今年の合宿も、保護者をはじめたくさんの方々にお世話になりました。
お陰様で無事、淡路島合宿を終えることができました。ありがとうございます。





ここ淡路島は、私が人生で最も、野球の出来る喜びを感じた場所、たくさんの人に支えられていることに気付いた場所、自分の無力さを痛感した場所、野球の考え方が変わった場所、全てひっくるめて楽しく価値のある濃い時間を過ごさせてもらった場所なので、帰ってくると再び原点に戻った気持ちになれます。
そんな場所での合宿を通じて、選手に伝えたいのは「当たり前」が当たり前ではないということです。
これは出発前に全員で確認しました。
食事が出てきて「当たり前」、洗濯されていて「当たり前」、優先的で「当たり前」、やってもらって「当たり前」、野球ができて「当たり前」、心の底からそう思っている選手はおそらくいないと思いますが、そういったことがどれだけ「有り難い」ことかが分かるには、やはり不自由な経験が必要だと思います。
常々言っていますが、「感謝」の反対は、「当たり前を当たり前に思うこと」です。
先程あえて漢字で書きましたが、「有り難い」の反対は「当たり前」とすると意味が分かりますよね。
普段やってもらっていることは、決してありふれていることではなく、有り難いことだということです。
そういったことに気付く力であったり、感謝の気持ちを忘れない力があれば、野球以外のこともきっとうまくいくと思います。
何だかカッコつけたことばかり言っていますが、本気でそう感じたこの場所なら、心の底から伝えることができます。
確認したかいもあって、分かってもらえているなという場面がたくさんあったことは大きな収穫です。
その他で合宿中に気付いたことは、選手たちが常識・先入観・固定観念にえらくとらわれているなということです。
「洗濯=洗濯機を回すこと」と考えている節が見られ、マネージャーにとても迷惑を掛けたので、翌日のミーティングで、汚れを落としたいのか?機械の中で回したいのか?どっちだと聞きました。
汚れを落としたいと口では言うものの、各自風呂場で手洗い等といった発想にならないのはそういうことだと思います。
85年程前に洗濯機が登場するまでは、手洗いに何の抵抗もなかったはずです。
先入観にとらわれすぎると、本質を見失ってしまうということです。
他のケースで言うと、池田高校に限った話ではないと思いますが「宿題=提出」と考えている生徒が多く、出したいのか?賢くなりたいのか?と問うことがよくあります。
出さなくていいと言っているわけではありません。笑
これを手段として勉強すると力になるぞ!という本質を見失うなうなということです。
野球で言うと、「無死1・2塁=送りバント」と決めつけてしまっている選手は、点を取るという本質を見失っていることになります。
もちろん送りバントは点を取るために最も使われる手段ですが、相手が決めつけてシフトをとってくれると、バスターの方が確率が高くなるケースもあります。
他にも色々と野球の例を挙げてミーティングで話しましたが、伝えたいことは常識・先入観・固定観念にとらわれ過ぎずに本質を考えろということと、真面目な池高生にとってそれらを崩すのには少々勇気がいるぞということです。
といった感じで、野球の話より、考え方の話がメインの合宿でしたが、非常に有意義な時間を過ごさせてもらいました。
改めて、有り難うございました!

最後に、私が選ぶ合宿MVPの大槻選手。
今回はケガでサポートがメインでしたが、その人間力の高さは尊敬に値します。
これからの活躍が楽しな選手の1人です。