時間計測のため「岩通のユニバーサルカウンタ7205A」を買った。

そこで、リレー試験器自作タイムチェッカー《1号機》の校正をしてみた。

まずは基準周波数測定です。

下段の横河デジタルマルチメーターは「10.00018kHz」

上段の今回購入した7205Aは「10.000122kHz」でした。7205Aは一桁下まで測定でき、精度が良いことが分かります。

周波数計比較

次に自作リレー試験器タイムチェッカーの時間測定です。50mSにセットしてスタートします。

50mS

7205Aの表示は49.7056mSでした。自作のタイムチェッカー《1号機》がほぼ正確な値であることが分かります。

岩崎通信7205A

ちなみに各時間測定を記録した結果は次の通りです。

試験結果

各時間とも0.4mS以内のデータであり、結構イイかも。

現在、5号機をヤフオクに出品しています。

 

 

ヤフオクで出品している『リレー試験器タイムチェッカー』の動作状況を記録した「発送前試験書」を作りました。

写真が試験書案で実際に自分用の1号機を試験したデータです。

発送前試験書

基準周波数確認はオシロとデジタルマルチメーターで確認しました。

(周波数が試験書と0.00001Hz違っています。数値を確認したあとに変化しました)

時間測定のデータも付けた方が良いと思い、設定時間を5点セットして、測定しました。

許容値はリレー試験器の許容値内に収まっています。

リレー試験器タイムチェッカー

DGR-5000KD

自家発電機起動時間測定のストップウォッチを新しいケースで作成しました。

タカチ「PR-140G」です。角が斜めにカットされ洒落ています。

ここにプリント基板の部品パターン図を貼り付けて液晶ディスプレイの表示部を切り抜く位置合わせをします。

また、プリント基板を固定する穴は、ハンダこてにてポンチして位置を決めます。

窓を開ける位置をケガいて、ドリルで大まかに穴を開け、ニッパーで切り抜きます。

ヤスリで穴を広げて、ケガキ位置まで削ります。

スイッチなどは実際にノギスで部品の大きさを確認して穴を開けます。

大まかですが完成です。LCDの窓に少し歪があるので、細かめの平ヤスリで調整すると見た目がよくなります。

リレー試験器タイムチェッカーをハンドリングよく使えるように、電池ボックスを取り付けました。

アクリル板3mm厚を加工します。

プリント基板とアクリル板を接続する穴は、基板設計図を使って穴位置に半田ごてをあててポンチ穴を作ります。

その後、3.2mmのドリルでねじ穴を作ります。

続いて、タカチのサイトから、単三4本の電池ボックス加工図をダウンロードしました。

https://www.takachi-el.co.jp/assets/attachments/images/BC3-4-W.pdf

BC3-4-Wという型式です。

穴あけのサイズをアクリル板にケガいて、12mmのドリルで四隅に穴を開けます。

ドリルは「スターエム 601-120 竹用ドリル 12mm STAR-M」です。

これはきれいに穴あけができ、アクリル板の割れなどは発生しにくいものです。

穴が開いたら、ジグソーで穴と穴をつなぐように切っていきます。

大まかに四角い電池ケースの穴が開きました。

万力に挟んで、ケガいた線に沿うようにやすり掛けします。

電池ボックスを固定して出来上がり!電源線をリレー試験器タイムチェッカーに接続します。

0号機の写真と同様に18mmのスペーサー6本でアクリル板に固定します。

四隅にゴム足も付けました。

ちなみに、アクリル板がプリント基板より横長のるゆうですが、単にサイズカットするのが面倒だったから。

パーツケースに収まればよいので、定尺のままにしています。

パーツケースの丁度イイサイズのものがありました。陸軍ターミナルより背が高いターミナルですが、上蓋には接触していません。自分用の1号機の完成です。

なお、2号機はオークションで即落札していただきました。

現在、3号機を出品中です。

 

 

 

