3年ぶりの稲垣さんの単独が残した余韻は、6年前の夏の日と似ていて | 桜吹雪舞う向かい風~すずの音にえみが広がり陽が登る~

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4月30日。

稲垣早希さんの3年ぶりの単独ライブ。

 

この単独イベントの正式タイトルは長くて

稲垣さん本人もエンディングの一番良いところで忘れてしまい

最後の雰囲気を見事にぶち壊したほどだったので

イベントの正式名称は他の方のイベレポで確認してください(笑)

僕は何度見ても覚えられませんでした(笑)

 

今回会場となったモリエール、指定席ではありませんでした。

そんな中で、今さら僕などが引いて良かったのかわかりませんが

なんの幸運だったのか、僕が買ったチケットは「整理番号1番」でした。

 

いつもなら「席はどこでもいいよ」とか「うしろでゆっくり見るからいいよ」とか

通いなれた人のライブほどゆっくり見たい度が高く、最近は毎度そんな感じなのですが

せっかくなので今回ばかりは1列目のド真ん中に座らせてもらいました。

 

のちほど書きますが、ネタの構成からも、結果、これが最良の選択でした。

 

開演は1分のズレもなく、定刻の19時30分。

開演合図の音響が高くなる中、後ろを振り返ると、ぎっしり満席でした。

 

過去、幾度となく訪れたモリエールですが、ここまでぎっしりの満席を見たのは2度目だなぁと

そんな記憶がなんとなく蘇って前を向いたとき、元気よく「アスカではない稲垣さん」が

カミテから飛び出してきました。

 

会場の規模がそうさせるのか、この数年の舞台経験値がそうさせるのか

このオープニングMCは、過去の単独で一番緊張していなかったように見えました。

「自分のやりたいことを詰め込んでみました」と、楽しそうにしゃべり切った主旨説明でした。

重さを感じない空気で、会場の雰囲気もかなり良くて

稲垣さんのしゃべりのリズムもいいオープニングトークでした。

 

まぁでも、あいかわらず両手をお腹の前で包むように握って

親指は逆の手の甲を落ち着きなく押しまくっていましたが(笑)

まさに目と鼻の先、僕の目の高さでせわしなく動く親指(笑)

フリートークを頑張ってるときにするこの癖、かわんないねぇ・・・と(笑)

 

「この単独のために、自分で作詞作曲した曲が、私が消えたら流れます。お楽しみに」

 

この言葉を締めとして、カミテへハケて、オープニングトークは終了。

暗転。

どんな歌が流れるか、期待もありつつも、いつもの不安も半分を占める客席。

 

が、暗転のまま流れないw

明転。

 

カミテから、コーナーMCを予定していたGAG少年楽団の宮戸さんが飛び出してきて

「はい、機材トラブルです。宮戸!出てくれ!と言われました!」と現状説明に登場(笑)

 

申し訳ないけど、宮戸さんの間が面白くて声出して笑いましたw

僕は、以前にもこのブログで書いた気もしますが

こういうのは「そんなに気にならない」んです。

むしろ突発的なアクシデントほど、見られてラッキーぐらいの気持ちになります。

 

放送に乗ってるわけじゃないんだから、同じ失敗を何度も繰り返したらダメだけど

ある程度なら笑っとけばいいじゃないかと思う人です。

 

が、結果、このあとも何度か繰り返しましたwww

これはダメだよねwwww

僕は笑ったけどww

 

この点については、稲垣さんが本編がしばらく進んだ中で

自分のスベり気味の大喜利を回収する自虐トークで

「明日、もう一回やりたい。オープニングからやり直したいよ」と笑いながらつぶやく場面があって

ここに大きめの笑いと拍手が集まったので、うまく自分でも落としたなと思いました。

 

自分でやった準備も大変だったろうし、3年ぶりだし、当たり前だけど失敗なくやりたかったはずだし

いろんな思いがあったと思うけど、スタッフさんへのトゲのないトーンで

舞台でキッチリ自分で落とせて良かったと思うシーンでした。

 

機材トラブルをここまで広げて書いたのは、この自己回収が気持ち良くてうまかったからなんです。

 

「機材トラブルがありました」「スタッフには、次はちゃんとやってもらいたい」なんていう

ただの結果と希望だけではなく

「それをうまく自分でオチをつけて回収しました」ということを

生の舞台の感想として、こういうところを伝えたいわけです。

 

