走りながら考えるフランス人? | Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

あこがれの花の都パリ、フランスの優雅な生活~~と現実は大違い。
8年のパリ生活で、穏やかだった私は怒りマンボーへ変身し、お馬鹿で自己チューなフランス人に怒り狂う毎日。
きらびやかなフランスのダークな面々をまきちらす、怒れるフランス愚痴日記です。

アイコンママブロネタ「お仕事」からの投稿


いろんな国の文化や考え方の違いを表す言葉がある。
その中に、
「イギリス人は歩きながら考え,フランス人は走りながら考え,スペインは走った後で考える」
というものがあった。

確かにイギリス人はスロースターター。そんな決断をあせらない感じがするし、すばやく行動という感じもしない。スペイン人やイタリア人は、だだーーっとやってしまってから、それがよかったかどうか考えるっていうのは、本当!一昨年イタリア人とたくさんお仕事したけれど、そんな感じだった。
でもスペイン人やイタリア人には、後で「あーー間違ってた!ごめんごめん!わっはっは!」という明るさがあると思う。
あんなに陽気に謝られたら、まぁいいよって言ってしまう。南欧の人はいたってちゃらんぽらんで、陽気。

フランス人は走りながら考えるというのもなんだか納得。
プロジェクトのやり方が、きちんと決まってからはじめるんじゃなくて、決まってなくてもGO!
だからスタートは結構早いけど、後戻りもあるし。
そして後戻りや大きな修正がはいっちゃった時、「誰が始めろと言ったんだ」「誰が最初に間違ってたんだ」とたたき先を探す。
すぐに、自分じゃないっていうことを証明できないと、もたもたしていたら私のせいにされちゃう。

今回、プロジェクトの終わりになって、なんか後戻りがいくつも発生している。修正っていうか、最初から決まってなかったのに作っちゃって、今頃になって「これ違うんじゃない?」と。

私が、誰もOKって言ってないのにはじめちゃったんだよ、って指摘すると、
「日本人は、考えまくってから走るだろう。だから時間がかかるんだよ。何もかも詳細が決まるまで待ってたら、何も始まらない!」と何度か言われた。
うーーん、フランス人の日本のイメージってそういうもんだったのか。

ちなみに今のクライアントは日本企業なんだけど、工場のコード番号ひとつ決めるのに、1ヶ月も本社から返事がない。
やっと承認が降りたという英語のメールがきたので、そのながーーーいメールの下の方を見ると、本社の日本人社員の間で、日本語でたくさんの人に承認されていってるのがわかる。
その間に、「このコードは必要なのか」「このコードは既存のコードとあっていうのか」みたいな質問のやりとりもあって、長い長い。

やっぱり、日本は考えまくってから走る国だなぁと思う。