犾松井・大阪市長「ツアー客の観光ルート、厚労省は情報開示を」
大阪市の松井一郎市長は28日、奈良県の60代男性運転手が新型コロナウイルスに感染したことを巡り、ツイッターで「感染拡大を抑えるためにも、ツアー客がどのようなルートを観光したのか、厚生労働省は情報を開示すべきだ」と訴えた。（共同）
2020年年01月28日
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犾大阪メトロ終電繰り下げ、4000人利用 飲食店消費データで効果検証へ
大阪メトロは27日、御堂筋線で25日未明に実施された終電時刻繰り下げの実証実験で、午前1時以降の利用客が約4000人だったことを明らかにした。国土交通省はインバウンド（訪日外国人）需要拡大のため、ナイトタイムエコノミー（夜間経済活動）の活性化を目指しており、沿線地域の飲食店での消費データなどを加味して効果を検証する。
御堂筋線の終電時刻は通常、なかもず（堺市北区）発が午後11時47分（午前0時25分新大阪着）、江坂（大阪府吹田市）発が午後11時57分（午前0時41分なかもず着）。25日はこの後に上下線計20本（各10両編成）を走らせ、終電は江坂発が午前1時56分（同2時41分なかもず着）、なかもず発が同1時47分（同2時27分新大阪着）と2時間繰り下げた。
大阪メトロが同1時以降に駅を出た利用客を集計したところ、約4000人だった。御堂筋線の1日平均の利用客数は約120万人（2018年度）。
2月22日未明に2回目の実証実験が行われる。25日の実験では駅の一部の出入り口が通常と同様の時刻に閉鎖され、「利用しにくい」との苦情が寄せられたという。2回目の実験に向け、大阪メトロは駅のどこから出入りできるか周知を図る。
25日未明になんば駅で乗車したオーストラリア人の男性（21）は「観光客にはありがたい。友人と次のバーに向かいます」と笑顔を見せつつ、「運転士さんや駅員さんは大変では」と語った。【高橋昌紀】
2020年年01月27日
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犾兵庫・西宮の山中に遺体 大阪の会社社長か 22日から行方不明 事務所に血痕
大阪市住之江区にある塗装工事会社の男性社長（41）＝同市西成区＝が22日夜から行方不明になり、同社事務所の入り口付近などから複数の血痕が見つかっていたことが、捜査関係者への取材で判明した。大阪府警は27日、兵庫県西宮市の山中で成人とみられる遺体を発見。この男性の可能性があるとみて身元確認を進め、行方不明になった経緯を調べている。
捜査関係者らによると、男性は22日夜に携帯電話で家族と話をしたが、その後に帰宅せず、家族が23日に行方不明者届を出した。24日には、大阪市西区の繁華街にあるコインパーキングで、男性が使っていた軽乗用車が見つかった。
府警が住之江区の会社事務所を現場検証したところ、入り口のシャッターや近くの側溝などから複数の血痕が見つかったという。
府警は防犯カメラの映像などから男性の行方を捜索。27日午前、事務所から約30キロ離れた兵庫県西宮市の山中で成人とみられる遺体を発見した。現場は神戸電鉄有馬温泉駅の北東約3キロで、県道脇の坂道を数十メートル上がった場所にあり、周囲はやぶに覆われているという。
男性が金銭トラブルに巻き込まれていたとの情報もあり、府警は身元の特定を急ぐとともに関係者から事情を聴くなどして捜査を進めている。【伊藤遥、土田暁彦、野田樹】
2020年年01月27日
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犾「いつもより飲める」「働き方改革は…」 大阪・御堂筋線で2時台まで終電延長実験
国土交通省は25日未明、大阪中心部を南北に貫く大阪メトロ御堂筋線の終電を、午前2時台まで約2時間遅くする実験をした。沿線地域への経済効果を探る狙い。「ナイトタイムエコノミー」（夜間の経済活動）の活性化を重視する国交省は、夜間観光の満足度を上げて訪日外国人の受け入れ拡大につなげたい考え。同省主導のこうした実験は初めてという。
御堂筋線の江坂（大阪府吹田市）―なかもず（堺市北区）間で通常の終電の後、15分間隔で列車を増発。最も遅いのは、なかもず発が午前1時47分（同2時27分新大阪着）、江坂発が午前1時56分（同2時41分なかもず着）となった。
