は明日、アウェー小瀬と対戦します。
甲府と言えば、城福監督です。言わずと知れた、元FC東京監督。2009年のナビスコカップ優勝、そして
2010シーズンのJ2降格。まさに天国と地獄、濃密な3年間を一緒に過ごした監督ではあります。
 
城福さんはすごく自分を追い込んで、責任を背負いこむ性格で、降格が近づいてきたときの敗戦後の
インタビューや、その時に見せる血走った目と緊迫した表情は、非常に印象的でした。反対に、ゴールを
決めたときに見せる、両こぶしを握りしめてエビぞりになって咆哮するガッツポーズも、シルエットだけで
城福さんの代名詞になりました。このへん、東京ファンにしてみれば原さんのピョンピョンの名残ですね(笑)。
 
甲府はJ1昇格元年、何とか残留にこぎつけられそうな位置につけています。昇格の立役者だったダヴィを
鹿島に抜かれてこの結果ですから、城福さんのチーム作りはぶれずにうまくいっているという証左でしょう。
東京の監督を解任されてからは、ボロボロいなったからだをひきずってしばらく充電していましたが、やはり
その「情熱」は消えることはないんだな、と嬉しく思います。
 
味スタでの試合のときは「おかえり」と申しあげましたが、今回はそちらのホームということですので…
遠慮なく、かましてやりたいものです。さよなら、城福さん。僕たちは終わっているんで(笑)、どうぞ遠慮なく。
東京は残り全勝キャンペーン中ですので、遠慮なく、勝ち点3をいただきます!
イメージ 1
ポポ~ト~キョ~!!
の、ポポビッチ監督の今季限りでの退任がクラブから正式に発表されました。シーズン終了を待たない
での発表。東京としては異例のことです。阿久根社長のカラーと言いますか、意図があってのことでしょう。
 
【予想される意図】
・選手たちに、余計なことを考えずに残りシーズンを戦ってもらう体制作り。
・サポーター、クラブにとっても同じ。余計な雑音を早い段階でカットすることで、ゲームに集中する。
・ポポビッチ監督の同意を早い時期にとり付けることで、次期監督との交渉を効率的に進める。
・上記に関連して、戦力補強や既存選手の整備など、来季のチーム作りにいち早く着手できる。
 
また今回の退任はクラブが監督に課していた今季の目標「3位以内」を達成できなかったという大義名分も。
これも明確で良いと思います。リクエストに沿って戦力は揃えていた。それでもできないならば、監督のせい。
理由としては十分だと思います。僕はポポビッチ監督に、不満もありました。
 
【ポポビッチ監督への不満】
・特に1年目、負けても「悪い試合じゃなかった」と、勝ちにこだわらない甘さ
・2年目である今季序盤~中盤までの、交代策の遅さ
・それと、李と何があったのか??
 
しかしそれ以上に、ポポビッチ監督について素晴らしいと思うこともありました。
 
【ポポビッチの素晴らしい点】
という言葉を使って、それを確立させようとしたこと。首都にふさわしいサッカー、
 何年経っても変わらない特徴・美学をもつ「東京のサッカー」を目指し、言葉にもしていましたよね。
・小平の練習場で、誰よりもファンに親しく、「東京ファミリー」という言葉を真に実践していたこと
 
人間的には最高でした。小平で「コンニチハ!!」と言って監督の方からガンガン寄って来てくれるなんて…
あり得ないくらいのフレンドリーさでした。この明るさは、どのクラブにも貴重なものになると思います。
まだ若いですし、是非東京にいるうちに、タイトルをプレゼントしたいですね。選手たちも「明日は我が身」と
良い方向に捉えてモチベーションを上げてもらいたいです。いまやるしかないんだと。きっと思うでしょう。
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
9月の上位陣との連戦を経験して、東京はひと回り強く大きくなったような気がします。新潟しかり、下位には
ハッキリ言って負ける気がしません。広島、浦和、名古屋、大宮、鹿島…勝ちきる試合が続きましたし、負けた
鹿島戦でもチームが崩れたわけではありませんでした。天皇杯でも120分の後のPK戦を勝利するなど、
とにかく粘り強いチームへと変貌を遂げていることは明白です。この試合、2-0と綺麗な完勝をおさめました。
 
