昨日の試合は良いところがたくさんあったので、スコアだけでは伝わらない部分を紹介しておきます。
(提供:棚原写真事務所)
池 田|003200100|6
春日丘|100000100|2
初回に連打やエラーで先制はされましたが、その後の対応を見ていると、今までのような目の前の結果に一喜一憂している感じはなく、1試合をトータルして次のことを考えているように感じました。
逆算のできるチームはどっしり構えることができるので、昨日の振る舞いには"強さ"を感じました。
力を入れてきた攻撃の方ですが、先頭バッターがポップフライから入ることで悪い流れができてしまい、8番までフライと三振でアウトを与えてしまう展開。
普段の戦いぶりから考えると、「1人1回はフライを打たな気付かんな」と心の中で思っていましたが、9番の岸本選手がゴロのヒットで出塁。
これが大きかったです。
最もフライを打ちたがる選手が低い打球でしかも出塁。文句なしです。
続く千田選手も低い打球を放ち、これがエラーを誘い1・2塁。
ここでMVPに挙げた木下主将の一発です。
MVPには木下選手の名前を挙げましたが、そこまで繋いだ周りの選手の功績は非常に大きいです。
この回の攻撃は「打線」という感じがして、見応えがありました。
ズルズルと全員が打ち上げ続けていたら、木下主将の一発は、「勝利へ導く一発」ではなく、「記念の一発」で終わっていたと思います。
そういった、数字からは見えてこない「逆算力」や、チームの勝利へ向けた「自律心」、その他にも様々な「人間力」で勝敗が左右されていくので、野球(特に高校野球)って本当に面白いなと思います。
昨日の勝利は、選手たちの人間的な成長がたくさん読み取れる試合運びだったので、「ナイスゲームメイク」と言わせてもらいました。
これを伝えるには、実際に試合を見てもらうことが一番なんですが...今年はそうはいかないので少しでもブログで伝えられたらと思います。
次戦は、26日(日)9時00分~シティ信金スタジアム、対汎愛です。
「負けに不思議な負けなし」と言われるように、ダメなときは、何か弱い部分が露呈してしまったときです。
勝てば勝つほど成長できる野球。
まだまだチーム73期は勝ちに飢えています。
それにしても、相手チームの監督が恩師、顧問も恩師、コーチ(ノッカー)が1・2塁間を組んでいた先輩とは...笑
ただ同級生は池田高校を応援してくれています。笑 有難いです。