いつもの終電時刻が過ぎたなんば駅。酔客から「ありがたい」との声が聞かれ、訪日外国人客も「いつもより店でいっぱいお酒を飲める」（オーストラリア人男性）「たくさん観光できる」（フィリピン人女性）と喜んでいた。一方、大阪府高槻市の男性（69）は「鉄道事業者にとっては、働き方改革に逆行するのではないか」と話した。
繁華街の梅田や心斎橋を含む沿線地域でクレジットカード決済量などのビッグデータを集めて分析する。2月22日未明にも実験を予定している。
結果は、7月24日～8月9日の東京五輪期間中、首都圏の鉄道で計画されている終電時刻繰り下げの影響把握に生かす。（共同）
2020年年01月25日
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犾トリックアートで撃退「迷惑駐輪」 大阪・豊中で実証実験
きれいな花!? 駐輪はよそうか……。大阪府豊中市の千里中央駅近くの歩道に、迷惑駐輪対策として花壇を描いた特殊なシートが張られた。花壇は本物のように立体的に見え、「この上には止められない」と思わせる心理作戦だ。23日、3カ月間の実証実験が始まった。発案者は小学2年生。花と子どもの心、踏みにじらないで！【三角真理】
豊中市、大阪大、イオンSENRITO専門館が連携して実施。アイデアは小学生を対象にした「シカケコンテスト2019」（大阪大シカケラボ主催、同市後援）で優秀賞を受賞した同市立新田小2年、本多優人さん（8）の迷惑駐輪対策「きれいで可愛いトリックアート」に基づいている。本多さんは「人はきれいなものを見ていたいし、汚したくないので、きれいな花壇の絵を作れば駐輪をしなくなると思いました」と話す。「本物の花壇を置くと道が狭くなり、世話をする人も必要なので絵を考えた」という気遣いも。
張られたシートは縦約1.2メートル、幅約1.6メートル。具体的な図柄は市などが考え、チューリップの花の中に、市のキャラクター「マチカネくん」などが隠れんぼをしている。歩道約25メートルの区間に5枚張り付けた。花が描かれた歩道を見た本多さんは「花が浮き上がって見える！」と驚きながら大喜びし「きれいな花の上に自転車を置く人はいないと思います」と信じるように話した。
設置した箇所は、以前から迷惑駐輪の指摘が市に多く寄せられていた。2019年12月～20年1月に市が調査したところ、最高で76台数えた時があった。
2020年年01月24日
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犾上告忘れられ服役、弁護士に賠償命令 大阪地裁
覚せい剤取締法違反罪で有罪となった男性が、弁護人が上告手続きを怠ったため服役を余儀なくされたとして、大阪弁護士会所属の男性弁護士に500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は24日、40万円の支払いを命じた。石上興一裁判官は「弁護人が上告を失念したとみられる」と指摘した。
判決によると、男性は覚醒剤を持っていたとして2014年に起訴された。無罪を主張したが、大阪地裁は15年に懲役3年の判決を言い渡し、大阪高裁も16年に控訴を棄却した。男性は弁護人に最高裁への上告を依頼したが、期限までに申立書が提出されず、実刑が確定。刑務所に服役し、既に出所した。
判決は「上告は被告に保障された権利で、男性の苦痛は軽視できない」と指摘。弁護士側は「条件だった報酬の支払いがなかったため上告しなかった」などと主張していたが、手続きを忘れていたと結論づけた。
この弁護士の事務所は「コメントはしない」としている。【村松洋】
2020年年01月24日
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犾泉佐野市の不服審査を総務省却下 市長「全ての選択肢排除せず」
ふるさと納税で多額の寄付を得たのを理由に大阪府泉佐野市の特別交付税が減額された問題で、総務省は24日、市による不服審査の申し立てを23日付で却下したと明らかにした。審査の対象外と判断した。
千代松大耕（ひろやす）市長は「大幅な減額は妥当性を欠き不合理だ。却下は非常に残念で疑問が残る」とのコメントを出した。今後の対応は「全ての選択肢を排除せず検討する」とし、対抗手段を取ることを示唆した。