【オープンなゲームも前半は慎重に…?ハーフタイムまでスコアレス】
新潟は選手をピッチ広く配し、2トップが裏を狙ったり入れ違ったりして、ワイドに動き回ります。要注意は
ブレイク中の川又。野武士のような、坊主頭の精悍な容貌は見ていてシビれます。カッコいいんですよね~。
それから岡本。新潟と言えば矢野貴章、ああいう感じです。大型で、ドタドタ点を取りそうな。ひとりずつが
立っているんですね。と、持ち上げておいて…。東京の守備もここのところすっかり安定しています。
 
夏前くらいから、ちょうど高橋が代表で試合に出て、チームでは怪しいプレーが続いていたとき(笑)、高橋が
最終ラインの中央に入って守る形ができて勝ち点を拾っていました。その後、太田宏介が積極果敢な攻撃
参加と、左足で軽やかに曲げるプレースキックでチームをけん引するようになると、守備ラインのメリハリも
利くようになり、高橋に代わって森重が代表に呼ばれて東アジアとヨーロッパ遠征を終え、秋になった頃には
すっかり安定して堅くなっており、天皇杯ジェフ戦では丸山と加賀で守りきるという相乗効果まで出てきました。
ボランチで米本も、何度も「我慢しきれずに」勝ち点を落としてきた反省を糧に、粘りが増しています。
 
【チャンスと見るや押し切ってゴール!力を見せる!】
失点はしない、そうなるとあとはどう点を獲るかです。この試合も何度かチャンスを作りながら、やはり前半
からスカッといかないのが東京でした。0-0でハーフタイムを迎えます。トップの渡邉千真も沈黙です。
後半、サポーターがまず火をつけます。ゴール裏中央に集まった青赤のフラッグ。揺れて歌いだされた
チャントは「トウキョウガース!!」の掛け声が歴史を感じさせるルパンのチャント。長回し。気合が入ります。
ちょうど、ゴール前でフリーキックを得ます。東京が前に出たところを、引っ掛けた新潟のミスです。
キッカーは東がダミーになって、太田!左足で力を抜いて曲げたボールは、キーパーの手をすり抜け
ゴールへ飛び込みました!実に鮮やかな軌道!東京が、太田の直接フリーキックで先制しました。
 
先制して、守備も破たんしないでうまくいっている、東京としては落ち着いて守り、カウンター狙いでもう一点、
となればもってこいの状況でした。新潟に戦感度を拾われるようになりましたが、それでも守備は破綻しません。
最後のところで刈り取り、カウンターへつなげていました。78分、またゴール前でのフリーキック。右足で
ファーを狙った東のシュートは、逆サイドのポストをたたいて外れました。この勢いをまた逃さないのがいまの
東京です。直後の79分、右サイドからルーカスが突破し、中央でアーリアとワンツー。ボールを巧みに操って
抜けだすとキーパーと1対1、これも慌てずにボールをゴールに蹴りこんで、東京が新潟を突き放しました。
 
試合はこのまま2-0。結果的に、太田のフリーキックがブレイクポイントとなりましたが、勝負どころで決め切る
効率的な試合運びが成長を感じさせた、見事な試合運びでした。新潟も無駄な時間かせぎやファウルもなく、
攻撃も守備もオープンで、クリーンな試合ができました。清々しい勝利でした。
 
【今季のサッカーはほぼ完成!?残り試合、全部勝つのみ!】
 守備も攻撃もかちっと噛み合っての勝利でした。サイドバックが上がって、ボランチと守備ラインで刈り取って、
2列目が動き回って(具体的には、東がオトリとなってルーカスとアーリアがハーモニーを奏でる)、トップも
決める(今はお休み中ですが…)。それぞれの役割は明確になりました。メンバーも固定されています。
もう迷うことはないのでしょう。今季の東京のサッカーは、完成したと言っていいのではないでしょうか。
 
あとは上位にくらいついていって、最後までアジアを目指して、勝ち続けるのみです。やるべきことはすべて
明確になっています。目標が明確になったチームは、強いです。本当に楽しみです。
残りは甲府、セレッソ、湘南、柏、仙台。勝ち点15を積み上げましょう。天皇杯も、獲りましょう。
楽しみは、これからだ!!
 
---
2013年10月19日(土)17時キックオフ @味の素スタジアム
 2 - 0 新潟 得点:田、
スタメン:権田、徳永・森重・加賀・太田、高橋秀人・米本・アーリア・東・ルーカス、渡邉千真。
交代は渡邉千真→平山、アーリア→三田、ルーカス→ネマニャ・ヴチチェビッチ。