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ブラジルワールドカップのテーマは、「もう一度、日本代表を応援する」でした。日本の試合にこだわり、
ツアー日程を組みました。月末に寄せる形で狙いは第3戦。ファイナルドローの結果、コロンビアとの
試合となりました。会場は内陸の田舎町クイアバです。リオやサンパウロよりはるか内陸、第1戦・2戦目
が行われる北東部の湾岸都市からは1000キロ以上も離れた僻地です。それでも、アマゾンの森の
中にあるマナウスよりはずっといい。黄熱病の注射も打って、現地に乗り込みました。
 
【メンバーを落としたコロンビアに、それでも互角まで】
コロンビアは1・2戦目を勝利し、勝ち点6を積み上げグループリーグ勝ち抜けは決まっていました。
対する日本は勝ち点1しか獲得できず、最終にして最強の苦手南米の国を相手に「勝つしかない」状況
にまで追い込まれていました。コロンビアはコートジボワールに2得点、ギリシャには3-0完勝と、
攻撃陣が好調です。日本の先発はセンターバックに吉田・今野をチョイス。ザックのプライオリティが
高い二人が並んだ格好です。目新しいところではボランチに青山を起用しました。トップには大久保が
先発、この時点で一番可能性を感じさせる大久保の起用は妥当だったと思います。コロンビアは
10番のハメス・ロドリゲスを温存、メンバーを若干落として臨んできました。
 
それでも日本は慎重な立ち上がり。コロンビアを向こうにやはりボールが足につきません。心に巣食った
不安は早めの先制点で払拭したいところですが、拭い去れませんでした。コロンビアは主力を温存して
いる、そういった心理効果もあったのかもしれません。先手を取るべきでしたが、決定的なチャンスを
作れませんでした。長谷部や岡崎がなんとか相手エリアでFKを獲得しても、本田がいいボールを
蹴ることができません。相手にPKを与えてしまいこれを決められ、背水の構えで攻撃に転じます。
それでもコロンビアとようやく互角の印象でした。ここに到ってなお互角、さすがにコロンビアは甘くない
ですね。日本の攻撃は実を結び、前半のうちに同点に追いつきます。岡崎が執念のヘディングを
決めて見せました。後半に向けて期待がもてる終わり方ではあったのです。
 
【ハメス・ロドリゲス登場で一方的展開、カウンターで失点重ねる】
後半、勝負のために攻撃へ、前に出る日本でしたが、コロンビアは選手を交代してチームのギアを上げ、
日本に対してキレのあるカウンターを仕掛け、逆に得点を重ねました。日本は惜しいシュート、つなぎは
あったものの、ボールの失い方が悪く、自信を失くしていた守備陣は持ちこたえることが出来ませんでした。
南米式の個人技を絡めたカウンターに実にあっさりと崩されて、失点を重ねる様子、レベルの差が
クッキリです。切り返されてふられて、空いたコースに簡単にシュートを決められ、天を仰ぐ選手たちが、
日本で最高の選手たちなのだろうかと疑いたくなるほどでした。コロンビアのカウンターは、それほど
あっさりとゴールを陥れていったのでした。
 
ハメス・ロドリゲスの個人技と、それに牽引されたコロンビア、日本が勢いを出したいところで逆に
勢いを持っていかれてしまったところは、采配の妙というほどのこともなく、ベンチにエースを座らせて
いたコロンビアとしては、規定路線だったでしょう。日本は2点目が奪えないところで、心も折れたかの
ようでした。要所でボールを失ったり攻め切れない、いつもと同じプレーの連続に、はっきり言って
失望しました。代表に選ばれなかった選手たちや、応援する日本中のサッカー関係者の思いは
どうなってしまうのでしょう。普通に試合を終えるだけで、満足なのかな?という気持ちでいました。
もっとも、これでいいわけがないのです。日本以外の国は、必死で走り、戦っているからです。
 
