本日2回目の更新です。
 
今日は大阪四季劇場に行っていました。
明日初日を迎える関西初上陸のディズニーミュージカル
『リトルマーメイド』大阪公演のプレビュー公演観劇です。

 
『リトルマーメイド』の元になっているのは
アンデルセンの『人魚姫』。
私は幼い頃一度だけ読みましたが、
結末があまりにも悲しくて愕然としました。
愛する人に会いに行くために、
自分の最も大切なものを差し出し、
しかもその思いが届かないなんて!
子どもだった私には辛すぎて耐えられなかったんです。
以来、この歳になるまで二度と触れないようにしてきました。
 
そして劇団四季の公演案内を見るたびに、
「あの『人魚姫』でしょ?どうしようかな」と
二の足を踏んでいたのですが、
昨年の11月に製作発表会の取材をさせていただき、
アリエル役の三平果歩さんと
セバスチャン役の 飯野おさみさんのお話しを聞いて、
考えが変わりました。
 
製作発表会の様子はこちらをご覧ください。
(茶々吉24時 2017年11月27日)
 
そもそも劇団四季とディズニーミュージカルのコラボなら、
見る人全てがハッピーになる結末のはずですものね。
待ち焦がれておりましたよ!
 
協賛企業から贈られたお祝い花のうちの一つ。
ふんだんにあしらわれたビジューは
海の泡を表現しているのでしょうか。
開幕前の気分をいっそう盛り上げてくれます。
 
本日のキャスト。
 
開演数分で私は夢中になっていました。
展開が早く、楽曲が全て素晴らしいんです。
やっぱりミュージカルって素晴らしい!
 
以下、表題部分は敬称略で失礼します。
 
【アリエル:三平果歩】
※写真ご提供:劇団四季
 
三平さんが製作発表会のときにおっしゃっていたことを
思い出しながら拝見しました。
 
「ワイヤーで吊られた状態で歌うのは、
 舞台に足が着いた状態で歌うのとは違う。
 だから、バレエのバーに腕を突っ張って、
 体を浮かした状態で歌う練習をしています」
「舞台に立っている時も、海の中の設定のときは、
 常に海流で体がユラユラしていないといけないんです」
 
さすがにプロで、
大地に足が着いていないのが意識されないくらい、
張りのある伸びやかな歌声が気持ちいい!
「泳ぎ方」も自然だし、
上の写真のシーンなんて、
泳いだ状態から、像の上に座るまでの
一連の動きがとても自然なんです。
何か仕掛けがあるのでしょうけど、
それも全くわかりません。
 
そして、立った状態で、
あんな風に常に体を揺らめかせるなんて
すごいなと思います。
ストレッチレッスンで教えていただく
アイソレーションの一種だと思うのですか、
私にはできません。
(自分を引き合いに出すことが おこがましい)。
 
生まれたての子鹿状態の三平さんも可愛かったです。
 
【エリック:竹内一樹さん】
竹内さんには『マンマ・ミーア』のときに
インタビューさせていただいたことがあります。
(みのおエフエム ブログ 2012年3月22日O.A)
 
その時より逞しくなられた印象。
お姫様抱っこも軽々とこなしておられました。
 
でも、体は立派で夢を追いかけているふうに見えながら、
エリック王子はどこかにコンプレックスがあり、
重圧から逃げる弱さもある役だと思うのです。
そのあたりの青年のゆらぎのようなものが
竹内さんからは感じられました。
それがアリエルと出会ったあとの変化や決意に
つながるのだと思います。
 
【トリトン:田島亨祐】
田島さんには『美女と野獣』のガストン役の時に
インタビューさせていただきました。
(みのおエフエム ブログ 2009年5月7日O.A)
 
田島さんはインタビュー後の記念撮影でもガストンになりきっておられ、
ガストンが村の娘っ子にするように、私をがしっ!!とされたので
びっくりして喜んだ記憶があります。
ですが、今日は海の王トリトン、アリエルのパパです。
個性豊かすぎる娘たちに手を焼きながらも、
愛情深いパパでした。
そしてええお声!
 
