第13部 新潟大賞典 編

 

 

香港遠征のダメージで、背肉が落ちて回復に努めると前年のコメントは締めくくられていた。

年が明けて2024年、4歳となったレーベンスティール

飛躍の年にするべく、慎重に回復を見極めていくことになる。

 

 

 ☆2024年1月9日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整を行っています。「背肉が結構落ちてきたのでかなり心配していたのですが、治療の効果かいくらか持ち直してきました。まだ騎乗調教を再開することはできていませんけれども、トレッドミルを使いながらジックリと動かして回復を図っていければと考えています」(天栄担当者)

 

 

2024年1月13日/牧場見学 ㏌NF天栄

 

香港以来、1ヶ月ぶりに対面を果たした。

今回レーベンをまず最初に見た時、素人目でも「ここまで背中が凹んでしまうのか・・・アセアセ」と思った。

馬は疲れが出ると最初に背中に影響してくるとの事で、これでもまだ良くなったそう。

 

厩舎の見立てでは、香港の大敗はスクミで調教がやり込めなかったのと、距離も少し長かったかもしれない、、、との話。

次走は早ければ4月あたりでの復帰を期待したいが、今の最優先は体調を回復させるという事。

まずはリハビリ、ガンバレ!

 

 

 

 

 

 ☆2024年1月16日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整を行っています。「背中の状態は、当初のイメージよりは回復してきているものの、血液検査を行うとまだ炎症を示す値がやや高い状態です。見た目以上に堪えているのだろうなと思わせる様子や数値なので、もうしばらくは無理をしない調整に留めることになるかなと見ています」(天栄担当者)

 

☆2024年1月23日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整を行っています。「定期的に検査等をしながら状態を確認していて、少しずつ回復してきているのは確かです。まだトレッドミルのみの調整にはなりますが、もう少ししたら乗り出したいな…という思いでいます。もちろん乗り出したとしても慌てることは避けなければいけないですし、慎重に対応していきます」(天栄担当者)

 

☆2024年1月30日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「いくらかいいかなと思えるようになってきましたので、このタイミングで乗り出すことになりました。とはいえ、まだ軽めで、トレッドミルと併用しながらのメニューです。まずは慎重に動かして変化の有無を確認することから始めていきます。馬体重は513キロです」(天栄担当者)

 

☆2024年2月6日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「先週に続いて、今週も乗りとトレッドミルを併用する形でジックリと動かしています。騎乗調教を採り入れてから疲れがぶり返したりすることはないのでとりあえずホッとしていますが、この後も油断は禁物ですし、慎重に立ち上げていきます」(天栄担当者)

 

☆2024年2月20日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によってはハロン15~16秒のキャンター調整を取り入れています。「疲れがぶり返さないよう、慎重に、段階的に調教を進めていますが、いくらかいいかな、また次のステップへ行けるかなと思い、今週は馬場で15-15に近いくらいのペースのものも採り入れようと考えています。現状からすると来月も含めた近いうちの競馬を考えることはできませんが、何とかまたいい競馬ができるよう焦らず進めていきたいです」(天栄担当者)

 

3月までは競馬をしない事を示唆、大阪杯も間に合わないかショボーン

 

☆2024年3月12日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によってはハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。「ようやく軌道に乗ってきたかなと思える状況になってきましたので、この中間より70-40程度の調教を課しています。とはいえ、気を付けないとまたガクッと来てしまいかねませんから、このあとも丁寧に接しながら動かしていきたいです」(天栄担当者)

 

☆2024年3月19日/NF天栄

<公式コメント>

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によってはハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。「少しずつ進めてきて、今では70-40なるところも適度に行うことができているので、ようやく軌道に乗ってきたかなと思えます。まだ油断はできませんが、この調子であげていければ春開催中の復帰を視野に入れられるようになるはずです」(天栄担当者)

 

春開催の復帰が示唆される酔っ払いこのまま順調に・・・

 

 

☆2024年4月2日/田中博厩舎/帰厩

<公式コメント>

2日に美浦トレセンへ帰厩しました。「以前より馬のイメージが少し変わってきた感はありますが、時間を要したものの香港遠征のダメージは癒え、状態はだいぶ上向いてきていると思えます。とは言えまだ重めでもあり、田中博康調教師と相談した結果、今回はいつもよりトレセンでの仕上げ期間を設けてレースを考えていければということになり、本日の検疫でトレセンへ送り出しました」(天栄担当者)

 

☆2024年4月4日/田中博厩舎/軽め調整

<公式コメント>

3日、4日は軽めの調整を行いました。「前走後のダメージ回復に時間を要すことになってしまいましたが、ようやく上向いてきて乗り込むことができるようになってきたということを牧場スタッフさんからも聞いていましたし、実際に馬も見ていましたので、このタイミングで戻させていただきました。いつもは、入厩して1週間ほどは腰がグラグラしてトモの弱さが目立ちやすいところ、今回はシャキッとしていますね。腰のグラつきが目立つことはなく、体は500キロくらいあって、しっかりしたな、成長してきているなと感じますよ。昨日今日はジックリと動かすメニューで、まだ強いところをやっていないためこれからですが、様子を見ながら少しずつ課していけたらと考えています。レースに関してはやや流動的なところはありますが、新潟大賞典あたりを見ながら進めていけたらと考えています」(田中博師)今のところ5月5日の新潟競馬(新潟大賞典・芝2000m)あたりを目標にしています。

 

ようやく、ようやく、次走の予定が出たデレデレ

新潟大賞典(GⅢ)!!

