孤独死された方が、実は | Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

あこがれの花の都パリ、フランスの優雅な生活~~と現実は大違い。
8年のパリ生活で、穏やかだった私は怒りマンボーへ変身し、お馬鹿で自己チューなフランス人に怒り狂う毎日。
きらびやかなフランスのダークな面々をまきちらす、怒れるフランス愚痴日記です。

うちのアパルトマンのとってもエレガントな70代のマダムがいらっしゃいました。

時々立ち話しても、なんかエレガントな感じで。

 

でも去年コロナの時期から、ロックダウンで外に出ることもなくなり、おひとり暮らしでいらっしゃったので、痴呆がすすまれたようでした。

話しかけても「そうね」と一言で去って行かれて、自分の母を見ているようで・・・。

 

このマダム、今年7月くらいから見掛けしないと思ったら孤独死されていました😭

 

ご近所さん皆が、アパルトマン管理会社や区役所などに

「近所のマダムと連絡がとれない」

「病気みたいだからだれか援助を!」

「異臭がするから何かあったに違いない」

と何度も何度も訴えたのに、そこは役所仕事。

2か月以上放置され、発見された時には・・・でした。

最後には警察と消防が来て、窓を割ってはいったそうです。

 

フランスで孤独死、家族も引き取り手もなしなんておかわいそう😱😱

 

私もいつかフランスで・・・孤独死するなんて嫌だわ・・・ってかなり暗く悲しい気持ちでした。

 

そしてしばらくしてわかったのですが、もっとびっくりしたのが・・・

実は亡くなられたご近所のマダムが、ベトナム王国最後の皇帝の王妃様だったことが判明😳😳

 

ベトナム王国最後の皇帝は、フランス人の最後の妻であるこのマダムを連れてフランスへ亡命し、その後亡くなられたそうです。

その後残された奥様は、一人ここのアパルトマンにお住まいだったそうです。

ネットで調べたら写真がいっぱい出てきて。

ああああああああ!あのマダム!ほんとだ!

 

王妃様ですら孤独死しなさるのだったら、私がどこの国で孤独死してもおかしくないわよね😫😫😭 という心境になりましただ。

 

心からご冥福をお祈りします。