総務省によると、地方交付税法は、配分額を決める際の計算ミスや数値の取り違えなどがあったとして、不服を訴えた場合は審査対象になると規定。「ふるさと納税の寄付額を考慮して配分額を決める」といった配分ルールの妥当性は対象外という。
総務省は泉佐野市に対し、2019年度12月分の特別交付税として710万円を配分。前年同期の4億3502万円から大幅に減らした。アマゾンのギフト券などを贈って寄付を集め、財政に余裕があるとの理由。
泉佐野市は減額は不当として、19年12月に審査を申し立てた。（共同）
2020年年01月24日
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犾USJにルパン、進撃の巨人が登場 モンスターハンターも加勢 期間限定イベント
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ、大阪市）は20日、日本のアニメやゲームをテーマにした期間限定イベント「ユニバーサル・クールジャパン 2020」を報道関係者らに公開した。今年で6回目。今回は「ルパン三世」や「進撃の巨人」などを題材にした。21日から6月28日まで開催する。
ルパンのアトラクションでは、宝石を盗んだルパン一味の逃走劇を路上ライブで再現。銭形警部に追い掛けられるルパンが変幻自在な技を繰り広げながら逃げるアクション劇を楽しむことができる。
進撃の巨人は、仮想現実（VR）に対応したゴーグルを装着して巨人と対戦する乗り物型のアトラクションが登場。作品の世界を再現した料理が味わえるレストラン「進撃の巨人 調査兵団の食堂」ではキャラクター人形と記念撮影ができるコーナーを設けた。
当面は「ルパン三世」「進撃の巨人」「名探偵コナン」の3作品を展開し、3月20日からは「モンスターハンター」が加わる。（共同）
2020年年01月20日
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犾7カ月乳児が市営住宅9階から転落死 母親を殺人容疑で逮捕 大阪
19日午前10時15分ごろ、大阪市平野区の市営住宅で「子供が9階から転落した」と、母親から119番があった。近くに住む民谷柚希（たみたにゆずき）ちゃん（7カ月）が同住宅の敷地内にある公園で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。
大阪府警平野署は同日夜、柚希ちゃんを転落させて殺害したとして、母親の瞳容疑者（36）を殺人容疑で逮捕した。「私が手を離し、落ちて死んでしまったことは間違いないが、突き落としてはいない」と容疑を否認している。
同署によると、市営住宅は11階建てで、階段の9階付近から隣接する公園に転落したとみられる。階段には高さ約1.2メートルの手すりがある。柚希ちゃんは両親と祖母、きょうだいら7人暮らし。この日は瞳容疑者と市営住宅を訪れていた。
現場は大阪メトロ長原駅の北東約800メートルにある住宅街。【加藤栄、野田樹、宮川佐知子】
2020年年01月19日
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犾維新・松井代表、辞職否定の下地議員を批判「自己保身の言い訳」
日本維新の会の松井一郎代表は18日、除名した下地幹郎元郵政担当相が議員辞職を否定したことに関し「自己保身にしか聞こえない。（比例の）議席を返してもらいたい」と述べ、改めて議員辞職すべきだとの認識を示した。（共同）
2020年年01月18日
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犾偽造切手密輸容疑 中国人の男を逮捕 関空で3万4000枚押収
精巧に偽造された郵便切手を中国から密輸したとして、大阪府警は17日、中国籍で自称・添乗員の男、劉（りゅう）達江容疑者（38）を郵便法違反（偽造切手の輸入）の疑いで逮捕した。大阪税関が関西国際空港で、劉容疑者のスーツケースから約3万4000枚（460万円相当）を発見。府警は、背後に換金を目的にした偽造グループがあるとみている。
逮捕容疑は1月14日、偽造された100円切手900枚と140円切手900枚をスーツケースに隠し、中国の青島流亭国際空港から関空に密輸したとしている。府警は認否を明らかにしていない。
