春日部市では、「シティプロモーション」でなく「シティセールス」として行政の魅力を発信している。

 

第1次プランとして、現状把握をし「強み」「弱み」を把握。そこから基本方針を

①まきこむ

②つながる

③ひろがる

を展開していくための3ステップで、愛着醸成を試みた。

8つの魅力に関する事業として、

①子育て・教育、②食育、③藤、④川・川辺、⑤音楽、⑥麦わら帽子、⑦凧、⑧地場野菜等

を展開している。その際には「+1(プラスワン)のあるまちkasukabe(かすかべ」としてシンボルマークを作成し、チラシなどでPRをした。

その結果、シビックプライドも2%強の上昇が見え、一定の成果を得ている。

 

第2次プランでは、市外の子育て世代である20~40歳代の方々をターゲットにし、認知層、興味・関心層に向けた取り組みを始めた。特に東武鉄道沿線上の方々に対し、『春日部市=「クレヨンしんちゃんのまち」』というイメージ戦略を活用して、春日部市の特徴をPR、実施した。近隣駅ではサイネージ広告を始め、駅ラックでの配架をし、インターネット広告でも市HPの「春日部マガジン」に誘導するような取組を実施した。

市HP内のそれぞれの部署のアクセス数を分析し、Pv数と閲覧時間を増やすような働きかけを市職員にも意識づけしている。

そして、移住相談会を企画するなどして、今ではその効果もあり移住相談窓口が設置された。

 

第3次プランには、これまでの現状と課題の分析・整理をするなかで、人口動態や関係人口の獲得に向け、より丁寧に自分たちのまちの「強み」をPRしていっている。

サポーター制を導入し民間活力を得て、SNSで「#かすかべプラスワン」をつけて情報発信し、市内外の方々に春日部市をPRをしている。

今後は「かすかべ+1サポーター登録者数」「ふるさと納税お礼品数」「市民愛着度」「ふるさと納税の寄付者数」を成果指標にしている。

 

私見として、春日部市の市の「シティセールス」ですごいと感じたのが、定期的にアンケートを実施し、事業展開と市民の愛着醸成がどのように作用しているのかを追跡し、課題を明確にしているところであった。ぶれずに地道に市政を進めている。

春日部市と言えば、「クレヨンしんちゃん」のまちであるので、PRには最大限活用させてもらっているようであるが、制約もあり大変なところもあるようである。また、春日部市出身の有名人が「二十歳の集い」などにビデオレターを無料で協力してくれるものシビックプライドのおかげなのだと感じた。さらに市長が旅館経営者で、広報・営業には長けている。トップセールスがとても重要と再認識をした。そして行政職員の方々の熱意も素晴らしい。