テンション表記について | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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テンション表記について

テンション表記について、大まかな傾向はありますが、人により違います。
音程の知識を持った上で、楽譜作成者の意図を読み取るようにしましょう。

音程(1)音程の数え方の基礎の基礎
音程(2)音程の数え方の基礎の基礎(その2)
音程(3)音程の数え方の基礎の基礎(その3)

音程(4)単音程・複音程

音楽用語 〜 「異名同音」


音程に関して、
ポピュラー音楽理論書では概ね冒頭に近い箇所で説明があります。
ただ、内容が退屈で煩雑なため敬遠されがちです。
私もあまり好きな話ではありません(^▽^;)

ただ基本的なところについては、コードネームを知るには必須の知識です。
ジャズコードを読み解く上で、最小限の内容を上記リンク先で説明してあります。

基本的なコードは学んだとして、
ジャズの楽譜を読み書きするにはテンションの知識を避けて通れません。

最も重要なポイントは、
音程(4)単音程・複音程 で説明したこと
則ち、
ルートがC音のコードについて
9はD音、11はF音、13はA音が含まれることを指す、
という理解がまず初心者には必要な知識です。

これは
「9はD音、11はF音、13はA音が含まれることを指す」
ことを理解した上で、
なぜ2ではなく9、4ではなく11、6ではなく13、
ということで考え込まないようにすべきことを意味しています。


ザ・ジャズ・ピアノ・ブック(マーク・レヴィン著) 」では以下の説明があります。

「2thと9thは同じ音ですが、すべてのコードに対して9thの用語を用い、コード・シンボルには9をつけ加えます。」

「4thと11thは同じ音ですが、多くのミュージシャンはメジャーおよびsusコードには4thの用語を用い、マイナーとドミナント・コードには11thを用います。」

「6thと13thは同じ音ですが、ほとんどのミュージシャンは、メージャーおよびマイナー・コードでは6thと表記し、ドミナント7thコードには13thと表記します。」
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一応このような大まかなルールがありますが、
楽譜作成者自身が内容を理解をして、正しく意図をコード表記に反映させれば、
恐らくどのようなテンション表記をしても読み取れると思います。


繰り返しになりますが、
音程(4)単音程・複音程 で説明したこと
則ち、
ルートがC音のコードについて
9はD音、11はF音、13はA音が含まれることを指す、
という理解がまず初心者には必要な知識です。

さらに上の理解のためにはスケールの知識が必要になりますので、
その前の段階では、数字の表記が具体的にどの音を指しているかだけを理解していれば充分でしょう。


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