こういうところ、今までの単独では笑いに変わってなかったでしょ(笑)

今は稲垣さんを取り巻くファンの背景も大きく違うけど、決まってこういうときって

「早希ちゃんが可哀想だった」って感想の人もいたよね。

でも今回は、「スタッフ、もっとちゃんとやれよ」と思った方はいて良いと思うけど

「早希ちゃんが可哀想だった」ってだけの感想の人はいなかったでしょ。

 

それは、宮戸さんの危険回避術が見事だったおかげもあるんけど

なによりも本編の道中で、稲垣さん自身が落として回収したからだと思うんですよ。

ま、でも、繰り返しますが「ファンの温度の時代背景の差」が一番強いとは思うけどね(笑)

 

R藤本さんとドラゴゲリオンを始めてから、こういう自己回収術が格段にうまくなったと思います。

ま、それは別の話だから、別の機会・・・があれば(笑)

 

そんなこんなあり、なんとオープニングトークから1本目のVまでの部分だけで、この文量となりました。

頭おかしいのかと自分でも思います。

ちなみに、実尺では、オープニングVが正常に流れ終わるまで、ここまでの進行は8分でした。

舞台のトータルは約120分でしたので、まだ15ぶんの1しか振り返っていません。

 

ですが、昔は「かにの縦長ブログ」と言われていましたので

気にせずこのまま長文縦長ブログで行きます。

奇特にも読んで頂いている方は、何日かにわけて読まれることをご推奨いたしますw

 

 

単独の進行へ話は戻ります。

 

OPのVTRは60秒ぐらいでしたが、本当にちゃんとした歌が流れました(笑)

これについては、イベント後の物販でCD販売するという荒業に出られていました(笑)

他の方も書いてますので歌のところは割愛で(笑)

 

OP明け、3年ぶりの単独一発目のネタは「サキキンのコント」でした。

このサキキンは、YouTubeでも不規則更新ながらも動画を継続的に流し

何よりもとんねるずさんの地上波の番組で放送されたキャラです。

 

しっかりキャラが出来上がっているので、これが1本目に来たのは見やすかったです。

 

ですが、ここからなんです。

このサキキンのネタを、まさに最前で、目の高さで見た瞬間に思いました。

 

「今日はモリエールがゆえに、客席の有利不利が出ちゃうかな」と。

 

モリエールは舞台高が低いんです。

やたら低いんです。

 

サキキンはユーチューバーのキャラ設定なので、どうしても座ってパソコンを叩くというネタになります。

ネタは、床に座布団を置いての直座りになりました。

低い丸テーブルにパソコンです。

 

僕の目の高さにパソコンの背面がくるぐらい低いのです。

極端な話、ほぼ稲垣さんと僕は向かい合って座っている状態です。

 

後ろは見えないなと思いました。

 

僕は背が低いので、この1本目が始まった瞬間に「最前にしてよかった」と、本当にホッとしたんです。

モリエールはある程度ですが、客席の後ろに行くほどに角度がついてはいるけど

真ん中あたりの人はちゃんと見えてたのかな。

 

これはやってみないとわからなかったですね。

次回があれば、サキキンの部屋の構造の設定が変わってしまいますが

無限大ホールやルミネ、祇園花月やNGK以外の舞台でのサキキンネタは

テーブルとイスがいいかもですね。

 

サキキンネタはあるある系なので、最後の大オチまでわかりやすくて

1本目ということもあり、良かったと思いました。

 

次は1本目のブリッジV。

綾波レイのゲーム実況です。

ひたすら綾波がゲーム実況してました。

 

1本目のサキキンと、このVTRは、比較的「いつもな感じのペース」でした。

こんなブログを読んで頂いているかたは、この表現で伝わりますよねw

そんないつもな感じの出だしでした(笑)

 

ここまで、開幕から28分です。

機材のドタバタがあったから、だいたい25分が予定だったのかな。

ほぼオンタイムです。

見やすくて、テンポも良かったんですよ。

 

次はゲストを呼び込んでの「やってみた」のコーナー。

 

申し訳ないですが、僕はYouTubeのユーチューバーという職種の方々を1人も知らないので

今回のゲストのデカキンさんを見た事もありませんでした。

ただ、紹介のときに「元松竹の芸人さん」とのことで、少し安心できました。

 

嫌味な表現になりますが、知らない素人のユーチューバーという人を見ても

たぶん笑えないだろうなと思っていたからです。

 