 

☆2024年4月10日/田中博厩舎/美浦Wコースで追切

(81秒3-65秒5-51秒6-38秒0-11秒7)

 

☆2024年4月17日/田中博厩舎/美浦Wコースで追切

(82秒0-66秒5-51秒6-37秒5-11秒5)

 

☆2024年4月18日/田中博厩舎/美浦Wコースで追切

<公式コメント>

18日は軽めの調整を行いました。「入厩して先週あたりまでは、今回トモのブレが少なく、これまでよりも良くなってきたなと感じられる状態でしたが、先週の追い切り後からちょっとしんどさを見せるようになってきました。ガクッと迄は来ていないものの、腰まわりのグラつきを感じられるようになっています。良いなと感じていただけにちょっと下がった評価になってしまいますが、セントライト記念へ向かう時も今のような様子で、その時はハッキングでもトモをおとしたりしていたくらいでしたから、悪いというほどでないのは確かです。追い切りは昨日行って素晴らしく、我慢も利いて質の良い走りができていますが、調教強度を上げてバリバリ乗り込んでいけるほど体がまだしっかりとしていないということを改めて実感していますから、この後のメニューは馬の状態をよく見ながら考えていきたいです。今のところ新潟大賞典を軸に考えていますが良い馬場で走らせたいので、新潟の天気や馬場状態が微妙と思えれば直前で東京に差し替える可能性はあります。ただ、急な変更だとジョッキーの調整も大変になりますから、どちらも都合をつけてくれる、なおかつG1の裏の新潟でも乗りに来てくれるというかなり難しい条件がつくなか、津村が乗りたいと言ってくれましたので、次走はいずれのレースも彼にお願いをする予定です」(田中博師)5月4日の東京競馬(メトロポリタンS・芝2400m)もしくは5日の新潟競馬(新潟大賞典・芝2000m)に津村騎手で出走を予定しています。

 

体調は一進一退。なかなかしっかりしてこないのがもどかしいプンプン

鞍上は津村騎手で決定、レースは天気によってメトロポリタンSも第2の選択肢に。

 

 

☆2024年4月25日/田中博厩舎/美浦Wコースで追切

(82秒0-66秒5-51秒6-37秒5-11秒5)

 

 

2024年4月28日/天皇賞(春)/ドゥレッツァ 15着に敗れる

京都競馬場に遠征観戦も、ドゥレッツァ15着大敗ゲロー

軽度な熱中症や、そして後日、軽度な骨折も判明ドクロ

ベラジオオペラの大阪杯以外、4歳牡馬世代は重賞で壊滅状態。世代評価は最低状態に。

失意の中、翌週のレーベンスティールに4歳世代を託したい気持ちを強く持ったえー

 

 

☆2024年5月1日/田中博厩舎/美浦Wコースで追切

(82秒3-66秒9-52秒2-37秒4-11秒3)

<公式コメント>

「今週の競馬で、いちおう土曜日も選択肢の一つとして入っていますし、日曜日も大型連休時の混雑等も踏まえておかなければいけないので、余裕を持たせることも含めて今日水曜日に追い切ることにしました。前2頭を見ながら進めて後半伸ばすという形ですが、しっかりと伸び切らすというような動かし方ではなく、じわっと脚を使わせるようなものにしています。また折り合いも意識したのですが、大体思惑に近い内容で動かすことができました。今回は入厩当初いいな、しっかりしてきたなと思えていましたが中間より疲れが見え隠れするようになり、以前よりは少ないものの時折トモをおとすようなところがありました。前回の香港のことがあり、謂わば病み上がりで今回のレースへ向かうということを忘れず頭に入れていましたし、元々の体質面を考えてもバリバリ乗っていくという調整は今回していません。その分どうかというところはありますけれども、それなりに動ける状況にはなってきたかと思いますから、今後に繋がるような走りを見せてもらいたいと思っています。距離に関しては前回2400mにトライしたように対応できる範囲内とは思っていますが、体つきや走りから2000mのほうが好ましいと思えますし、水曜午前段階の天気予報や先週の馬場状態を踏まえるとまだ新潟でいいのではないかと思いますから、今のところ元々の予定通り新潟を第一選択肢として考えています」(田中博師)4日の東京競馬(メトロポリタンS・芝2400m)もしくは5日の新潟競馬(新潟大賞典・芝2000m)に津村騎手で出走を予定しています。


☆2024年5月2日/田中博厩舎

<公式コメント>

5日の新潟競馬(新潟大賞典・芝2000m)に津村騎手で出走いたします。

 

 

☆【8戦目】2024年5月5日/新潟大賞典【GⅢ】(新潟/芝2000ⅿ)/津村/1番人気11着

<観戦記>

口取は落選したが、車での日帰り遠征を決行車DASH!DASH!

