

新潟、広島、仙台…トントントンと3連勝で迎えた、柏戦。相手の強さが少し上がります。いや、かなり…。
柏はなんと4連勝中だそうで、また3試合連続無失点も東京と同じと。柏のGKと言えば中村航輔、対する
東京も同じく3試合連続無失点の林彰洋。下馬評ではリーグを代表するゴールキーパー対決、といった
趣でした。果たして、試合もその通り、両ゴールキーパーの存在感が際立ち、その明暗を分けました。
【GK対決、立ち上がりから気迫満点の中村航輔。先にミスしてしまったのは林彰洋!】
中村vs林のGK対決は見ごたえがありました。前半、やや押していたのは東京です。立ち上がりの簡単な
シュートを中村がキャッチすると、太田の直接FKを左手一本で掻き出し、中央から東慶悟がフリーで
打った左足シュートを弾き出し、さらに太田のアーリークロスからの前田のヘディングも足元をきっちり
塞いでセーブ。「入る気がしない…!」という感じ、抜群の存在感でした。
対する林も相手の直接フリーキックを横っ跳びセービング、ハイボールにはお馴染みの安定感を見せて
いました。GKがノってしまうと、先にミスした方がやられるな…という感じに。ミスを誘うには枠への
シュートも増やし、クロスも増やし、プレッシャーをかけていくべきか…などと思案しているうちに(私が)、
思いがけずゴールが生まれます。
前半30分を回ったときでした。ちょうど中村が前田のシュートを上記のように抑えた後だったでしょうか。
柏のボランチ21歳、手塚が左足で放ったボレーシュートが林に向かって飛んでいき、林は飛びながら
抑えたか?と思ったところでスルリと手をすり抜けてボールがゴールへ。現地ではどうして抜けたのか、
脇の下か?などと不明瞭でしたが、後で見てみるとスライスしてGKの手前でぐっと曲がっていました。
ブレ球?なのかどうなのか。打ちも打ったり手塚、ボールのいたずらも加わり柏が先制です。GK対決の
緊張感は、思わぬミドルシュートで終わりを告げました。
【後半は柏のプレスに東京が窒息。出口を見つけられないまま終戦、連携にいまだ課題山積】
後半、さあ行くぞとルパンを口ずさむや否や、柏が追加点をあげます。1分も経たないうちでした。
東京陣内での縦パス、GKとの間に流れたボールは追いかけるDF太田と出てくるGK林が交錯する
イヤらしいポイントへ。柏の14番・伊東が同じくボールを追いかけていて、交錯してミスから
オウンゴールを恐れた太田に隙があったのでしょうか、ボールを触ったのは伊東で、林の横を
すり抜けてゴールに転がり込みました。遠くから見ていると分からなかったです。東京が最悪の時間に
2点のビハインドを背負ってしまいました。
ここから、15分のうちに東京は3人の交代を使い切り逆襲を試みます。ウタカを入れ、中島、田邉と
攻撃的な選手を投入。しかし試合のペースを握りきれず、点差上も優位にあるレイソルがボールを
支配し続けます。セカンドボールの奪取率もレイソルが上。東京のパスの入りどころ、出所をマーク
されどんどん押しこまれていきました。相手ゴール前は中央を塞がれ、サイドに流れても決定的な
チャンスまでには至らず。最後はサイドから逆、逆へと振り続け、そこで人数をかけ続け、田邉が
ヘディングで一点を返すので精一杯。直後に試合終了となりました。
柏のプレスの出口を探し続けた東京でしたが、結果的には見つけることができませんでした。
失点はいずれも防げたかもしれない…と思えば悔いが残ります。また前半のチャンスをひとつでも
モノにしておけば、試合展開は違ったかもしれません。それもたら・ればです。東京のベストメンバー、
戦術、連携はまだまだという感じです。大久保の良さは先週の仙台では運動量をベースに発揮
されたものの、タイミング勝負では今節もまた見られませんでした。前田は不可欠な存在ですが、
いま東京で一番怖いのはウタカのはず。これを活かさない手はないので、頑張ってほしいです。
勝ちたい相手に星を落としましたが、来週神戸で取り返して、もう一度上位にチャレンジしましょう。
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2017年5月14日(日)15時KO 東京・味の素スタジアム
東京 1-2 柏
【得点】田邉
【東京】林、徳永・森重・丸山・太田、梶山・高萩・河野・東慶悟・大久保、前田
交代は前田→ウタカ、河野→中島、梶山→田邉