ですが、もう一人のゲストのはぃじいさんは、非常によく知っています(笑)

こちらの方はもう11年ぐらい前から(笑)

前田さんの登風といえば、はぃじいさんでしたからね。

前田さんからも「はぃじいはユーチューバーになった」と、たびたびお話が出ていましたので

現在のポジションも知っていました(笑)

 

はぃじいさんには、帰り際に、階段で一緒になったので

階段を下りながら

「前田さんが、はぃじいさんから連絡来ないってボヤくネタが多くなってきましたよ」と

大笑いしながら各種ご伝言をお伝えできてよかったですw

 

結果、このコーナーが当たりました。

デカキンさん、はぃじいさん、宮戸さん、稲垣さん、噛み合いましたね。

 

さすがに稲垣さんが「今やりたい事」というYouTubeの企画コーナーだけあって

本人にやらされてる感がゼロなので、見てるこちらも非常に笑えました。

 

このコーナーは、後日、デカキンさん、はぃじいさん、稲垣さんのYouTube連動企画として

YouTubeにアップされるので、内容自体に触れるのは控えます。

ですが、このコーナーは面白かったです。

 

ここでようやく会場があたたまりました。

機材トラブルなどで引き気味になったお客さんも、ようやく「笑う」状態に入り始めました。

 

会場がこの状態になったところで、この日の2本目のブリッジVが走り始めます。

 

深い眠りについていたこのブログを再開しようと決心するに至った、直接の原因になっている

「この日、2本目のブリッジV」です。

 

作りは簡単でした。

一言で説明できます。

「サキキンのブログ旅」です。

これまでの単独でも、幾度となく見て来た「ロケみつのパロディ」です。

 

ただ・・・パロディと自虐の角度が違いました。

今までとは大きく、まるで別モノの、ロケみつのパロディ。

 

いつものパロディの、親玉がなんだとか、ADがどうしたとか、1が出て資金没収だとか

そんなワードはこのVTRにはひとつも出てきません。

 

これまで、意識してやってこなかったのではとすら感じていた部分を逆手に取りました。

これまで稲垣さんが、トークネタでも唯一踏み込まなかった領域。

 

「当時のロケみつの一番の売りであった、リアリティーを見せる演出部分」

「視聴者が感情移入する、番組の最重要になる演出部分」

 

ここを、サキキンが妹として「あの頃のお姉ちゃんの名シーン」をいじったのです。

 

 

「お姉ちゃんがやっていたやつをやります」で始まって

目的地になる「伊勢神宮」と書かれたボードを持って

「ここへ行くんですかぁ~これは何て読むんですかぁ~。いいきおい?」

地域の人達へ「ここどこだかわかりますかぁ~」

「ここどこですかぁ~」

と、サキキンとして、当時の稲垣さんのモノマネをしていきます。

そして・・・

 

「って、お姉ちゃんやってたwwなにこれwダサっw」

 

つねにこのオチがつきます。

 

文字にすると大したことないですかね?

このくだりが最初にきたとき、この日イチの爆笑になりました。

これは大声出して笑いましたね。

 

その直後に

関西縦断のタイトルが流れました。

 

当時、ワクワクしながら毎週見ていた「あのルートが伸びる地図」が

当時の動きとBGMを背に、目的地の伊勢神宮まで線が機械音をたてて伸びていきます。

 

不覚にも鳥肌が立ちました。

座り直しました。

 

本気で熱くなって、これを見てたんだよって、思いました。

 

しかし、画面の中の素行不良のサキキンは、資金が無くなれば自分のタイミングで

サイコロタイムを決め込み、勝手にサイコロを振って資金を上乗せしていきます。

 

さらに湯水のごとく資金を使い

 

「お姉ちゃんはこれのどこがつらかったのwww」

 

と、かまします。

 

あげくにヤラセロケとして「車に乗り込んで移動」という

当時は全力で守られていた「やらせは一切ない」という部分を明確にパロディとして

うまい笑いに仕上げていました。

 

本人が、あのころの本人を自虐したモノマネをするという、圧倒的な面白さでした。

 

うなぎを食べたいと言い出し、資金サイコロをガンガン振ったあとに

食べたかったうなぎを食べるシーンでは

 

「(鼻をすすりながら)みなさんのコメントのおかげでぇ・・・こんなに美味しいぃ・・・

(鼻をすすりながら)本当にありがとうござい・・・

お姉ちゃん、こんな事言ってたよねwwww」

 