試作の0号機は先輩の電気管理技術者(計量士)のところで使用感や精度について検証しています。

検証結果リンク

そこで、新たに自分用の1号機を製作しました。

こだわりは、ターミナルです。プラスティックが固めのもの。高級麻雀パイのような、ちょっと冷たく感じる重量感のあるものです。これの良い点はワニ口クリップを上から差し込んでもミスが少ないところ。

陸軍型ターミナルは金属部分が奥まったところなので、ワニ口でくわえても金属部に触れないことがありました。

これが陸軍型です。

実際にリレー試験器(双興電機DGR-5000KD)に接続します。

3サイクルの50mSに設定して動作確認したところ『0.054秒(54mS)』。

電圧はAC100Vです。

4mSの差がありました。

そこで、各時間での測定をした結果です。

なお、DGR-5000KDのタイムカウンター精度は、、

±0. 01 %r d g ± 1 d g t ±5ms ±⊿t

⇒50msecなら 50/1000×0.01/100+0.001+0.005+⊿t=0.006005+⊿t

⇒100secなら 100×0.01/100+0.001+0.005+⊿t=0.016+⊿t

⇒300secなら 300×0.01/100+0.001+0.005+⊿t=0.036+⊿t
⊿t=接点,DC電圧±1ms、自己電源±3ms
   AC電圧(5~10V) ±5ms、(10~20V) ±2. 5ms

   AC電圧(20V以上)±1ms
以上より、DGR5000KDの精度は確保できていると思います。

記録の180.000と300.000はラーメンタイマー設定値(笑)

◆双興電機CTS-1000(販売終了品)の1/10程度の価格で提供しています。

 電気管理技術者のお財布に優しい試験器です。

 

 

 

 

 

10年ほど前にYahooオークションで購入した「京浜電測社製TPR-22A」です。

タイムカウントはサイクルカウンターでAC電圧の波高値を数えてカウントアップするもの。

原始的ですが昔、電子時計を作るときに商用電力からカウントしていたしくみですね。

このTPR-22Aを自作の「リレータイムチェッカー」でタイム確認することにしました。

電圧出力をタイムチェッカーに接続し、指定時間のカウントダウンをスタートします。

カウントがゼロになれば、Ryタイムチェッカーからaコン出力が出ますので、TPR-22Aのコンタクト端子に接続します。

まずは、0.2秒設定から。なお、試験は商用の60Hzを使っています。

結果は0.24/1.2秒=0.2秒でした。設定値と同じで一安心。

次は遮断器の開放時間である3サイクルの0.050sec(50mS)

結果は0.06/1.2=0.05sec(50mS) これもOKです。

最後に0.030sec(30mS)です。

結果は0.04/1.2=0.033(33.33mS) 

全波整流の波高値1個分は1/60÷2=8.33secなので、1カウントの8.33mS単位でしか測定できません。

よって、誤差が大きくなってしまいます。

40年前のRy試験器ですが、タイムカウント部分をミリセコ計にかえれば、まだまだ現役ですが、、、。

重量が重いので自宅内の使用に限られそうです。スライダック替わりには使えます。

 

電気管理技術者の皆様に安価で頒布しています。古いリレー試験器の精度確認にいかがでしょうか。

 


 

自作ミリセコ計と非接触電流検知器を使ってSOGの開放時間測定を実施しました。

非接触電流検知器ミリセコ計の詳細)

まずは、GR(地絡継電器)の端子に結線します。

トリップコイルへつながるVaとVcをミリセコ計の電圧スタート端子につなぎます。

また、継電器電源のP1,P2回路にクランプCTをかませてRy側結線は終了。

クランプCTからの電線は非接触電流検知器につなぎ、その接点信号をミリセコ計のストップコンタクト端子に接続します。

これで測定準備完了です。両方の試験器とも電源は乾電池なので、ハンドリングもよいのが特徴です。

GR(地絡継電器)の『テストボタンスイッチ(「GR」or「SO」)』を「ON」にします。

ミリセコ計が動作を開始して、SOGがトリップ!