府警によると、偽物は、切手シートの右下に「国立印刷局製造」という記載がなかったり、本物と書体が異なっていたりするが、一見すると区別できないほど精巧だという。
逮捕容疑は1月14日、偽造された100円切手900枚と140円切手900枚をスーツケースに隠し、中国の青島流亭国際空港から関空に密輸したとしている。府警は認否を明らかにしていない。
府警によると、偽物は、切手シートの右下に「国立印刷局製造」という記載がなかったり、本物と書体が異なっていたりするが、一見すると区別できないほど精巧だという。
劉容疑者は2019年にも関空や成田空港から計23回入国。府警は、偽造切手が既に流通している可能性もあるとみて注意を呼びかけている。【藤河匠、加藤栄】
2020年年01月17日
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犾廊下で脂肪幹細胞採取 関係者批判「信頼損なう」 無届け再生医療
再生医療に使う脂肪幹細胞を無許可で培養したとして、大阪府警は15日、大阪医科大元講師、伊井正明容疑者（52）＝同府茨木市＝ら2人を再生医療安全性確保法違反の疑いで逮捕した。伊井容疑者は医大の調査に「アンチエイジング目的で知人に頼まれ、再生医療を行った」と説明していた。
◇
脂肪幹細胞の採取や投与は、医療環境が整っていない研究室前の廊下で行われていた。脂肪幹細胞による再生医療は、主に民間クリニックで広がっているが、過去には死亡事故も起きている。医療関係者は「あまりにもずさんで、再生医療への信頼を損なう」と批判している。
捜査関係者によると、伊井容疑者は、動物実験などを行う研究棟の廊下（幅約2メートル、長さ約8メートル）で再生治療を行った。ついたてを立ててベッドを設置しただけの場所。細胞の採取時は腹部に局所麻酔をして切開し、注射器で脂肪組織を吸引するなどしていた。
日本再生医療学会は「患者に健康被害が発生した場合、適切な対応ができたか疑わしい。患者保護の観点からも容認できない」と批判。今後、学会の認定医の資格を剥奪することも検討している。
京都市のクリニックでは2010年、糖尿病を患う韓国人男性が幹細胞の投与を受けた後、血栓が肺動脈に詰まる「肺塞栓（そくせん）」で死亡する事故が起きた。こうした治療は自由診療。美容や老化防止目的で全国に広がっている。【安元久美子】
2020年年01月15日
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犾大阪府と大阪市、職員と業者の短時間面会も原則禁止に IR汚職受け
IR誘致を目指し、全国に先駆けて2019年12月に業者の公募手続きを始めた大阪府と大阪市は14日、これまで認めていた職員と業者の短時間の面会を原則禁止するよう指針を厳格化した。汚職事件を受け、改めたとみられる。
指針では、職員が業者と意見交換する場合、公平性を確保するために目的や期間などを事前にホームページに掲載すると規定しているが、あいさつなど短時間の面会は対象外だった。
一方、衆院議員、秋元司容疑者の収賄容疑での再逮捕を受け、吉村洋文知事は、「IRそのものに問題があるというよりは議員自身に問題がある。今回の不祥事、犯罪は、大阪で進めていくIRそのものとは無関係だ」と強調した。【道下寛子、芝村侑美】
2020年年01月14日
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犾特殊詐欺未遂の疑いで中国人2人を逮捕 短期滞在で来日、背後に国際組織か
高齢女性からキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、大阪府警は10日、いずれも中国籍で住所・職業不詳、梁家明容疑者（26）ら2人を詐欺未遂の疑いで逮捕した。2人は短期滞在（30日間）のビザで中国から来日しており、カードを受け取る「受け子」や現金を引き出す「出し子」とみられる。短期滞在の外国人が特殊詐欺に絡んで逮捕されるのは極めて異例だ。
逮捕容疑は9日、何者かと共謀し、大阪府松原市の80代女性に「カードが不正に利用されている」などと電話し、キャッシュカード1枚を詐取しようとした、としている。
府警によると、松原市内で詐欺と見られる電話が相次いだため、警戒中の捜査員が2人を見つけて職務質問。所持品から被害女性につながる個人情報が見つかった。スマートフォンには、カードを受け取る際に使う日本語が記されていた。