つねにディスリ口調で。

いちいち爆笑しました。

 

関西縦断の名シーンとがぶる部分も、VTRの中には多数ありました。

そこを本人が「素行不良の妹として、当時の自分のモノマネをし、ディスっていくネタ」です。

 

このVTRを見て「あったあった!」と大笑いしている自分と

あの時代を真剣に、この画面の中にいる稲垣早希を毎週出張先のホテルの一室で見ながら

「稲垣さん頑張れ!」と、一喜一憂していた自分が重なりました。

 

稲垣さんが、初めて自分の大切な始まりをネタにしました。

それを見て、僕らも一斉に爆笑しているモリエールの空間。

このVTRが面白かったと、長く見て来た濃すぎるほどの人達が終演後に口を揃えました。

このVTRは過去一番だったという人もいました。

 

僕も、今まで見た稲垣さんの単独のVTRでは、これが圧倒的に一番面白かったです。

面白かったというか、感覚的にはそういう次元ではないぐらいに。

 

うまく表現できないのですが、やっとロケみつの呪縛から解放されたのかなと思えました。

これは、稲垣さんだけではなく、僕らファンもです。

 

あのVTRを見て、ノスタルジックな気持ちにもなりつつも

あの頃の真剣だった時間を、稲垣さんと一緒に笑い飛ばせるぐらいの時間が流れたんだと

そう思えた最高のネタVTRでした。

 

この「サキキンの関西縦断のサイコロ旅」は、2本にわかれていました。

このブログでは、一気に2本分、まとめて書いています。

 

単独の進行上は

サキキンの関西縦断のサイコロ旅1

落語

サキキンの関西縦断のサイコロ旅2

となります。

 

僕ね、これは初めてなんですが、稲垣さんのネタが1本、記憶から飛んでいるんです。

それが、この関西縦断のVTRに挟まれた「落語」なんです。

 

内容が、最初から最後まで、ひとつも覚えてないのです。

稲垣さんのネタの内容が思い出せないなんて、こんなの初めてでした。

 

「落語」は、ブリッジVから明転すると、高座が設置されていて

カーディガンを羽織ったアスカの稲垣さんが高座に上がりました。

頭さげたら拍手しようと、舞台セットを見た瞬間に思ったので

僕の目の前で稲垣さんが正座で頭を下げたときに

誰よりも早く拍手を始めたところは記憶しています。

 

あと、なんらかしらのマクラ(噺に入る前の前フリ)を喋り終えたあとに

かなり良い間でカーディガンを後ろに脱ぎ置く落語家の動きの演出を入れてきていて

「このネタ、かなり練習してきたな(笑)」って思ったところだけは鮮明に映像として覚えています。

あとは、なんとなく「カミシモ(役の顔の向き)だけ気をつけて!」って

それぐらい思った記憶しかありません(笑)

 

でも、落語はこれだけ。

面白かったと言ってた人もいたし、所々で笑い声も聞こえていた感じでしたが

関西縦断のVTRの余韻で高まりすぎて、次のネタが一切頭に入ってこなかった(笑)

前のネタの余韻で次のネタを消されるって、僕は生まれて初めての経験でしたよ(笑)

 

実は、今回の単独のネタの中に「落語」があるんじゃないかと思っていたんです。

理由は前田さんがやったから。

 

ストイックな前田さんの落語ネタを稲垣さんは知ってたから

どこかで稲垣さんも落語をやる日が来るんじゃないかと、思っていたんです。

 

やることにした理由がこれかは、わかりませんけどね(笑)

なんとなく、稲垣さんもいつか落語をやるんじゃないかと、去年から思っていたので

この単独で来るかなぁと、そんな予想でした(笑)

落語をやるに至った経緯は違うかもしれませんが、結果あってたのに

そのネタの内容はひとつも覚えてないという(笑)

 

ところどころ、たけぷさんと終演後に答え合わせしながら教えてもらったのに

それでも思い出せないから、やっぱり抜け落ちてますね(笑)

 

落語、またどこかでやってください(笑)

 

で、落語ウケのブリッジVTRが、サキキンの関西縦断のサイコロ旅2で

このブリッジVTRが終わって、V明けで、次のゲスト石出奈々子さんとのコーナーです。

 

