ここまで、従業員基準の新設や取引類型の拡大について解説してきました。これらを踏まえて、企業が今すぐに着手すべきなのが「取引先リストの総点検(棚卸し)」です。
法改正により、これまでは「対等な企業間取引(下請法の対象外)」として扱っていた相手が、2026年1月からは法的に保護される「中小受託事業者」に変わる可能性があります。
チェックすべきポイント:
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自社の立ち位置: 自社の従業員数は基準を超えているか?(新たに親事業者になっていないか)
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相手の立ち位置: 取引先の資本金はいくらか?(これは従来通り)
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取引の内容: 新たに規制対象となる「運送」や、見落としがちな「役務提供」が含まれていないか?
もし、今まで通りの契約条件(例えば長い手形サイトや、書面交付の省略など)で取引を継続した場合、施行日以降、知らないうちに「違法状態」になってしまうリスクがあります。
既存の取引先だからといって安心せず、改めて全取引先の資本金情報を確認し、自社との関係性をマッピングし直す作業が、コンプライアンス遵守の第一歩となります。
準備期間はあとわずかです。今すぐアクションを起こしましょう。
今年のブログはこれでおしまいです。
良いお年をお迎えください。