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昨日のホーム広島戦レポに続いて、アウェー仙台戦です。ゴールデン・ウィークを締めくくる一戦、
アウェー遠征もサポーターにとって、過密スケジュールとの闘いでもあります。試合が続いて、いまひとつ
気合が入らなかったり、財力・体力も限界でしょう!それら万難を排して、ユアスタに向かいました!
【大久保嘉人の気合が攻守に輝く!結果2ゴールで実力見せつける!】
この日の試合で特に目立っていたのが、大久保嘉人だと思います。攻守にわたりよく走っていました。
後半、最後は足がつって交代になるほどでしたが、たしかにそれも納得できる鬼気迫る追い込みも
いくつか見られました。前半にイエローカードを受けた相手選手へのスライディング(敵陣深くで相手に
カットされたボールを取り返そうという執念!)、左サイドに展開してきた相手のボランチ、元東京の三田
に対する守備などは「そこまでやるか!気合入ってるな!」と思わせるに十分でした。嘉人本人の
コメントをして、的確な表現がありました。「こんなに走ったのは南アフリカワールドカップ以来」と。
思い起こせば2010年、ワールドカップ初戦のカメルーン戦では、大久保嘉人がMVPだと思いました。
細かいプレーを挙げることは、いま記憶をたどる限りでは難しいのですが、あの大会でその価値を
再認識させたのが、ここにいる大久保嘉人だったのでした。つくづく頼もしい選手です。
2ゴールはコーナーキックが跳ね返されたセカンドボールを綺麗に押さえて振りぬいたストライカーらしい
一本と、2点目は相手GKのミスを突いて、前に落としたボールをフリーで詰めて押しこんだ強かなもの。
いずれもスイッチを押したのは太田宏介(1点目の最初のコーナーキック、2点目のループシュート)と
いうわけですが、東京がもつ強みを如何なく発揮してのこの結果、気持ち良かったです。
【仙台も敢闘!躍動するタマ、一連の攻撃もこの日誕生日のGK林がシャットアウト!】
仙台も素晴らしい敢闘精神で向かってきていました。やはり隙を見せてはいけないチームです。最前線
から東京DFを追いかけ、GKに詰め寄り、常にプレッシャーをかけ続けたクリスラン。そしてもっとも
素晴らしいと思ったのは三田啓貴です。東京から完全移籍して、今や仙台の中心となってチームを
牽引するタマこと三田。プレースキッカーを任されているほか、ここぞという攻め上がりが見事でした。
確実にチャンスを作り出すタマの存在感は、東京にいたら埋もれてしまったかもしれません。これからの
タマのサッカー人生が楽しみに思えるくらい、輝いていました。
そんな仙台のチャンスをことごとく押さえてくれたのが守備陣です。ロングボールを我慢強く跳ね返した
丸山・森重の両センターバックに、サイドバックの徳永・太田。ボランチでは梶山も、守備に奮闘しました。
高萩はロングボールでピッチを広く使い、効果的だったと思います。そしてなんと言っても「東京の守護神」
としてもはや不動の存在になったゴールキーパーの林彰宏です。ハイボールに対しては絶対的に強い
です。加えてシュートを体の真ん中で難なくキャッチ、外されたシュートも片手でパンチ。昨年の秋元と
比較して見るから特別良く見えるのか!?いやいやそんなことはない!やはり素晴らしいGKです。
『良いチームは良いゴールキーパーから』という格言そのものです。しかもこの日は自身30歳の誕生日
だった、林の活躍で3試合連続の無失点。ゴールデン・ウィークを全勝で終えた東京なのでした。
【この日の奮闘が最低限のベースになれば。嘉人はまだまだと満足せず】
良い結果で3試合連続完封勝利を収めた東京ですが、今日の奮闘を「当たり前」、最低限のベースに
据えるくらいにして欲しいと思います。嘉人の全身全霊でボールを追い回すプレーは素晴らしかったです。
そしてそういうプレーをしていると、やっぱりチャンスが転がり込んでくるものなんだと思いました。
そんな嘉人は「まだまだ悪い所だらけ」と満足していません。この日「セクシー・トーキョー!」コールが
久々に出ましたが、ピッチ中央を使って鮮やかな連係が見られた時間はまだまだわずか。
それでもこういった勝利を積み重ねて自信がついていけば、そういう時間はもっと長くなるし、勝者の
メンタリティとやらも降りてくるのでしょう。この日、ユアスタで仙台を降したファイティングスピリッツを
ベース=基本にして、次の試合に臨んでほしいです。幸いルヴァンカップの試合を挟み、貪欲な
Bメンバーが出てくるタイミングもありますから、来週は選手たちの闘争心に一層注目したいと思います。
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2017年5月7日(日)14時KO 仙台・ユアテックスタジアム仙台
東京 2-0 仙台
【得点】大久保嘉人(2)
【東京】林、徳永・森重・丸山・太田、梶山・高萩・河野・東慶悟・大久保、前田
交代は河野→永井、前田→ウタカ、大久保嘉人→阿部