2人は2019年12月に、短期滞在のビザで入国。背後に中国を拠点とした国際詐欺組織があるとみられる。特殊詐欺を巡っては、日本に住む外国人が逮捕されるケースが増えているが、短期滞在の外国人が逮捕された例はほとんどない。
ある府警幹部は「被害者と接する受け子は逮捕されるリスクが高い。引き受ける者が少なく、外国人が利用されているのだろう」と指摘した。【藤河匠、加藤栄】
2020年年01月10日
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犾大阪市教委が学校統廃合を条例化へ 全国初「適正化で指導力向上」
大阪市教育委員会が小規模化が進む市立小学校の統廃合を促進するため、条例で学校の適正配置を明文化する方針を固めた。市教委や文部科学省によると、条例で定めるのは全国初とみられ、統廃合を急ぐ狙いがある。15日の総合教育会議を経て2月開会の市議会に市立学校活性化条例の改正案として提案、4月施行を目指す。
文科省は「子どもたちが多様な考えに触れ切磋琢磨（せっさたくま）するには、一定の集団規模の確保が必要」として、公立小中学校の標準的な規模を12～18学級と規定。一方で「地域事情を考慮して判断すべきだ」と自治体に最終判断を委ねている。
大阪市では、2010年に専門家らによる適正配置審議会が市立小の適正規模を12～24学級と答申。14年の指針では、11学級以下は統廃合の対象とし、地域やPTAの代表でつくる統合協議会を通じた合意手続きを例示した。19年度は、市立小289校のうち84校が11学級以下の適正化対象校、うち33校が全学年で各1学級しかなく、適正規模化が課題となっている。
しかし、指針に基づく統廃合では、自治会が小学校区単位で組織されている事情もあり、合意形成に時間がかかり少子化の速度に追いつかず、適正化は年1・5校程度。市議会内では、統一的なルール作りを求める声も上がっていた。
条例に追加する文案は検討中だが、市教委は学校の適正配置に努めるとし、対象校の再編整備計画の作成や公表も求める。条例化で事実上義務づけ、指針よりも強力に統廃合を推進する考えだ。
担当者は「適正化で教員も集約され、団塊世代の大量退職後に増えた若手がベテランから学ぶ機会が増え、指導力向上にもつながる」と説明。大阪市の場合、中心部と周辺部で都市化の度合いの差が小さく、統合後の通学距離も約2キロ以内に収まることも後押しした。
文科省の担当者は、条例化について「制定プロセスを含めて広く議論された結果、合意形成が進むのなら、一つの手段として意義がある」と話している。【林由紀子】
2020年年01月09日
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犾新年の風物詩・十日戎 福娘たち「めでたい年、活気づけたい」 大阪
堀川戎神社（北区）の福娘6人は「商売繁盛」と晴れやかな声をそろえ、鈴を鳴らした。田中望愛（みあ）さん（20）は「2020年は東京五輪・パラリンピックがあるおめでたい年。大阪からも活気づけていきたい」と話した。
今宮戎神社（浪速区）の福娘13人は金色の烏帽子に吉兆の模様をあしらった着物姿で訪れた。「打ちましょ」「よいよい」と手を打ち声を合わせて、上方締めを披露。越智萌日（もえか）さん（20）は「えべっさんの福をお受け取りください」と笑顔で話した。
野田恵美須神社（福島区）の福娘5人はきらきらと揺れる、区花の「野田藤」をあしらったかんざしを挿し、発展、健康と幸福を願った後「あーめでたいな」と明るい声で締めくくった。坂口めぐみさん（20）は「たくさんの福と笑顔をお届けしたいです」と話していた。【阿部周一、森井ひとみ、安田美香】
2020年01月08日
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犾7年前の路上強盗で大阪の男逮捕 掘り起こし捜査で容疑者割り出し
2012年11月に福岡市西区の路上で自動販売機の売上金や鍵束を奪い取ったとして、福岡県警西署は8日、大阪市旭区大宮、契約社員、畑裕喬（ゆうすけ）容疑者（30）を強盗容疑で逮捕した。7年前の事件直後には現場周辺で自販機の鍵が開けられ、売上金が盗まれる窃盗事件が約30件発生。少なくとも計数十万円の被害が出たが、窃盗事件は19年11月にすべて公訴時効を迎えた。
