北海道ツアー回想録 その3 | イケイケ!イケマの日記帳なぅ!!

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作曲家、シンガーソングライター、ベーシストの池間史規です。日々の活動を通して感じた事、想いを、皆さんのお役にたてるよう願いを込めて、語ります!


実はこの日が一番キツかった。何故って2カ所、計3公演だったんですよ。

実質上の野沢香苗のワンマンコンサートである、札幌時計台ホール。その前にプロモーションの為に企画した、発寒イオンモールでのロビーライブ。(2ステージ)

終了後は時計台まで移動して、開演まで時間の無い中、サウンドチェックしてすぐに開演。

なかなかスリリングな経験です。

自分たちで楽器を運び、セッティングし、PAも自分たちで決め本番、オペレータはなし。


ライブハウスでは、度々そんな状況でのライブもあるけど、ここは曲がりなりにも「ホール」。


長い間、イベンターがいてスタッフさんがいて、お膳立てができていて、ミュージシャンはその舞台に上がるまでは何もしなくて良い。というツアーを長い間経験させてもらった僕にとっては、ちょっと驚きだったんだけど、僕より若い世代の香苗ちゃんや札幌組のミュージシャンは、それが半ば当たり前のこと。

いかに僕たちの世代が恵まれていたのか分かる。そしてスタッフさんがいる、という事がどれだけ有り難い事だったのかが、よく分かる。

そんな事も理解できず、前だけ見て進んでいた当時の僕を思うと、少し恥ずかしい気持ちになる。

その昔、僕と関わってくれた人に、「ありがとう」と伝えたい気持ちだ。

時計台ホールのコンサートは最初、予約のお客さんが少なくて困っていたのだけど、開場したらお客さんが来る、くる。
満員御礼、という訳にはいかなかったけど、60名の方が来てくれた。本当にありがたい。


札幌組のミュージシャンと一緒に演奏するのは、この舞台で終わり。あっと言う間だったけど、グルーブ感やバランス感は、2日前にリハしただけとは思えない程良かったと思う。チックコリアのSPAINみたいな難解な曲も演奏したけど、バッチリだったし。

これで、ツアーの前半が終了。明日からは3人の演奏形態に変わる。僕はベースからアコギ弾きに変わる。
頭の切り替えが大変だ。今は何も考えられない。

明日は明日の風が吹くよ。とりあえず、お疲れさま!

うちあげ