このコーナーは、詳細は割愛しますが、見せ方のうまい大喜利でした。

石出さんの圧勝www

というか、石出さんの大喜利力のレベルがかなり高くて拍手でした(笑)

R藤本さんとやり合っても善戦するんじゃないかというレベルでした。

ここでは格違いwww

 

この次のブリッジVTRは

「アンビリーバボのパロディ」

これも面白かったです。

 

ネタとしてのブリッジVTRはここまでになるのですが、どのVTRもひどい間延び感はなかったので

その後のネタもスムーズに入れて、全体的にブリッジVTRが面白かったことが

今回の単独が成功した要因かなぁと思います。

 

この次のネタが、ネタとしてはラストで

「ミュージカル調の黒い女キャラもの」でしたw

 

いつもの感じの「黒い女系」のネタなのですが

突然何度も歌い出すミュージカル調のネタになっていたので、これは構成勝ちでした(笑)

 

ねずみ講のお姉さんやキャバ嬢など、過去の単独での黒い女系は色々見て来ましたが

突然頭のおかしい黒い女が歌い出すネタって、面白いんですねw

内容はハッキリ言ってむちゃくちゃなんですが、これはネタがうまかったですw

このネタも笑いましたw

 

この後は、NGKの単独でもやった「生ピアノ」です。

今回の課題曲は「魂のルフラン」でした。

その練習風景のVTRが、今回の単独の最後のブリッジVTRでした。

 

そして、VTR明けに電子ピアノが用意されて、生演奏です。

結果は3回ミスという、なんとも言えない結果で、稲垣さんらしい終幕でした(笑)

 

 

この単独を振り返ると、大きな見どころは2つでした。

 

1つは、サキキンの関西縦断のサイコロ旅のVTR。

もう1つは、会場の空気です。

 

終盤を振り返ると、ミュージカルネタあたりまで来ると、もう会場の空気がいいんですよ。

笑える環境になってるんです。

もう、あの時間帯は稲垣さんに圧倒的に有利な空気でした。

 

なんだそんな空気だったのかよ、それって連られ笑いじゃんって思われるかもしれませんが

そもそも今までの単独で、そんな圧倒的に稲垣さんに有利な空気になった記憶がありますか?

桜時代は別ですよ(笑)

ピンの単独として、ですよ。

 

ここなんですよ。

今回の稲垣さんが一番良かったところは。

 

稲垣さん自身が、最初から最後までホームの良い空気を作り続けていたんです。

ネタ一本のデキは、温かい空気に助けられた部分もたくさんあったかもしれません。

 

でも、VTRもトークも、稲垣さんが自分でネタをウケやすい空気にしていたんです。

こんなこと、ありましたか?(笑)

 

長く長く書いて来ましたが、そういう話なんです。

これが結論です。

 

 

大袈裟な表現で書くならば

「ロケみつの聖域だった部分をいじり倒すVTRを用意して」

「当日の舞台上では、最初から最後まで自分自身で会場の空気を作りきった」

 

僕は稲垣さんのこんな単独は、初めて見ました。

心から拍手しました。

 

単純に、面白かったから。

 

 

満席のモリエール。

今回の単独は、満足した人のほうが多かったのではないかと思っています。

 

稲垣さんが用意したネタは新しかった。

稲垣さんが用意したVTRは懐かしかった。

稲垣さんの今を感じられる単独だった。

稲垣さんと共有した熱い時間を思い出す単独だった。

 

最近ファンになった人も

長年ファンをやってる人も

思い思いの視点で見られた舞台だったと思います。

 

構成力が高い、気持ちの良い舞台でした。

 

今回の単独、僕は大きな拍手を送ります。

 

 

 

このブログのパスワードが

inagakisandaisuki1227

だったことも自力で思い出せたから、今回の単独の事もいつか忘れたとしても

またどこかでふいに思い出すだろうなと、そう思えました。

 

モリエールが満席でしたね!

あれほどぎっしり満席になってるのを見た記憶がありません!

すごいなぁと思って前を向いたとき、元気よく「アスカではない稲垣さん」が出てきました(笑)

向さん、傘刺さってましたね(大笑)

 

暑かった2011年の7月13日。

一生忘れられない日。

 

稲垣さんのファンだということは、これから誰を好きになったとしても変わらないので。

あのときと同じ気持ちになったから、ブログでも書くかと思い立ちました。

 

 

では、たぶんまたしばらく放置で(笑)