違う次元の人 | Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

あこがれの花の都パリ、フランスの優雅な生活~~と現実は大違い。
8年のパリ生活で、穏やかだった私は怒りマンボーへ変身し、お馬鹿で自己チューなフランス人に怒り狂う毎日。
きらびやかなフランスのダークな面々をまきちらす、怒れるフランス愚痴日記です。

去年のプロジェクトで、ロジスティクス部門のマネージャーのステファンは、見るからに仕事ができる!って感じ。

私たちと一緒に日本にきて、「さっき羽田についた」とスーツケースもってやってきて、プロジェクトのコンサルタントたちにプロジェクトの進み具合の報告を受けながら、ルーマニアにいるコンサルタントからの電話にも出ている。

 

一度ランチの時、ステファンが

「今離婚裁判中で」

といったので皆びっくり!

「え??どうして?」と思わず聞いた人もいましたが、ステファンは具体的な理由は話したがりませんでした。

 

でも数日後にふと、

「僕はさ、こうやって世界中どこにでも出張にいくし、行ったこともない町のどこどこのクライアント先に行けと言われたら、そこの住所調べてホテル予約して、自分で航空券予約して、空港からホテルへのタクシー抑えてさ、どこの国でもできるんだよね。

でもうちの奥さん、英語ゼロだし、外国の空港についたら、出口がEXITってことすらもわからない。出口はどこ!?ってあたふたしちゃうんだよね。すごい違い。何から何まで違うんだよね」

と。

 

もちろん、それが離婚理由じゃないとは思うけれど、なんかめちゃわかる気がしました。

 

私は一日バタバタ忙しくて、息子の宿題見ながらパスタ湯でながら、野菜とハムを切りながら、30秒あいたら私の爪切ってます。

 

ところが旦那は・・・私がお昼ご飯の用意してくれる?ってお願いしたら・・・

なんとデカイ鍋に水いれて、それに火をつけて、鍋の前でお湯が沸くのをずっと待ってたんです・・・・

湯沸かし使ってよ。

その間に野菜切ってよ。

その間に明日のが息子の学校の用意してよ。

 

なんか鍋いっぱいの水の前で、お湯が沸くのをぼーっと待ってる人を見てると、同じ家どころか、同じ星に住んでいないような?

家族というよりは、同じ人間ですらないような?

 

感じです。