【アースラ:恒川愛】
トリトンの年の離れたお姉さん。
アリエルにとってはおばさんです。
 
アースラが登場した瞬間から、ワクワクが止まりませんでした。
コスチューム(?)、メイク、ヘアスタイル、
何もかもがデフォルメ過多で、面白いっ!!
悪役はこれくらい目立たないとね。
しかも恒川さんの歌がまたうまくて、惚れ惚れしちゃう。
 
「あいつをこうしてやったワ、こいつの最期はこうよ」
みたいな歌の内容が、一言も聞き漏らす心配がないほど、
ビンビンと迫ってきます。
そのあまりのワルぶりがたまりません!!
もしも私に歌唱力があるのなら、
このミュージカルでやってみたい役は断然アースラです。
終演後も興奮冷めやらず、日頃お世話になっている
劇団四季のかたとロビーで会うやいなや
「面白かったです!!あのぅ、私、アースラがやりたいです!
 あ、もちろん私に歌唱力があったらの前提ですけど」
とまくし立ててしまいました。
お相手が社会人として良識あるかただったので、
こんな変な私にも、
困惑を押し隠し普通に対応してくださいました。
ありがとうございます。
よくよく考えたら、相当妙な奴だと自分で思います。
 
【シェフ・ルイ:杉浦洸】
お城の調理人です。
できるものなら、アースラの次に私が演じたいのはこのシェフ・ルイ。
マジックのピエールさん(ご存じなかったらすみません)みたいな人が出てきたよ、
と思ったら、このシェフはマッドサイエンティストならぬ、マッドシェフふう。
この人に刃物を持たせて大丈夫なのかと心配になる
調理風景がおかしくておかしくて、つい声を立てて笑ってしまいました。
お隣のかた、ごめんなさい。
でもお隣さんもつい吹いておられたのを私は知っています。
いやー楽しい。
でも単なる「イロモノ」にならないのは、歌が抜群に上手いからだと思いました。
 
 
【セバスチャン:赤間 清人】
カニのセバスチャンは
『ライオンキング』のザズーのような役どころです。
海の王トリトンに仕えながら、娘のアリエルにも愛情を注いでいます。
セバスチャンの最高の見せ場はなんといっても「Under The Sea」。
※写真ご提供:劇団四季
 
この場面は海の生き物たちも総出で、楽しいです。
小魚たちのゆらめき、大きな魚たちのヒレのうごき、
イソギンチャクやクラゲなど、衣装や道具類など、
「あれはいったいどういう作りになっているんだろう」と
不思議でしかたがありません。
でも難しいことなど全て「まぁいいか」と思える
めまぐるしさと楽しさなのですよ。
 
ただ、これだけの道具や布類がはためくからでしょうか、
ライトに照らされた舞台の空気がチンダル現象を起こして、
ホコリなどが舞っているのがわかりました。
そんあ中で大きな口を開けて歌うって大変じゃないだろうか。
余計な心配をしてしまうのでした。
 
 
これ以外にも、それぞれの登場人物(登場生物?)に、
いろいろな見せ場があります。
カモメのタップダンスもその一つ。
全て書いていたらブログの規定文字数を超えてしまいそうです。
 
また演じている俳優さんだけではなく、
舞台機構や衣装、道具類など、
ありとあらゆる物に工夫を感じ、
舞台って本当に多くの人の力で出来上がっているんだなと
実感できる作品です。
なんでも劇団四季公演は、ヨーロッパ版『リトルマーメイド』を
より深めているのだそう。
具体的にはセット背景幕やパペット類の新規製作、
小道具類のビジュアル変更、衣装・床山類での
カラーバリエーション追加が行われているそうですよ。
 
アリエルが人魚から人間になるシーンは、
ものすごく注意深く見ていたつもりだったのに、
あっと思ったらもうヒレが足になっていました。
不思議ですわ〜。
 
 
『リトルマーメイド』はとにかく、
見終わった後の幸福感がすごいです。
 
明日の初日が開く前に、大好評のため
2019年8月31日までの延期が決定されたそうです。
 
私は絶対にもう一度見たい!
いや、何回でもリピートしたです。
 
大興奮の中で書いています。
誤字脱字などあったらごめんなさい。
 
 
 
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