、どこにも白山への標識らしきものがなく、不安な気持ちで歩いていると、地元の農家さん発見。早速、白山への道を尋ねてみると、このまま進めばいいとの事。「途中、通行止めの看板があるけど、そのまま進めば行けるよ。あと、これ食べていきなさい」と、収穫していた桃(少し痛んでたやつ)まで頂きました。しばらく行くと、確かに通行止めになっていました。聞いていなければ、ここで引き返す所ですね。で、通行止めのガードの脇を通り、そのまま進みます。道は、舗装された山の車道が続きますが、車が通っておらず、ついでに人も通っている形跡がなく、所々アスファルトが盛り上がっていたり、植物に侵食されていたり・・・ホントに通っていいのか???と不安になってきた所で、また雨が降ってきました。あわてて、木陰に入り、雨具を出して、カサもさします。一応、舗装されている道なので、しばらく進みましたが、一向に景色が変わらず、雨もいよいよ本降りになってきたので、ここで断念。

白山へ桃

白山通行止め


結局、道を引き返し、集落を抜け、県道16号を進んで、登り口駐車場まで戻りました。尾張富士の麓をぐるっと一周したような形で、約3.5時間歩いた形で終わりました。まあ靴に慣れる練習にはなったかなっと。

【愛万博寺】(あいばんぱくでら)
県道16号から、大宮浅間神社の方向への通り沿い、なんとも目を引く看板発見。休憩がてらちょっと参拝。

看板

愛万博寺

・本尊:摩耶(マーヤ)様
2009年に愛知県で行われた「愛・地球博」。この時のインド館で展示されていた像を貰い受けたものだそうです。で、この時、この寺が創建されました。宗教法人ではないようです。拝観料300円とありましたが、この日は人がおらず。後で、敷地内で野菜を売っている地元の方に聞いたら、「最近、体調を崩しており、普段はいない。毎月8の付く日は、来ている」との事でした。
・牛岩の水
尾張富士からの湧き水のようです。この日は誰もいませんでしたが、水をもらいに人が大勢くるそうです。敷地の奥に立ち入り禁止区域があり、そこから水を引いているようです。

牛岩の水

・境内?
お寺に行くと何か謂れのある井戸や木などの前に説明書きの看板が立っていますが、こちらの境内には、これでもかというほどの看板とそのモノが並んでいます。例をあげると・・・
・長寿の亀
・若岩の水
・縁結びの石ムーンストーン
・財宝石
・七福太っ腹布袋様
・壱丈三尺みどり観音
・建石国産御影石
・寿鶴亀石
・溝口孫市屋敷・・・管理人のおじいさんの名前だろうか?本堂にあたるようです。
・頭の神(脳の様・のんのさま)
・重かる様
・どの鐘もお釈迦様のお手元に通じています。
・円空仏百体(レプリカ)
・合掌子安観音
・スピード30倍速・・・若岩の水が30倍の速さで汲める水汲み場
本堂(?)の中にも、ご本尊の他に、いろいろとありそうでした。
・毎月8日は縁日
お釈迦様の日ですね。この日は、管理人のおじいさんとスタッフ一同でいろいろなイベントがあるそうです。