矢合観音②、龍照院② | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

毎月18日は観音様の日として、観音様縁のお寺では縁日やご開帳が行われたりします。今回、休みがとれたので地元のお寺へ。

【矢合観音】(やわせかんのん)
愛知県稲沢市にあります。お寺ではなく、在家の方の家に祀られている観音様で、万病に効くという井戸水と共に、江戸時代から続く民間信仰の場です。18日は縁日です。
・門前町
表通りから、参道(?)をまっすぐ100メートルちょっと行くと、入り口の門があります。この参道沿いにいくつかのお店が並んでいます。縁日ということで、平日にもかかわらず、人が多かったようですが、前回、日曜日に行った時もこんなものだったでしょうか。

参道

・井戸水
矢合観音の門をくぐると、すぐ右手にあります。参拝者の多くは、この水を貰いにくる方です。自前のペットボトルか参道にあるお店で買った容器に井戸水を入れます。この水を、観音様の前に置き、当主の祈祷を受けます。特に皮膚病に効くとされ、患部に付けたり、飲んだりします。祈祷料は特に決まってはおらず、お志との事。公式ページによると祈祷は毎日30分おき、年中無休とあります。お一人じゃないと思いますが、大変ですねぇ。

お水容器

井戸水

祈祷

・矢合観音饅頭
一度発酵させている酒素饅頭。ちょっとお酒の香り(?)がします。全国和菓子博名誉金賞受賞とありました。

矢合観音饅頭


【龍照院】(りゅうしょういん)
愛知県蟹江町にあります。尾張三十三観音十三番札所。毎月18日は、ご本尊のご開帳があり、有志の方々から説明つきで案内していただけます。
・本尊:十一面観音菩薩(国重文)
本尊は、前回紹介した耐震設備の整った保管庫に安置され、普段は公開されていません。今回は、有志の方に案内され中に入ります。中といっても、人が二人か三人入れるだけのスペースで、正面はガラスの壁で隔たれています。外側は、シェルター風ですが、中側は、木材で囲われた部屋になっています。正面にご本尊。等身大よりちょっと大きめでしょうか。檜のほぼ一本造りで手首など一部が寄木造り。古い木造の仏像は、虫に食われたりして所々穴があったりしますが、こちらには、見た所穴はなくきれいなものです。真言宗として常に護摩壇を焚いていてその煙のため虫が付かなかったのではないか、との事です。また、作成当時は金箔が貼られていたのではないかと思わせるように、手首などに一部、それらしき跡があったりします。ふっくらとしたお顔に半眼で良く見ると鋭いまなざし。丁度、左目の辺りに節があって、鋭く見えるようです。背後には、天女が描かれた屏風があります。こちらは、最近のもので、近所の仏具屋の主人に夢のお告げがあり、寄贈されたものだそうです。

蟹江山龍照院

・高砂部屋
丁度、名古屋場所が始まっており、高砂部屋が、このお寺の裏に入っていました。もう昼だったので、主だった力士の方はいませんでしたが、毎朝の稽古は、見学者で賑わっているそうです。

高砂部屋

土俵