楽しみにしていたオープン戦もすでに7試合を消化しています。
やはりどのチームもレベルアップしているので楽に勝てることはありません。
しかし、そういった厳しい戦いの中で、自分で考え、工夫し、何とかこの現状を打破しようとする姿勢も多く見られたので、非常に頼もしく見えました。
この冬の練習で、それぞれが目標を達成するための練習を計画したことで、「どうすれば自分を高められるか」の現状打破思考をしっかり身に付けてくれていました。
もちろんまだ全員ではありませんが、やってよかったと思わせてくれました。
何か自分の許容を越える壁にぶち当たったとき、「やばい、無理、逃げたい」という逃避型の思考になる人間と、「どうすれば良くなるか」という現状打破型の思考になる人間ではどちらが成功するかは分かりますよね。
とは言っても、もちろん簡単に後者になれるはずもなく、厳しい環境に身を置き、なかなか結果が出ない中で思考回路を習慣化させていかなければなりません。
非常にしんどく、メンタルの磨り減る作業です。
どんな状況でも常に「どうすれば」を考え続けられるようにしたいですね。
そしてそれは本当の意味での「諦めない姿勢」ということだと思っています。
高校野球の指導者が、「どうやったら甲子園に出られるか」を考えなくなったとき、それは辞めるときだと思います。
一方で、もしずっと楽な環境で生きていたなら、「どうすれば」という思考に至ることはまずありません。打破する必要がないですからね。
実際、私が打者として配球を考え出したのは、社会人野球に入って思うように打てなくなってからです。
それまでは、どうにかなってしまっていたことに甘んじていたわけです。
そういった経験がないままでいくと、自分の許容を越えた壁にぶち当たったときはきっと「無理」と決めつけます。
つまり「すぐ諦める人」ですね。
そうなることのないように、オープン戦では格上相手にどんどん挑んでいこうと思います。
たとえ全く打てない投手が現れたとしても、「勝てない」ではなく、「どうすれば1点上回って終われるか」と考えられるチームを目指します。
明日は学力格上の豊中高校とオープン戦です。
13時~池田高校のグランドで行いますので、合格した新1年生は良かったら見に来てくださいね。