ミリセコ計はすぐにストップしました。指示値は0.035秒(35mS)で、SOGが開放したことが分かります。

ちなみに一般的におこなうGR(地絡継電器)の試験結果は

単体試験(整定0.2)で、

・最小動作電流:0.20A

・単体動作時間(電流130%):0.197秒(197mS)

・連動試験(電流130%)  :0.232秒(232mS) 

連動と単体の時間差:232-197=35mS

なんと、ミリセコ計の示したデータとピッタリ同じになりました。

以上からミリセコ計も非接触電流検知器も有効な測定機器になることがわかります。

 

応用として、VT内蔵式のSOGで近くにAC100V電源がなくても連動試験ができます。

また、自宅で継電器単体試験だけ行い、、後日、このミリセコ計で連動試験を実施することもできます。

 

電気管理技術者の皆さんに頒布しています。

 

 

 

とても単純なストップウォッチを作成しました。

スプリットタイム(途中経過時間)専用です。

一般に売っているストップウォッチはスプリットタイム測定で間違って表示を消してしまう失敗があります。

また、計測途中にちゃんと測定できているか不安に感じることもあります。

そこで、これを回避するために4つの計測値を別々に表示するものを作りました。

 

写真はスタートスイッチを押した状態で、4つの指示値が計測している様子。

ストップスイッチを二回押した状態です。1回目と2回目は計測完了。3回目、4回目の指示値が計測中です。

計測完了した回の数値には『※』印が付きます。

4回目のストップスイッチを押すと、測定終了でE(END)表示が出ます。

手作り感をだすため、手書きで機器名、スイッチ名称を書きました。

 

 

 

RY試験器タイムチェッカーはワンボード式なので、基板がむき出しです。

さすがに、収納時には埃がかぶるので、プラスチックの箱に入れました。

ホームセンターで500円程度で購入したパーツ用の箱。100均のものに比べ丈夫です。

大きさはL234×W168×H62です。

基板には18mmスペーサーと3mmアクリル板、ゴム足をつけています。

アクリル板には単三乾電池4本の電池ケースをつけました。

また、手元に台湾で買った「DC電圧計」があったので、これも基板に穴を開けて取り付けました。

プラボックスに入れてみました。

蓋を閉めてもLCDの文字が見えますので、便利です。

 

昨日完成した「0号機」でRy試験器のタイムカウントを確認してみました。

写真は回路構成の状況です。

・写真下は双興電機「BCT-25K」の制御部(左)と電源部(右)

・電源部上の青い基板が今回作成した「タイムチェッカー」です。

・左上は自作のミリセコ計です。

回路と動作の説明です。

①今回自作したタイムチェッカーで設定値を指定します。

②BCT-25Kの「ON」スイッチを押すと電圧が発生し、「タイムチェッカー」がスタートします。

 当然、BCT-25Kもカウントを始めます。

②タイムチェッカーがスタートするとa接点信号が出るので、それをミリセコ計のスタート端子に入れます。

③ミリセコ計もスタートし、時間のカウントを始めます。

④タイムチェッカーの時間が設定値からカウントダウンし、「000.000」秒になると、出力コンタクト(a接点とb接点)動作

⑤その信号を受け、「BCT-25K」と「ミリセコ計」が停止

 

以上の一連の動作により、3台それぞれのタイムカウンターが同じ数字ならOK!

フォトカプラのスイッチング特性による遅延もあるので、±2mSはご容赦ください。

実際に動かしました。電圧出力は55V程度です。

《設定:1.000sec》

《設定:5.000sec》

《設定:0.050sec》

この辺りがVCBやSOGの開放時間ですね。(3サイクル)

以上で測定を終わりにしましたが、最大で+2mSの差がありました。

 

まずまずの結果でしたので電気管理技術者の皆さんの実費+α程度の価格で頒布したいと考えています。

Ry試験器の校正試験ができるとは言えませんが、おおよその動作確認には使えます。

高価な『メーカー点検に出す前に確認する装置』という感じですね。