逮捕容疑は12年11月6日午後5時15分ごろ、福岡市西区周船寺（すせんじ）の路上で、自販機補充員の男性（当時30歳）に「金を出せ」などと刃物で脅し、男性が集金袋に入れていた自販機の売上金29万4700円や鍵束、財布を奪ったとしている。畑容疑者は「（当時は）借金があり首が回らない状態だった」と供述し、容疑を認めている。
西署によると、畑容疑者は「（自販機そばのゴミ箱に）たまった空き缶を回収してくれ」と自販機の管理会社に電話し、補充員を呼び出した。事件当時は福岡県内に住み、自販機の管理会社でのアルバイト経験があったという。西署が未解決事件の掘り起こし捜査を進め、現場周辺の遺留品などを再鑑定して畑容疑者を割り出した。【浅野孝仁】
2020年01月08日
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犾維新、現金受領の下地議員を除名処分 議員辞職も勧告へ
日本維新の会は8日、カジノを含む統合型リゾート（IR）を巡る汚職事件に関与したとされる中国企業顧問から現金100万円を受領した衆院議員の下地幹郎元郵政担当相（比例九州）について、離党届は受理せず、同日付で除名処分とした。現金受領が政治資金収支報告書に記載されておらず、最も重い除名処分が相当と判断した。議員辞職も勧告する。
大阪市内で開かれた党紀委員会後に取材に応じた馬場伸幸幹事長は、「政治家の信頼を著しく損ねた。潔くバッジを外してほしい。最終決定は本人の判断だ」と辞職を求め、「二度とこういうことがないようにメンバーに教育を強めていきたい」と述べた。【芝村侑美】
2020年年01月08日
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犾関空連絡橋、強風で通行止め 大阪モノレールも一部運転見合わせ
急速に発達した低気圧の影響で、近畿地方は8日、強風に見舞われた。西日本高速道路は同日正午、風速が規制値を超えたとして、関西国際空港と対岸を結ぶ連絡橋を通行止めにした。JRと南海は遅れが出たものの、運行している。また、大阪モノレールの南茨木―門真市間も午前11時40分ごろから、上下線で運転を見合わせている。
2020年年01月08日
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犾維新、所属議員にIR関連業者へのパーティー券販売禁止など求める通達
日本維新の会の下地幹郎（しもじみきお）衆院議員が、カジノを含む統合型リゾート（IR）を巡る汚職事件に関与したとされる中国企業顧問から100万円を受領した問題を受け、日本維新は党所属議員に対し、IR関連業者へのパーティー券の販売禁止などの徹底を求める通達を出した。党副代表の吉村洋文大阪府知事が7日、記者団に明らかにした。
党によると、通達は松井一郎代表（大阪市長）名で4日に出された。IR事業に関連する個人からの献金の受け取りも禁止し、秘書や事務所関係者が業者との関係を疑われるような行動を取っていないか確認するよう求めている。
吉村氏は「IR事業がねじ曲げられるようなことはやってはならない。政党として厳しく臨むことが一番重要だ」と述べた。【芝村侑美】
2020年年01月07日
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犾かつての「大阪名物」ひったくり「全国最悪」返上 ９年ぶり 大阪府警
大阪府内で2019年に起きたひったくりの認知件数（暫定値）が、全国で2番目に多い254件だったことが、大阪府警などへの取材で明らかになった。9年ぶりに全国ワーストを返上した。かつては年間1万件を超え、「大阪名物」とまで言われたが、防犯カメラの普及などでピーク時の約2％に減少。最多は東京都の259件だった。
府警によると、府内のひったくり件数は、千葉県が最多だった10年を除き、40年以上にわたって全国最悪だった。件数自体は00年の1万973件をピークに減り続け、19年は前年比146件減で過去最少だった。
一方、特殊詐欺の認知件数（速報値）は19年、過去最多の1806件で、11年の約5・5倍に上った。府警は金銭目的の犯罪が、ひったくりから特殊詐欺に移っているとみて警戒を強めている。【伊藤遥、藤河匠】
2020年01月07日
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犾死因不正診断の学会発表で大阪病院がコメント「チェック体制を改善する」
