好きな作家の連作短編集を読みました。
町田そのこ 「夜明けのはざま」
地方都市にある家族葬を扱う
葬儀社「芥子実庵」
ここに関わる人物の連作短編集。
死を見つめることで、
自分らしく生きていくことへの
葛藤と決意が力強く描かれています。
<心に残った>
わたしたちは、何かを手に入れて、
何かを失う。
何かを望み、
手に入れられないことに絶望する。
(中略)
でも、大事なのは「持っていること」ではなく、
「持っていないこと」「持っていたもの」でもない。
そこから得た喜び、
得られなかった哀しみ、
葛藤やもがきこそが大切なのだ。
それらは、誰かに繋がれていく。
東野圭吾 「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」
シリーズ2作目。最新刊。
元マジシャンで
謎に包まれたバー「トラップハンド」の
マスター神尾武史と
彼の華麗なる魔術で
変貌を遂げていく
女性たちの物語。
トラップハンド
リノべの女
マボロシの女
相続人を宿す女
続・リノべの女
査定する女 の6つの連作短編集。
<心に残った武史の言葉>
人が生きていくうえで
助けになるものは、
失ったものではなく、
手に入れたものです。
愛する人は帰ってこない。
だけどあなたには、
あなたのためなら血を流す覚悟を持つ
友人がいる。
それは素晴らしいことです。
4月になって、更新されたブックパークの飾り棚
「BOOKPARK 写真部」
今日、リニューアルオープンした
虎杖浜温泉ホテルの日帰りに行ってきました。
とってもきれい、露天風呂もサウナもあります。
休憩スペース、リクライニングルームも。
kazu27-ruu21 さんのブログに紹介されていました。
行ってよかったです。