自分を活かすために他人を活かす | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

自分を活かすために他人を活かす

 

自分を活かすためには
他人を活かすことが必要です。

 

ジャズのアンサンブルにおいても
自分のことばかり考えている人がいます。

ジャズに限らず、
周りを立てることは重要です。

 

「志村けん 160の言葉」には
このような言葉があります。

 コントで共演者に求めるのは、基本的にお芝居がちゃんとできる人ですね。それと、「死ぬ」ということがわかる人。たとえばドリフターズで言うと、加藤茶さんがウケる場面では、ほかの人たちは自分は「死なせて」、加藤さんを助ける芝居をする。ある人を「生かす」ために、その場で自分の存在感を消して、あえて引き立て役に徹することができるかどうか、ということです。いつも「俺が、俺が」と自分が出ていこうとする人とは一緒にやりたくないですね。通行人や電車の乗客など、黙っている役柄でもちゃんと自然な演技ができる人じゃないと。(p162)

 

 

メインを「生かす」ために
自分を「死なせ」ると言っていますが、
サブの役割として「生きて」いるので


「自分を活かすために他人を活かす」
という表現のほうが良いのでは、と
思っています。


脇役が主役を立てるのはわかりやすいですが、
その逆も必要です。
主役が主役として活きるためには
脇役がその役割を全うできるよう
立てることも重要です。

 

 

「人生他力本願」(上島竜兵)にも
同様の説明があるので見てみましょう。

 だからコントやお芝居のアドリブにしろ、トークにしろ、「いかに全体のことを考えられるか」ってことが大事だってこと。
 自分のウケばっかり考えて、最後のオチを忘れて脱線するようじゃダメ。ウケたからって暴走したら誰にも相手されなくなっちゃう。でも、それは別にお笑いだけじゃなくて、すべてについて言えることだよね。自分勝手に、自分の都合で、自分だけがオイシイ思いしようとして、他の人たちのことを無視して行動したら、「あいつ何だよ!」ってことになっちゃう。(p65)

 

 

「いかに全体のことを考えられるか」

これはプロに限らず、
アマチュアでも自分の力量で可能な限り
努めるべきです。

 

 

 

 

 

 

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