大阪病院（大阪府寝屋川市）が、入浴中の事故死が疑われた身寄りのない男性入院患者の死因を不正に肺結核としながら、服薬支援の成功例として、学会で発表していた問題で、同病院の山本隆文院長は29日、報道各社にコメントを発表した。山本院長は「今後、学会発表のチェック体制を改善する」としている。
同病院の副院長や事故当時の看護部長らは今年6月、日本結核病学会総会で、2年前に同病院の結核病棟浴室で心肺停止状態で発見され、翌日死亡した堂園輝雄さん（当時72歳）の症例を「A氏」と匿名で取り上げた。死亡した経緯には触れなかった。
山本院長のコメントによると、堂園さんが死亡した当時、院内調査が行われなかったため、看護師らは堂園さんの死亡に問題はなかったと認識していた。副院長も発表当日に発表症例が堂園さんと知ったという。【近藤大介】
◇大阪病院が配布した文書
大阪病院が29日、山本隆文院長名で報道各社に配布した文書は次の通り。
■
初めに、亡くなられた患者様におきましては、ご冥福をお祈りするとともに、一連の対応に不備がありましたことをおわび申し上げます。
12月18日から複数回毎日新聞社により、2017年10月13日、当院結核病棟にて、入院患者様(72歳)が浴室にて心肺停止状態にて倒れているのが発見され、一旦蘇生するもその後死亡された事例が報道されました。12月29日にも、毎日新聞社から、この亡くなられた患者様に関する、当院の学会発表についての報道がされました。この報道について、ご説明させていただきます。
結核は世界における感染症死因の第一位であり、日本におきましても高齢者の結核の増加ならびに服薬困難者が増えており、社会的問題になっております。結核治療において抗結核薬の服用が最も大切な治療であり、抗結核薬が服用できなければ、過去の「不治の病」となり、死亡してしまうと言っても過言ではありません。この患者様におきましても、服薬が困難で肺結核治療ができず、本来なら亡くなってしまう可能性が高いところでした。しかしながら、担当医、看護師の努力で服薬できるようになり、残念な結果となるまでは、順調に回復されておりました。
学会発表におきましては、本来なら治療できずに亡くなってしまう例でも、副作用か否かを見極めて丁寧に治療することにより、改善する例もあることを知っていただき、少しでも多くの高齢者結核の方々の治療ができ、結核死を防ぐ助けになるだろうとの判断で発表いたしました。発表した看護師一同は、亡くなられた件を報告した後、院内調査等もなかったことから、総合的に問題なしと判断されたと認識しておりました。個人情報についても学会発表において個人が特定されないよう、十分配慮しておりました。そのため、副院長が学会での発表事例が、この亡くなられた患者様であった事を知ったのは、学会発表の当日でした。発表内容については、別紙を添付いたします。
最後は残念な結果になりましたが、亡くなられた患者様の治療におきまして、スタッフ一同服薬支援を含めた結核治療、そして心肺停止状態で見つかった状態からの蘇生と、当時の持てる力を尽くして治療にあたってきました。今後、学会発表のチェック体制改善、繰り返しになりますが医療安全体制を改善し、患者様が安心して治療を受けられる病院に改善していきます。
2019年12月29日
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犾奨学金の種別を教室に掲示、経済状況分かる状態に 大阪の府立高
大阪府教委は26日、府立刀根山高で、進学予定の3年生が学校を通じて日本学生支援機構に応募した奨学金の選考結果を一覧にし、計148人分を掲示していたと発表した。どの種別の奨学金を受け取ることになったかを示しており、各家庭の住民税納付状況や生活保護受給の有無などが推察できる状況だったという。
府教委によると、進路指導部の男性教諭が12月に入り、選考結果をクラスごとに示す一覧表を作成。3年生9クラスのうち7クラス分を、担任教諭を通じて各教室に張り出した。表を張った担任らから疑問の声が上がり、約1時間後に撤去した。
同高は少なくとも2016年以降、結果一覧表を張り出していた。対応を改めることを決め、全校生徒や保護者に謝罪した。（共同）
2019年12月26日
毎日新聞(無料)から