 

12月の香港ヴァーズ以来、5ヶ月ぶりの出走!

待ちに待った復帰戦。本当に長く感じた笑い泣き

58㎏だろうが、休み明けだろうが、GI勝利&種牡馬入りの為には、このメンバーでは負けるわけにはいかないムキー

ここを勝って、春のグランプリ宝塚記念へいこうびっくりマーク

 

  

 

 

70周年記念展示のパネル。トウカイテイオーの隣に、見切れているがディープインパクト。

レーベンスティールにはこの2頭の名馬の血が流れている!!

 

 

 

 

パドックに入場。

レーベンスティールは15番枠、1番人気(最終オッズ3.4倍)びっくりマーク

新馬戦のパドックでも青メンコをしていたが、パドックでのメンコはそれ以来。陣営の試行錯誤がみてとれる。

 

 

 

 

 

本馬場入場

 

本馬場入場動画

  

 
ファンファーレ音符
今回は、初めて青メンコをしたままレースに臨むようだ。
さあ、ここは通過点!!勝って宝塚記念に行こう爆  笑びっくりマーク
 
スタートして、外からかぶせるように中団前目の位置取り真顔
 
最後の直線・・・
 
全く反応をみせず・・・

 

見せ場無しゲッソリ

 

 

 

どうした・・・

 

 

レース動画
 

11着チーンガーン

特に津村騎手が騎乗ミスをしたわけではなく、全く走る気が無かったように見えた。

レーベンスティールは2戦続けての惨敗ゲロー

闘争心が失われてしまったのか、はたまた何か他に原因があるのか・・・

 

 

必ず復活できるはずだムキーアップびっくりマーク

いや、もう復活はできないんじゃないかショボーンダウンはてなマーク

 

そんな半信半疑な思いを抱えたまま、

また日帰り長時間運転で、帰宅の途に着くのである車

 

 

そして先週のドゥレッツァに続く、人気をした出資馬での惨敗・・・

私の精神を蝕むには十分な2週間。暗黒のゴールデンウィークとなってしまったゲロー

 

 

<公式コメント>

5日の新潟競馬では五分のスタートから道中は中団前めのポジションでレースを進める。勝負どころから促していくが、直線で脚は残されておらず11着。「今日はパドックからイレ込みが激しく、返し馬を終えた後のポケット地点でも首を固くしていました。レースはスタートこそ出てくれたのですが、直後にトモを落とす格好になってしまいました。その後は馬の後ろで折り合えており、感触自体は悪くなかったのですが、道中でトモを当てられる場面があり、それ以降の反応が良くありませんでした。ただ、当てられたにしても反応が悪かったです。これまでの実績を考えても勝ち負けを意識する馬だっただけに力を出し切らせてあげることができず残念です。申し訳ありませんでした」(津村騎手)「この先を考えても、ここは結果を出したいレースでしたから、良い走りをさせることができず残念でなりません。申し訳ありませんでした。今日はこれまでの中で、もっともイレ込みが激しかったかもしれません。口まわりが血だらけになってしまったのは馬具の兼ね合いで当たりどころが悪く、舌の部分が切れてしまったもので、汗が混じって目立つものになってしまいました。それによる影響は大きくないと見ていますが、それにしてもパドックから上手く歩くことができていませんでした。正直、具体的な敗因となると断定は難しいのですが、鞍上の話にもあったトモになるのもしれませんね。ぶつけられた影響もあると思いますが、レース前から気にしている部分でもありましたし、帰ってくる時には何度かトモを落とす場面があったということです。結果的には攻めきれなかった部分もあると思っていますが、そのあたりはトモとの兼ね合いもあるでしょうから、判断は難しいです。ここまで負ける馬ではないと思っているので、状態をよく見て今後のプランについて判断していきたいと思います。この後は輸送の負担を減らすため、直接NF天栄へ放牧に出す予定ですが、歩様等をしっかりと確認してから最終的に判断させて頂きます」(田中博師)海外遠征帰りとなった今季初戦のレースを勝利し、再び大舞台へ歩を進めていきたいところでしたが、勝負どころ以降はまったくと言っていいほど反応がありませんでした。今日はレース前からテンションも高揚しており、力を出し切れた結果とは言えませんから、次走以降で巻き返しを見せてもらいたいと思います。この後はレース後の状態をチェックしてから直接NF天栄へ放牧に出す予定です。当地での状態次第で今後については判断していきます。

 

 

 

イレ込みが激しく口まわりが血だらけに。

※キャロットクラブ様より許可をもらって転載

 

 

 

【第13部 新潟大賞典 編】完。

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【第14部 エプソムカップ~復活~ 編】

 

競走成績

 

平地OP(4-2-1-2) 星現役(2024年6月25日現在)星