常に複数の選択肢を用意しておくこと | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

常に複数の選択肢を用意しておくこと

 

常に複数の選択肢を用意しておくことが必須です。
「これしかできない」はジャズではあり得ません。

 

常に複数の選択肢を用意しておくことが必須です。
「これしかできない」はジャズではあり得ません。

ひとつのコードに対して
俗に〝A型〟〝B型〟と言われるボイシングをすること

ドミナント7thコードに対して
当てはめられるスケールを複数知っておくこと

コーラスの変わり目で
ソロを続けるのか終わるのか…

…際限なく挙げられます。

もちろん、
自分には難しいという選択肢も
あるかもしれませんが、

ひとつしかできない、
ということはジャズではあり得ません。

 

「ジャズでは」と申しましたが、
融通が効かないというのは
生活における全てのことについて
支障が出てきます。

 

【融通の利かなさ】頭が硬いとどうなるのか?
我々は 何か困ったことがあれば、いくつかの解決案を考えます。「Aの方法」「Bの方法」「C」「D」「E」…といくつか選択肢を考え、どの方法がいいか吟味し、選択して、実行し解決を目指します。上手くいかなければ他の選択肢を選び直し、再度実行していきます。ここで重要になってくるのは解決案のバリエーションの豊富さと、状況に応じて適切に選択肢を決める 融通を利かせる”力です。頭の柔らかさと言いかえてもいいかも知れません。(p66)

学校でも融通が利かず頭の硬い子がいます。そういった子はやはり解決案が一つかよくてニつしか出てきません。一つしか出てこないと、それが最適な解決案かどうか分かりませんし、また過去に同じ失敗をしていても何度も同じ間違いをしてしまうのです。
こうした態度は、日常生活では、次のようなことにもつながります。
・思いつきでやることが多い➡︎一旦考えることをせずに直ぐに行動に移してしまう。気づきが少ない。見たものにすぐに飛びつく。騙されやすい。過去から学べず同じ間違いを繰り返してしまう。
・一つのことに没頭すると周りが見えなくなる➡︎やる前から絶対こうだと思って突き進む。思い込みが強い。一部にしか注意を向けられず、様々なヒントがあつて注意を向けられない、見落としてしまう。(p71)

 

 

 

感情の老化予防を考えると、前頭葉の柔軟性をいかに保っていくかが眼目になる。
それには「決めつけをしない」ことが対策になるだろう。つまり柔軟性とは、「一つのことについて幾つ代案が出せるか」と言い換えられる。(p104)

 

「お百姓は毎年一年生」という言葉があるように、どこまでやっても、これで完璧とならないところが、また良い。毎年、毎日、天気は違うし、土の具合も違うし、買ってくる苗の出来も違う。うまく実る時もあれば、大失敗のときもある。常に変化をつづける自然を相手とする仕事には「マンネリ」というものがない。(p108)
 

 

 

 

 

 

 

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