朝起きたら顔、耳たぶ、うなじ、背中、腰に赤疹ができ、
熱く、触ると痛いことはありませんか?
ヘルペスウイルスと帯状疱疹ウイルス(談古論今.台湾)
これらはすべて、幼少期のみずぼうそうが原因です。
みずぼうそうは治ったのにどうして、再発?
一旦治まったみずぼうそうウイルスは神経を通り、無症状のまま神経節に潜んでいます。
無症状に潜伏するウイルスは免疫力の低下、精神的ストレス、過労による倦怠感が原因で再び
現れます。
赤疹は首、背中、腰の脊髄領域に分布していることから分かるように広範囲にわたって神経伝達領域に広がっています。
今となってはワクチン摂取が一般的となっていますが団塊世代で幼少期にみずぼうそうになったことがある方の割合は全体の8割と言われています。
帯状疱疹で受診される方の年代別に50~60歳の方が多く見られます。
病院で貰うお薬を飲んで、一旦は治まったが再び現れた。どうして?
抗ウイルス薬(パラシクロビル錠)ウイルスの増殖を抑えるためにDNAポリメラーゼを阻害することでウイルスを抑えることができます。しかし、お薬を怠って飲まなくなると再び現れます。また、服薬後に痛みが治まらないという声を多く聞きます。
東洋医学の観点からの施術
東洋医学では帯状疱疹は精神的ストレスによる肝うつ気滞、肝胆湿熱、脾虚湿熱によるものです。それぞれの働きとして、肝は宣発、胆嚢は決断、脾は運化を司ります。それらの機能が低下することで本来の身体のバランスが崩れている。
鍼灸施術
①脊髄神経分部領域に鍼刺激
帯状疱疹ウイルスが潜んでいる神経節に鍼をすることで痛みが伝わる経路を遮断し、効果的に痛みを取ることができます。
②神経分布領域に広がる赤疹に温熱灸
皮下組織である筋肉、血管、リンパ管に熱刺激をあたえ、副腎皮質ホルモンが分泌し、白血球が活性化するため、炎症や痛みを抑えることができる。
漢方薬
①精神的ストレス、免疫力低下の原因は内臓のバランス異常にあります。
龍胆瀉肝湯、逍遙散、胃苓湯等の漢方エキス顆粒と鍼灸の相乗効果があるため、遠方にお住まいの患者さんは特におすすめします。
アフターケア
1.鍼灸や漢方以外で普段から体調管理が重要
①帯状疱疹ワクチンの摂取 ②適度な睡眠や運動 ③栄養バランスのとれた食事
④血糖値を正常範囲
以上のことを普段の生活の中で心がけてよう。
はり灸漢方恩宝堂
中国伝統鍼灸、漢方相談専門院
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