【いつも通りの、淡々とした敗戦。これがワールドカップなのか…?】
4点目のロドリゲスのループが決まると、さすがに声も出ませんでした。これまでJリーグでも何度も
負け試合は体験してきています。「クイアバの奇跡」なんて空虚なコピーも試合の前には出回って
いましたが、奇跡を起こすには根本から気迫が感じられませんでした。もっとも、これも試合の展開
あればこそ。90分だけでも語れますし、3試合通じての270分でも、同じような意味合いの違う文脈が
出来るでしょう。それにしてもブラジルまで来て、いつものJリーグの負け試合のような敗北、それを
受け入れることができる自分にあっけなさを感じました。慣れた作業ではありますが、いつも通りとは。
4年に一度のワールドカップとは思えませんでした。
 
週末のJリーグの1試合のように、淡々とゲームは進み、終わり、日本は負けました。予定調和のない、
不確実性にドキドキするはずのサッカーが、あらかじめ思い浮かんだとおりに、負けで締められていく
様子。それに慣れてしまっている自分。本当にワールドカップなのだろうか??不思議でした。一方で
安心感も感じていました。この気持ち、どうしてでしょう。かくして、日本はグループリーグでの敗退が
決定し、サポーターも選手も、日本に帰ることとなるのでした。バイバイ、ブラジルです。
 
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2014年6月24(火)16時00分キックオフ @アレーナ・パンタナール(クイアバ:ブラジル)
日本 1 - 4  得点:岡崎
 
スタメン:川島、内田・吉田・今野・長友、長谷部・青山、岡崎・香川・本田、大久保。
交代は青山→山口、岡崎→柿谷、香川→清武。
 
良さ出し切れず…次の4年へ。
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ワールドカップ準々決勝、コロンビアvsブラジルの試合中、相手選手の後方からのチャージを受けた
ネイマールが、腰椎骨折で残り試合の欠場が決まったようです。えらいことになりました!!
開催国ブラジルのエース、今大会のアイコンともいうべき選手が、大会途中にケガで表舞台からの
退場を余儀なくされるとは…。このままブラジルが優勝すれば、ネイマールはワールドカップ史上の
スターの列に加わることになると思っていましたので、そういう意味でも大変失望させられました。
 
ブラジルにとってはもちろんこの上ないマイナス要因です。開幕戦の2ゴール、R16チリ戦のPK成功
など、戦術面でも精神面でもチームの支柱でした。残りは準決勝と決勝の2試合、このネイマールを
欠いて、勝利を収めることができるでしょうか。準決勝の相手はドイツです。厳しい戦いは必至です。
ワールドカップはもちろん甘くないですが、開催国ブラジルにサッカーの神様がほほ笑むのか、大切に
見守っていきたいと思います。本当に、残念ですが、大会を見守りましょう!!
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日本vsコロンビアが行われたブラジルの都市クイアバは、海岸沿いのリオデジャネイロやサンパウロより
内陸に800kmほども入り込んだ、内陸の都市です。世界遺産でもある大湿地帯パンタナールの
入口の街として、旅行者たちのベースキャンプになるそうです。しかし、ワールドカップに対応できるほどの
ホテルや設備は整っていないようです。
 
最初、前日の夜中に街に着いたときは、空港からホテルまでの風景は、舗装されていない赤土の道路が
むき出しで、コンクリでとりあえず建てただけの建物は暗く、ちょっとびっくりしました。朝になって街を
よく眺めてみると、もう少し大きな建物やお店も見えてきたので、ようやく安心したという次第です。
 
目抜き通りの商店街はどこも小さく、ブラジル国旗を模した服ならば服屋さんが、靴は靴屋さんが、
また応援グッズをガッツリ並べる店などもあって、ワールドカップ一色にはなっていました。街中でも
やはりコロンビアのサポーターが多く、午前中からワイワイ騒いだりしている光景は、やはりここが
ワールドカップの国、ブラジルに来ていると実感させてくれました。サポーター同士は友好的で、どこにも
ケンカやモメ事は見られませんでした。地元の人たちも、表情はやや硬めでしたが、サポーターたちに
いやなことをしてくる感じはありませんでした。
 
この後訪れたブラジリア、サンパウロとは全く違う小さな町なので、印象的に記憶に残りました。散策は
一人で午前中に行ったのですが、昼にかけて、日が高くなってくると、どんどん気温が上がっていきました。