先日、新聞記事で見つけた標記タイトルの講演会に出向いてきました。

 

第1部の特別講演で、株)TOKIO副社長の国分太一氏から『体当たりフィールドワークで気づいたこと』というテーマでお話をされました。日本テレビの「鉄腕!DASH!!」という番組企画から生まれたものが今の時代にものすごくマッチしているというものです。私も毎週欠かさすテレビ録画をして観てきました。

 

DASH村を作るという企画から派生して、米作など農業を通じて、じいちゃん・ばあちゃんの人間力というものを体現され、その後の企画も体当たりでぶつかっていく。そして他の企画(DASH島やDASH海岸・0円食堂など)にも体験を応用していっているとのことです。

太陽光パネルを搭載した車で日本一周をする企画は、今の時代における自然エネルギーの自己発電であるし、「0円食堂」は規格外で捨ててしまうものを活用して美味しい料理を作るといったものです。規格外や雑魚・雑草というものに目を向けて、それが有効活用されています。

番組企画であるために、自分にとってあまり興味がなかったこともあったようですが、現代で言われているSDGsやサステイナブルといった持続可能な環境づくりにつながっていることを体感されています。

当時はそのような考えがなく、ただその場で考え行動していたことが現代では必要とされていることになっているとのことです。

 

忙しい現代では締め切り時間などに追われていますが、抗うことはなく自然環境においては当然自然と向き合います。自然軸に合わせながら対処せざるを得なく、米作も約30年間続けていますが、失敗と成功の連続で、50歳の国分氏にとって、余命から考えるとあと米作は30回しかチャレンジできないものになるとの考えに至っているとのことです。

 

芸能界に入ったのは姉が勝手に応募し、今の仕事も番組企画で体当たりしながやっていると。他人がレールをひいた上に自分の今の姿があるとのことですが、今後は自分が経験したことのレールを後輩たちに指導しながら続けていきたいとのことです。

自然に対してはとにかく挑戦する、飛び込むことが大切で、自然とともにフィールドで体験し、柔軟に対応する大切さを話してくれました。

 

第2部のパネルディスカッションでも株)モンベル代表取締役会長兼CEO辰野勇氏とともに「頭でっかちではなく、とにかくフィールドに飛び込んで体現する」大切さをアウトドアリテラシーの理念を基に話を聞くことができました。

環境共創という言葉に多くの意味があることと可能性があることを学べた講演会となりました。