怖い怖い、怖すぎたよぉ 映画『M3GAN/ミーガン』 | 茶々吉24時 ー着物と歌劇とわんにゃんとー

 

  週末の夫婦デート

 

本日、夫婦で映画を見てまいりました。

映画『M3GAN/ミーガン』です。

 

仕事終わりの夫と待ち合わせ、食事と飲み物を楽しんだあと、映画館でレイトショーを観る、というのは私たち夫婦の楽しみの一つ。

 

何を観るかはたいてい夫が決めます。

 

今回も夫が選んでくれました。

 

 

  予告編

 

ユニバーサル・ピクチャーズは今回、たくさんのバリエーションの予告編をYouTubeにアップしてくれています。

その中から、まずはストーリがわかるものを。

 

 

外見はほぼ人間の子どもに見えるAI人形のお話、といえば、2001年に公開された

ハーレイ・ジョエル・オスメントくんの『A.I』がありました。

あれは 一言でまとめると現代版『ピノキオ』。

ハーレイくんが不憫でならず、劇場でオロローンと涙を流しながら見た記憶があります。

 

今回のミーガンは同じ人形でもピノキオではなく、

「アーイム チャッキー」ジャキーン🔪の『チャイルド・プレイ』に似てる気がする。

怖いわー。

 

そして今ふうなのは、TikTokふうの、こんなダンスを踊っちゃうんですよ。

ミーガンは。

 

 

テレビでこのダンス編の予告編を見た私

「きゃー!!怖い!!チャッキーやん、これ!!」

ずいぶん過剰に反応してしまいました。

 

多分この時点で夫は内心「ニヤリ」としていたのではないかしらん。

この映画をナイトショーで観るなんて。

怖いわ。怖いわ。怖すぎるわ。

 

私がびっくりしたり、びびったりするのを観るのがとても楽しいらしいです。夫は。

悪趣味やわー。

 

 

  映画『M3GAN/ミーガン』感想

 

 いやー、もう怖くて怖くて。


まずハイテク、AIに関係なく、精巧で綺麗なお人形っていう時点で既に怖いスイッチONですわ。


日本には(外国もかもしれないけど)、人形にまつわる怪談ってあるでしょう?

文楽人形で、敵同士を同じ箱に入れておくと夜中に喧嘩しているとか、市松人形の髪の毛が伸びるとか、そういう話です。


ミーガンはすごく美形のAIロボットで、存在自体が怖いです。


予告編でもわかるように、自分の第1ユーザーである女の子ケイディを護り導くという使命を貫くためならどんなことでもしちゃうのも怖い。


もともとがロボットだから可愛い外見に似合わず、怪力。

やっていることは『ターミネーター』の悪いロボットと同レベル。

立ち回りが派手です。


日本の怪談のように、ジワジワくる怖さではなく

「きゃー😱」「ぎゃー😱」と、大騒ぎしたくなる怖さ。

私は周囲のお客様の迷惑にならぬよう、ずっとくちに手を当てて心の中でヒャーヒャー叫んでいました。


それにしても、人間が、自分たちで作り上げたもの(コンピュータシステムやロボット)の制御ができなくなり、反逆されるというのは かなり普遍的なテーマです。


これまで手を変え品を変え、映画になってきました。


昔はそんな映画を「未来」の話だと思って見ていられましたが、『M3GAN/ミーガン』を見ていると、これはもう近い将来の話だと思わせられました。

カズオ・イシグロさんの『クララとお日さま』

にも、知育玩具としてのAIロボットが描かれていましたから、少なくとも、AIロボットが子育てを助ける時代はまもなくくるのでしょう。

そのときに『M3GAN/ミーガン』みたいなことが起こらないと、言い切れないのが怖いです。


あー、本当に本当に怖かったわ。

 

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