おはようございます。島根県益田市の社会保険労務士池口由里絵です。
29日日本気象協会のHPによると、今日も暑さが厳しい1日となり、特に関東甲信の前橋、熊谷、甲府では最高気温が40度の酷暑日になると予想されています。
出典：日本気象協会「天気ニュース2024年07月29日07:03」
熱中症に、十分ご注意ください。
5月から厚生労働省で、職場の熱中症予防対策を徹底するため「STOP！熱中症クールワークキャンペーン」が実施されています。
厚生労働省「令和5年職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)によると
■ 熱中症による死傷者数（休業4日以上の業務上疾病者数）・死亡者数
（1） 2023年の死傷者数 1,106人（前年比 ＋279人）
（2） 2023年の死亡者数 （1）のうち31人（前年比 ＋1人）
■ 過去5年間（2019～20223年）の業種別（その他は除く）の熱中症による死傷者数
1位 「建設業」 886人（このうち死亡者54人）
2位 「製造業」 846人（このうち死亡者18人）
3位 「運送業」 583人（このうち死亡者5人）
と2023年は死傷者数が、前年より約3割以上増えています。
過去5年間熱中症の死傷者数が多かった業種は、建設業が最も多く、製造業・運送業の順に多くなっています。
また2023年の熱中症による死亡災害（総数31件）の事例によると
■発症時・緊急時の措置の確認・周知していたことを確認できなかった 28件
■暑さ指数（WBGT）の把握を確認できなかった 25件
■熱中症予防のための労働衛生教育の実施を確認できなかった 18件
と熱中症による死亡災害が発生した職場では、キャンペーン中に実施すべき熱中症対策がされてなかったケースが多かったということです。
実施要綱でクールワークキャンペーン中にすべき熱中症予防対策を確認し、熱中症による労災を防止しましょう。
経営者の方は、
もご覧ください。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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