昔の「お客様は神様です」の時代のお話。
その頃、ある業界では「盆暮れ払いの100万残し」という言葉がありました。
売掛金は、お盆と年末にしか支払わないだけでなく、支払うときも残債を残して、全額回収できない状況を作って、取引を継続させるように強要するような行動をとるという事です。
仕入業者さんにとって、売上の大半を占めるような取引だった場合に、自分と取引無くなったらあなたの会社ヤバくなるよね??と相手の足元を見て、受け入れざるを得ないようなことを言ってくるパターンです。
法律用語でいえば、「優越的地位の濫用」ですね。
「ある業界」と言いましたが、結局、仕入業者も支払できなくて、やむなく手形取引になったりして、業界全体の体質になってしまうのです。
えーっ!て思われる方もいるかとは思いますが、
昭和の良かった頃やバブルをいまだに引きずっている方に、まだこんな方はいます(笑)
仕事はお金を回収して完了です。
お客様に付加価値を提供して、喜ばれて満足していてはダメです。
しっかりと回収できたことまで確認を行いましょう(^^)
長期滞留債権の回収が苦手な場合、
140万までは司法書士さんが債権回収の代理人として対応してくれますし、それ以上は弁護士さんに依頼すれば回収できます(当然手数料はかかりますが・・・)