池田市内で開業して30年が経つ「大久保クリニック」大久保真喜子先生からのご講演でした。
臨床経験が豊富なこともあって、様々な患者さんから得たことを交え、具体的でわかりやすい講演でした。
多くの講演内容を予定していたようでシラバスの説明を飛ばすところもあり、次の講演に期待したいところです。
発達障がいの分野は様々な研究が深まってきていて、神経発達症と呼ぶようになってきており、昔は「児童期・青年期にみられる」と定義されていたのが今は「全世代が対象」となってきているとのことです。私の知っている方も学生時代は普通に生活していましたが、社会人となって「仕事」をするようになり、仕事についていけなくなり、ASDやADHDの診断がされた方もいます。集団活動が苦手で、他者とコミュニケーションをとりにくく、生きづらさを感じていました。それが診断されたことで、あらゆる環境も受け入れることができ、前向きな人生を歩んでおられます。
目に見えるパニック・不登校・自傷等の不適応行動、食行動の問題は、氷山の一角であり、本人の特性が理解されず、叱責や失敗体験が重なることで、「うつ病・適応障害・強迫性障害」などの二次障害が起こります。よって早期に医療が関わることで、適切な環境調整を促し、二次障害を未然に防ぐことが大切です。
今回私が一番スーッと心の底で納得できたのが、「酸素マスクの法則」でした。
飛行機の機内気圧や酸素不足の場合、天井から酸素マスクが自動的に降りてきます。
自分を優先「まずは自分が装着」してから子どもや同行者の手伝いをしてください。自分で酸欠で意識を失うと誰も助けられなくなります。
よって、途切れない支援をするためにも自分がしっかり休息や休憩をして、発達症と向き合ってもらいたいという言葉でした。
2時間という時間でしたが、あっという間に時間が過ぎ去っていき、次回の講演に期待したいと思います。