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犾住民投票、年明け一気に進む手続き 大阪都構想 賛成、反対両派が引き締め
大阪都構想の制度案の大枠を採決した26日の法定協議会。大阪維新の会と公明が賛成し、2020年11月にも実施される住民投票に向け、年明けから一気に手続きが進むことになった。19年4月の統一地方選を境に賛成に転じた公明の議員の起立を見届けた松井一郎大阪市長や吉村洋文大阪府知事は満足そうな表情を浮かべつつ、「地に足を着けた活動を続けたい」と一度は敗れた住民投票に向け、気を引き締めた。
この日、31回目の法定協では各会派10分程度で賛否を表明。採決では、6月の再開以降、7回の法定協で修正された制度案が維新公明の過半数で固まった。松井市長は報道陣に「1年前と比べてよくここまで来られた」と感慨深げに話した。法定協は年明けも続き、市民向けの説明会も予定されている。
都構想を「党の一丁目一番地」と位置づける維新と共に賛成した公明の肥後洋一朗府議は「今後も賛成の立場から建設的、積極的に議論を展開したい」と胸を張った。佐藤茂樹府本部代表（衆院議員）は大阪市内で記者会見し、「しっかりと議論しているので拙速という批判は当たらない」と述べ、議論の過程も評価した。
反対勢力の中で精力的に発言してきた自民の川嶋広稔市議は、見解をまとめた60ページに及ぶ資料を配布して意見表明に臨み、「デメリットが示されていない」と繰り返し、制度案を批判した。
代表者1人が意見表明した他会派に対し、自民は杉本太平府議も手を挙げて意見を述べた。「大阪市民に大きなリスクを負わせる」と反対したが、「広域行政を一元化し、二重行政を解消する目的には賛同する」と付け加えて、市議団との立場の違いを強調した。
共産の山中智子市議は特別区が自主財源や権限を失うとして「半人前の自治体に成り下がるだけ。住民投票が実施されたら市民と力を合わせてきっぱりと否決したい」と先を見据えた。賛成に転じた公明については終了後、「市民に堂々と言えるのかと問いたい気持ちもある」と不快感をにじませた。
傍聴席から採決を見守った大阪市城東区の女性（48）は「市民は都構想の内容を理解していないと思う。今後の大阪市がどうなっていくのか自分で確認したかった」と話した。【矢追健介、石川将来】
2019年12月26日
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犾余った給食の牛乳とパンを約4年間持ち帰る 堺市教委が教諭を懲戒処分
堺市教委は25日、教え子だった女子中学生にわいせつな行為をしたとして逮捕、起訴された市立小学校教諭、後藤拓也被告（37）を懲戒免職処分にするなど教諭3人の懲戒処分を発表した。
余った給食の牛乳とパンを約4年間にわたり総額約31万円分持ち帰っていた市立堺高校定時制課程の男性教諭（62）を減給10分の1（3カ月）の懲戒処分にした。教諭は市に全額弁済し、依願退職した。【高田房二郎】
2019年12月26日
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犾JR大阪駅北側でFMX、スケボーなど都市型スポーツイベント 2500人超集め大盛況
都市型スポーツを楽しめるイベント「CHIMERA（キメラ）FMX in うめきた2019」がJR大阪駅北側の再開発地区で開催された。
イベントは先月30日に行われ、フリースタイルモトクロス（FMX）、BMX、スケートボード、ストリートダンスなどのトップアスリートがテクニックを披露。他にも跳び箱やダブルダッチ（縄跳び）などがあり、来場した子どもたちが体を動かして楽しめる“体験型スポーツ”をコンセプトにしている。この日のイベントには親子連れの家族など2500人超が集まり、大盛況だった。来年5月16、17日にはスケールアップした「CHIMERA GAMES」が大阪湾岸の泉大津フェニックスで開催予定。
≪スクールキャラバンも展開≫キメラは小・中学校のスクールキャラバンも展開している。11月8日には関西初となるキャラバンを京都市伏見区・神川中で実施。3年生約390人がけん玉やダブルダッチ体験と、BMXのパフォーマンスなどを楽しんだ。
2019年12月26日
毎日新聞(無料)から
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